「イカの大葉炒め」簡単にパパッと作れる!本格中華おつまみ

コクハク編集部
更新日:2022-08-16 06:00
投稿日:2022-08-16 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝浦の「中國飯店 倶楽湾」の胡 建軍さんに、濃厚な甘味と爽やかな風味の「イカの大葉炒め」のレシピを教えていただきました。

シーフードミックスでも大丈夫

 イカの濃厚な甘味と爽やかな大葉の香りを楽しみ、酒でグビッと流します。

「大葉は、日本では身近な食材ですが、実は中国では一般的ではありません。お刺し身に添えられるのは殺菌のためだとも聞きますが、魚介と一緒に炒めるとおいしいですよね」

 大葉は最後に炒めて、火を通しすぎず、香りをしっかり出すのがコツです。

「ペースト状にしたものを絡めてもいいです。イカはさばくのが大変でしたら、冷凍のものでいいですし、シーフードミックスでも代用できます」

 大葉も冷凍ができるから、常備しておけば簡単にパパッと作れるつまみです。胡料理長は上海出身だから、海鮮類がもともと好きなんだそう。

「昔は貧しかったから、海鮮はお祝いのときだけでした。日本に来て食べた天丼は、私の好きな海鮮に、これまた私の好きな甘辛いタレが絡められ、絶品だと思いました」

 素材は日本のほうがいいそうです。

【材料】

・イカ 2はい
・大葉 20枚
・砂糖 小さじ2分の1
・塩小さじ2分の12回
・酒 小さじ2
・水溶き片栗粉 少々
・油 適量
・チキンスープ(水でもOK) 小さじ2

【レシピ】

(1)イカの内臓を取り除き、皮をむいて食べやすい大きさに切る。身は水でしっかり洗い、水気をキッチンペーパーで取る。

(2)イカを塩、酒と水溶き片栗粉で和える。

(3)沸騰したお湯でイカを軽く湯引く。

(4)フライパンに油をひき、湯引きしたイカを炒め、チキンスープを入れて、砂糖、塩で味付け。最後にみじん切りにした大葉を入れ、さっと火を通して完成。

本日のダンツマ達人…胡 建軍さん

▽胡 建軍(こ・けんぐん)
 中国・上海出身。10年間、上海グランドハイアットの料理長を務め、2012年に中國飯店に入社。潮夢来店の料理長を経て、現在は倶楽湾店料理長。

▽中國飯店 倶楽湾(ちゅうごくはんてん くらわん)
 中國飯店の倶楽湾店はフランス租界時代の上海をイメージした店。一流シェフを現地から招き、本場の上海料理を租界時代に思いを馳せながら食事ができる。中國飯店では初めてのパティシエ常駐の店。

 東京都港区芝浦3-11-4

(日刊ゲンダイ2020年6月11日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「マーラーピータン」モチモチのピータンにピリ辛ダレが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
シンプルな「ブロッコリー卵サラダ」 他店シェフも太鼓判!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...