「暗殺者のパスタ」はお出汁が飛ぶけど激旨 2023.1.5(木)

コクハク編集部
更新日:2023-01-12 17:37
投稿日:2023-01-05 06:00
 運動不足改善&腰痛対策で縄跳びを始めたのですが(80回も飛べば息ゼェゼェ)、飛び終わると「腹が、減った……!」(byゴローさん)。
 んー、がっつり食らいたい!

炭水化物まみれで背徳感たっぷり!

 食欲全開モードの時は、背徳感たっぷりの炭水化物に限りますよね。というわけで、昨年末ごろから本格的にバズり始めた「暗殺者のパスタ」をチョイス!

 主な材料はパスタ、トマトピューレ(裏ごししたトマトを煮詰めて作るドロドロ状の濃厚なやつ)、唐辛子、ニンニク、そしてオリーブ油。

 殺されるぐらい激辛で血(真っ赤)の色に似たパスタってことで「Spaghetti all'assasina(暗殺者のパスタ)」と名づけられたようです。

 でもって、おどろおどろしいネーミングがまたそそられます。炭水化物まみれだし(笑)。

パスタにわざわざ焦げ目をつけるのがミソ

 シンプルな食材以上に特徴的で風変わりなのが、作り方。パスタは茹でずに生のままフライパンに加え、焦げ目がついたら、トマトのお出汁を少しずつ加え、味を入れていくというもの。

 もともとはイタリア・プーリア州発祥の郷土料理ですが、日本在住イタリア人・Marco(マルコ)さんのYouTube『きょう何たべよ/Marco Macri』で紹介されたのを機にバズっており、マルコさんいわく、本国でトレンドの一皿だとか。

 マルコさんのレシピを参考にさせていただきながら、常備している(干してストックしておいた)干しきのこと、最近ハマっている「Violife(ビオライフ)」のチーズ(ココナッツオイルを使用した植物生まれのチーズ、乳製品ではないのよ)を投入するなど、ちょいとアレンジして作ってみました。

「暗殺者のパスタ」を作ってみよう

【材料】
・パスタ(スパゲッティーニ) 120g
・トマトピューレ 100g
・オリーブ油 30g
・赤唐辛子、ニンニク 各適量
・干しきのこ(エリンギ)、チーズ、黒コショウ それぞれお好みで

《トマトのお出汁》
・水 1.2L
・塩 5g
・トマトペースト 50g

【作り方】

1. ニンニクは好みのサイズ、唐辛子は小口切りにそれぞれ切っておく。

2. トマトのお出汁を作る。鍋に水を入れ、火にかけて沸騰したらトマトペーストと塩を入れて混ぜ合わせ、さらに軽く温めておく。

3. フライパンにオリーブ油、ニンニク、唐辛子を入れ、油に香りがつくように弱火で熱する(写真A)

4. 一度火を止め、トマトピューレを加えたら、中火で混ぜ合わせる。ニンニクは焦げて苦みが出る前に取り出し、小皿に移してステイ。

5. 手で二等分にしたパスタを並べるように入れ、じっと待つ(写真B)

6. パスタに焦げ目がついたら裏返しにし(写真C)、2のお出汁を少しずつ加える。干したエリンギを入れる(写真D)

7. お出汁がなくなったら、様子を見ながら少しずつ加える。アルデンテになるまで繰り返す(写真E)

8. パスタがお出汁を吸い切り、チリチリと音が鳴り始めたら、火を止めて器に盛る。お好みでニンニクを戻し、チーズと黒コショウをトッピングしてできあがり。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


誰が作っても失敗しない!「棒々鶏」は簡単&作り置き向き
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
「豆腐と玉ねぎのからし和え」自家製からしドレッシングで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
「厚切りベーコンの酒粕漬け」あぶった香りだけでも飲める!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「マカポテサラダ」銀座の女性への心配りが込められた一品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
天日干しで甘さを引き出す「大根の醤油漬け」のひと手間
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
「チーズのカリカリ焼き」じっくり弱火でチーズを焼くだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
「ウナギと卵のオープンサンド」ふわとろでボリューム満点!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
これは反則ワザ!「ウニじゃがバター」でねっとり感を堪能
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のダイニングバー「麦酒屋るぷりん」の海...
【豆苗まるごと豚バラ鍋】ごま油はひと工夫で香味アップ!
 鍋のシーズン真っ盛り。市販の鍋スープもいいですが、いつも同じ味でちょっと飽きたなぁというときにおすすめの鍋を紹介します...
ぐっち夫婦 2020-02-13 15:20 フード
「キウイのカツレツ」キウイの“皮”が食感のアクセントになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「ニンジンとレーズンのクミン風味」シンプルな素材と香り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
「ミニトマトのナムル」漬けダレがトマトの甘味を引き立てる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
スイーツ系おつまみ「黒豆クリームチーズ」で正月の箸休め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
「とこぶしの唐揚げ」間接的に火を入れてうま味を逃がさない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
「大人のオムライス」鶏肉の中に焼き飯をたっぷり詰めて
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「アミエビキムチ」うま味を引き出すのはひとつまみの砂糖
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...