「焼きなすとアボカドのタルタル」夏バテ防止にも効果アリ

コクハク編集部
更新日:2020-05-08 13:45
投稿日:2019-05-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アンジェリーナ」鈴木宗之さんに、暑い日にピッタリな「焼きなすとアボカドのタルタル」のレシピを教えていただきました。

そのまま食べても混ぜても2度おいしい

 白を基調とし、一角がガラス窓で開放された店内は清潔感が漂います。モンブランが有名ですが、実は本格フレンチから手頃なランチまで“主食”もファンが多い名店です。

 20歳からフレンチ一筋の鈴木シェフは、「本店のフランス料理をベースにしながら、日本人好みの素材や味付けを意識したメニューを考案している」とのこと。今日教えていただいたのもオリジナルメニューです。

「盛り付けはフレンチ。食材は、どこにでもある日本の家庭の食材を使いました」

「焼きなすとアボカドのタルタル」は、夏野菜のなすとビタミン豊富なアボカドを使った夏バテ防止にもうれしい逸品です。ヒンヤリと味付けはしっかりついているので、さっぱりした白ワインがよく合います。ツマミは個別でも、混ぜてもおいしい。2度楽しめるのがポイントです。

「盛り付けはおわんにラップを敷いて形を取るとキレイです」と鈴木シェフ。見た目も美しい簡単フレンチをぜひご自宅で。

【材料】

・なす 1本
・アボカド 2分の1個
・マヨネーズ 小さじ1
・レモン汁 小さじ2分の1
・玉ねぎ 5~10グラム
・タバスコ 2滴
・醤油 適量(ティースプーン2分の1)
・こしょう 適量(2振り)
・ゆかり(ふりかけ) 適量(お好みで)

【レシピ】

1. なすの皮をピーラーで縦半分むいて、魚焼きのグリルで表面が真っ黒になるまで焼く。
2. 1を氷水に入れて、残った皮をむく。ペーパーに包んで水分を切り、1センチ程度の角切りにする。
3. 2に醤油、こしょう、ゆかりをかけて和える。
4. 1でむいたなすの皮は油でサッと揚げる。
5. アボカドを1センチ程度の角切りにし、みじん切りにした玉ねぎとマヨネーズ、レモン汁、タバスコを入れて和える。
6. 3と5を皿に盛り付けて、4のなすの皮を飾り付ける。

本日のダンツマ達人…鈴木宗之さん

▽すずき・むねゆき
 1974年8月生まれ。15歳でコックの世界に入り、20歳の時に東京・丸の内ホテルに入社。03年から1年間、フランスのレストラン(1つ星、2つ星)で修業したのち、都内のレストランを経て現職。

▼サロン・ド・テ アンジェリーナ
 1903年創業のパリ老舗サロン「ANGELINA(アンジェリーナ)」の日本第1号直営店。本店はシャネルの創業者、ココ・シャネルや作家のマルセル・プルーストらの著名人や社交界、パリの貴族に人気。名物の「モンブラン」は、マロンペーストをパリから直輸入している。1984年プランタン銀座(現マロニエゲート銀座2&3)に登場した。銀座店は、1階にケーキショップ、2階にサロンを展開し、本格的なフレンチ料理を味わえる。
東京都中央区銀座3―2―1マロニエゲート銀座2 2F

(日刊ゲンダイ2018年6月26日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「牧場の朝×Kiri」で簡単レアチーが! 2021.7.26(月)
 TikTokで流行中の「ヨーグルトレアチーズケーキ」に挑戦してみました! ヨーグルトの中にチーズを入れて混ぜるだけなの...
スーパーで買える食材で作れる「鰻カリー」 日本酒とともに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶ...
「チキンキーマ」フルーティーな甘さの燗酒でカレーが進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶ...
「お手軽ビンダルー」お好みでパクチーやクラッカーを添えて
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶ...
花山椒が香る「牡蠣のアチャール」燗酒との“危険なカップル”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶ...
「生姜のアチャールっぽいもの」をかけていただく冷ややっこ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶ...
ジップロックを使って蒸す「鶏もも肉とニラのスタミナ蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
ピリ辛ネバネ~バ!絶品のオクラキムチ 2021.7.18(日)
 一年中手に入るオクラですが、旬は夏。それはもう別格ですよね。大きいのに硬くなく、張りやつやもしっかりあって。種類もスー...
夏野菜たっぷり「中国風冷ややっこ」 食欲減退気味な時にも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「ナスと豚ひき肉の甘味噌炒め」白ご飯にのせても美味しい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「スルメイカの香り揚げ」紹興酒と醤油で味と香りが引き立つ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「エビとトウモロコシの春巻き」旬の素材の味を引き出して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Ga...
「納豆工房 せんだい屋」で納豆愛に溺れる 2021.7.9(金)
 納豆が好きです。かれこれ3年くらい毎朝納豆を食べています。たいていの不調は納豆を食べておけば何とかなる! と思っていま...
「京漬物のカプレーゼ風」かぶ&モッツァレラの絶妙コラボ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
目玉焼きが簡単に驚くほどおいしくなる魔法!2021.7.8(木)
 目玉焼き。それは卵を割って焼くだけという実にシンプルなお料理ですが、何個、何十個、何百個、何万個(!)と焼いても「これ...
「つぶ貝 酒盗和え」スーパーのつぶ貝にひと手間加えるだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...