超絶コスパのランブルスコ!ワイン愛飲者の楽園「ジュピター」で見っけ♡

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-02-22 06:00
投稿日:2023-02-22 06:00

春のフルーツで好きなものは…?

 暦の上ではもう春♪ そんな季節のフルーツで好きなものは何ですか?

「……イチゴ(苺)♡」と答える方、多いのではないでしょうか♪ シンデレラ・ストーリーの米映画「プリティ・ウーマン」(1990年)にも登場したように「イチゴ×シャンパン」のペアリングはテッパンですが、そうは言ってもシャンパンはお高いので、なかなか気軽には買えません(泣)。

 ですが!

 シャンパン(フランスのシャンパーニュ地方で確立された最も手間隙かかる「伝統的製法」で造られたスパークリングワイン)ではなくとも、同じように華やかで、かつお手頃価格なのに超絶おいしい&イチゴに合う「泡」があるんです!!

ワイン愛飲者の楽園「ジュピター」でゲット

 そんなコスパ最強ワインが売られているのが、全国各地に店舗がある「Jupiter(ジュピター)」

 コーヒーやチーズ、お菓子からパスタソースまで多岐にわたる輸入食品を取り扱っていますが、ワインの品揃えもかなり豊富なんですよ!

 私もしょっちゅう足を運び、お世話になっているのですが、なぜかって? 直輸入されているので、笑えるくらい安価で良質なワインが買える上に、頻繁にワインの激安セールが行われるんです♪

「Jupiter」はワインラバーズにとって、まさに楽園……。今回ご紹介する『ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ』も、私がゲットした日の価格は、なんと税込み990円!!(驚)

 こちらはイタリアの「ランブルスコ種」という黒ブドウ品種で造られた微発泡の甘口赤ワインですが、「赤ワインなのに泡!」ってのが、また特別感あってポイント高くないですか??

ランブルスコってなあに?

 ちなみに、店の直輸入商品である以前になぜこんなにお安く買えるのかといいますと……その秘密は、ランブルスコだから。

 ランブルスコ種はブドウ樹にたくさんの実がなるので「多収穫」ができ、さらに醸造過程において、樽ではなく温度管理しやすいステンレスタンクを使うので、樽に比べて手間がかからないぶん「大量生産」も可能なのです。

 甘口のランブルスコは、ブドウの糖分がすべてアルコールに変わる前に発酵を止めて造るので、ブドウの天然の糖分がそのまま残り、アルコール低めの甘口ワインになります。

 辛口のランブルスコもありますが、甘口の場合はワインボトルのラベル(エチケット)に、甘口を意味する「AMABILE(アマービレ)」や「DOLCE(ドルチェ)」と記載されていますので、チェックしてみてください。

イチゴと抜群に合う理由

 グラスに注ぐと、濃いめのダークチェリー色。シュワシュワと穏やかに気泡が立ちあがり、甘く熟した赤いベリー系果実や巨峰の香り、そしてサクランボのようなチャーミングな香りも……♡

 ひとくち口に含んだ瞬間から、フレッシュな気泡とともに華やかでジューシーな甘いフレーバーが広がります。

 タンニンは感じず、優しい酸味。ワインだけでもデザート感覚で十分楽しめるくらいの贅沢な果実感です。このベリー系の果実味が、同調効果によって、イチゴの酸味や甘味と抜群にマッチするんですね♪

 イチゴのジューシーな甘みがより際立ち、ワインとのペアリングによって双方の甘酸っぱさも心地よく感じられます。

ランブルスコは炭酸が抜けてもおいしい

 そうそう。ランブルスコは炭酸が抜けてもおいしく飲めますので、開栓後、飲みきれなくても、ふたたび蓋をして冷蔵庫に入れておけば、2~3日は楽しめますよ。

 旬のイチゴをつまみながらランブルスコを一口、もう一口といただいていると、あっという間にグラスが空いちゃうこと間違いありません♪(笑)


 ※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります。

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


これぞツマミ!ハイボールが飲みたくなる「ラー油きゅうり」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」店主・間口一...
「旨キャベツ炒め」新鮮なモツと赤ウインナーの懐かしい味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
イタリアンおつまみ「ゴーヤのアンチョビマリネ ユッケ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木ヒルズにあるイタリアン「オッジ・ダル...
2020-07-15 06:02 フード
20分で完成 うま味とコクたっぷり「鳥ひき肉と豆のカレー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食店「かこい亭」の栫山賢一さんに、...
ひき肉とキャベツと混ぜて焼くだけ「紅ショウガハンバーグ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・大井町にあるテキーラバー「Gatito」の...
6時間待てばプロの味 「アユのコンフィ」は暇な土日の午後に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神田のビストロ「関山米穀店」のオーナーシェ...
発酵食品を組み合わせ キムチとチーズで「キムチーズサンド」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」店主・間口一...
彩り野菜と「鶏の白ワイン蒸し」スープは締めの一杯に最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...
いろいろ使える自家製「そば味噌」 夏の燗酒には最高の相棒
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
「厚揚げの麻婆豆腐」揚げにしみ込んだピリ辛がたまらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
「さば缶のリエット」バターと混ぜて冷蔵庫で冷やすだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
締めに食べたい「〆鯖サンドイッチ」 わさびバターで洋風に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さん...
外出自粛で体重が…ヘルシーだけどおいしいスープで調整!
 外出自粛中に運動がなかなかできず、体重が増えて気になる……という方も多いのではないでしょうか? 私たちもみなさんと同じ...
ぐっち夫婦 2020-07-31 11:31 フード
「サーモンのタルタル、グリビッシュソース」中華風の味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
ガラス小鉢で涼しげに…「夏野菜のジュレ」で暑さを忘れる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
週末に挑戦したいお店の味「甘鯛とジャガイモの包み焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...