台湾人が目指す屋台!地元で愛される夜市『寧夏夜市』に潜入

更新日:2024-03-07 18:25
投稿日:2023-03-18 06:00

プリプリの牡蠣が絶品のおいしさ

 次に向かったのはプリプリの牡蠣が堪能できるお店『雞蛋蚵仔煎(ジーダンフーザイチェン)』

 実は台湾人は日本人に負けず劣らず牡蠣が大好きなようで、夜市でも至るところで牡蠣オムレツや牡蠣ソーメンなどが売られています。

 寧夏夜市を少々はみ出た横道に店を構える雞蛋蚵仔煎は、地元でも有名なおいしい牡蠣が堪能できるお店なんだとか。

 今回オーダーしたのは「蒜泥蚵(サンニークォー)」という、茹でた牡蠣に醤油ベースのソースと生姜がきいた一皿。

 小ぶりですが、身の引き締まった牡蠣がごろごろ入って、お値段なんと170元。日本円にすると約750円ほどで、ハリのあるジューシーな牡蠣がたくさん食べられるのは嬉しいですね!

 しっかりと調理された牡蠣からは濃密な匂いがして、食べる前から楽しみが止まりません! ふわふわとした牡蠣の身から、旨みがじわっと口いっぱいに広がり至福の味わいを堪能できます。

 寧夏夜市へ来たら蒜泥蚵は、絶対に押さえておきたい一品ですね!

噂のふわふわの台湾ケーキ

 次に向かったのは『旺來蛋糕(ワンライダンガオ)』という台湾ケーキのお店。日本でも台湾カステラがコンビニで買えるなど、台湾スイーツ人気が出ていますが、寧夏夜市にもおいしいお店があります。

 旺來蛋糕の台湾カステラにはフルーツカステラ、クリーム入りボストンパイ、ピーナッツパイなど、たくさんの種類があります。

 看板メニューは「戚風蛋糕(シーフォンダアンガオ)」(大120元・約530円、小60元・約260円)という、プレーン味の台湾風シフォンケーキ。

 赤ちゃんのもち肌のようなふわふわとしたシフォンケーキは、包丁で切りにくいほどの柔らかさ。でも不思議なことに、かじった時の食感は結構しっかりとした歯応えがあります。

 ほんのりとした甘さが口いっぱいに広がり、思わずほっぺが落ちそうです!

 おいしさが止まらない寧夏夜市には他にも山ほどの美食で溢れかえっています。

 海外からのお客様向けの士林夜市には、デカすぎる食べ物やカラフルなものなど、観光客向けの商品がたくさんありますが、寧夏夜市は地元民向け。現地の人が晩ご飯に買う、「本当にうまいもの」が買える夜市です。

 みなさんも台湾へご旅行の際は、是非台湾人に愛される寧夏夜市にいらしてみてはいかがでしょうか?

(取材・文=田崎麻衣/キジカク)

たざき・まい▽1996年生まれ、京都府出身。大学卒業後、保険外交員として就職したが、編集プロダクションに転職・独立を果たした。コスメや美容が大好きで、YouTubeを参考に自分で比較してみるのが最近の楽しみ。またファッションにも興味があり、Instagramなどを参考にして研究中。いつか自分のブランドを作りたいという夢がある。渡韓歴6回、台湾在住経験あり。

関連キーワード

フード 新着一覧


純喫茶かさごで出合った「壺漬けピザ」 2021.5.14(金)
 ハイボールの名店としておなじみといえば、東京・銀座7丁目にある「ロックフィッシュ」です。緊急事態宣言の発令に伴い、東京...
「栃尾油揚げの納豆・キムチ挟み焼」空腹も満たせるおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代々木上原の「手打ち蕎麦と和食 楽」の長...
夢の競演!「子持ちししゃもとフルーツトマトのアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代々木上原の「手打ち蕎麦と和食 楽」の長...
「ひじきと豆腐の山椒炒め」スパイシーな味わいがたまらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代々木上原の「手打ち蕎麦と和食 楽」の長...
香りや食感まで美味しい「焼き長芋の酒盗、ホタルイカのせ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・六本木の日本料理店「器ながや」の北田昌利...
無印良品で始める“ぬか漬け生活” 2021.4.30(金)
 子どものころは苦手だったけど、大人になると好きになる――。ぬか漬けはその代表的な食べ物ではないでしょうか。友人に勧めら...
「筍木の芽焼き」水煮のタケノコにタレで香ばしさをプラス
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・六本木の日本料理店「器ながや」の北田昌利...
「白魚と根三つ葉の卵締め」出汁さえ丁寧に取れば3分で完成
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・六本木の日本料理店「器ながや」の北田昌利...
「イワシのかば焼きサラダ仕立て」ご飯にのせれば最高の丼に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・六本木の日本料理店「器ながや」の北田昌利...
「空豆のチーズ寄せ」市販のプロセスチーズをチンして巻く!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・六本木の日本料理店「器ながや」の北田昌利...
今度は「ペヤングW獄激辛」を食べてみた 2021.4.25(日)
 また、まるか食品さんがやってくれました。激辛シリーズ第3弾は、2020年2月に登場した「ペヤング 獄激辛やきそば」と2...
ビールのおつまみに最高!「肉ジャガのスパイシーコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の割烹「銘酒処 木曽路」の丸山陽三さ...
赤味噌とバターの絶品コラボ料理「鶏ジャガのバター味噌煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の割烹「銘酒処 木曽路」の丸山陽三さ...
「サワラと季節野菜のみぞれあん」野菜は生のままでOK!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の割烹「銘酒処 木曽路」の丸山陽三さ...
「ポパイエッグ」ホウレンソウをソテーして卵で包むだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の割烹「銘酒処 木曽路」の丸山陽三さ...
蔵前の出来立てほやほや名物! 2021.4.19(月)
「東京のブルックリン」などといわれる街、蔵前(台東区)。数年前からそう呼ばれることが多くなり、雑誌の街歩きやオシャレスポ...