生身のペニスで円熟SEX…美熟女が気づいた本当の幸福 #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-01-27 06:00
投稿日:2023-01-27 06:00

もっと欲しい! 残酷な自分の本音

――もっと欲しい。もっと……もっと!

 夫とはアダルトグッズでしか同じ行為が叶いません。

 先ほども言いましたが、ペニスを模した玩具には、『人間の温もり』がありません。こう言っては語弊がありますが、所詮、道具でしかないのです。

 それが、生身のペニスを受け入れることで、はっきりと分かった。残酷な言い方ですが、これが私の本音です。

 もちろん、セックスは体だけではありません。心のつながりがあり、互いの愛情や信頼関係があってこそ、肉体の悦びがあるのですが……女も動物なのだと知らしめられた瞬間でした」

円熟した大人のセックスに溺れる

――続けてください。

「私たちは会えなかった二十年以上もの月日を埋めるかのように、激しく抱き合いました。若かったころとは違う、円熟した大人のセックス……という感じでしょうか。

 Rさんの腰の振りに合わせて、私も体の角度を変えたり、ぶるんと揺れる乳房を自らの手で揉みしめたり、若いときには決してしなかった大胆な行為もしましたね。

――すごいよ。どんどん締まってくる。

 Rさんの言葉に、私の体がさらに燃え上がります。

――ああ、そこ……いいところに当たってるッ!

――もっと、いやらしい声を出してくれ。

――イヤ……恥ずかしい……。

 彼は私のひざ裏を抱えて、より激しく胴突きを浴びせてきたんです。

 ズブッ、ズブズブ……ッ!!

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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