「夜もガンガン励みます」恋人を自分色に染めたい50男の野望

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-01-21 06:00
投稿日:2023-01-21 06:00

夜の生活だってガンガン励む!

 そして交際当初に、お互いの価値観を尊重しあって心地よい関係を築こうと美幸さんと話し合いをしたことについて、ヒトシさんは「それはそれ、これはこれ」と話します。

「大事な局面では、美幸の考えを尊重する覚悟はありますよ。でも、日常生活では美幸の価値観をぶっ壊して、俺の好きなものをもっと理解してもらわなくちゃ。

 だってこれからずっと一緒にいるんだとしたら、相手が好きなものとか相手の日常生活にあるものとかを共有していかないと続かなくないですか?

 夜の生活だって、そうでしょう? 回数を重ねないと良くなっていかないと思うし、もっとガンガン励んで、俺もまだまだ現役でいないといけないよなって張り切っています。

無理強いのワケがない!

 え? それが無理強いだと捉えられてしまうんじゃないかって?

 そうかもしれないですけど、これを無理強いだと思ってしまう価値観ごと俺はぶっ壊していきたいですね。だって悪いことを勧めているわけではないですし、俺がおいしいと思うものや楽しいと思うことを一緒にやりたいだけですよ?

 もうちょっと時間がかかるかもしれないけれど、俺は必ず美幸の価値観をぶっ壊して『あなたと出会って幸せ』って言わせてみせますよ」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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