「週1で妻を抱く運用が苦痛」仮面夫婦を終わらせたい男のわがままな作戦

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-04-22 06:00
投稿日:2023-04-22 06:00
冷酷と激情のあいだvol.139〜女性編〜」では、結婚当初からずっと体の相性が悪い夫に対して限界近くまで嫌悪感が増している妻・直美さん(37歳・仮名)の苦悩をお届けしました。
 すでに離婚まで視野に入れている直美さんは、夫のジュンイチさん(40歳・仮名)が夫婦の問題について真剣に取り合ってくれないと悩んでいます。では、ジュンイチさんは夫婦関係について、どう考えているのでしょうか。

中身は空っぽの仮面夫婦

「妻との仲がいいかと聞かれれば、答えはノーですね。うちは仮面夫婦って言うのかな、表面上は仲良く見えるかもしれないけれど、中身は空っぽの夫婦です。

 いかにも形式的な夫婦って感じで、夜の生活ですら“週に1回”という夫婦ルールで運用していて、仕方がないから僕は毎週金曜日に妻を抱きますが、面白くもおかしくもありません」

妻の「離婚したい」を受け入れるのがシャク

 結婚当初、レスにならないようにとふたりで決めたルールに即して夫婦の営みを続けてきたことに「虚しさを感じてきました」と打ち明けるジュンイチさん。日常的な夫婦の会話も中身のないものが多く「何のために結婚したのか、ぶっちゃけよくわからなくなっています」と話します。

「妻は、けっこう真剣に離婚をしたいって考えているんじゃないかな。何度かそんな言葉を言っていましたし。僕も正直なことを言うと、離婚をしてもいいかなっていうか、いずれは離婚だなっていうのはあります。

 でも、なんかシャクなんですよね、妻に言われて『はい、そうですか』って離婚を受け入れちゃうのが。

虚しさは常にある

 他に好きな女性でもできれば、妻に対して僕からすぐに離婚しようって言うと思いますけど、今のところ好きになれそうな女性もいないし。だったら、せっかく結婚したんだから、しばらくは夫婦のままでいたほうが世間体だっていいからね。

 でもね、こんな夫婦関係だから虚しさは常にありますよ。妻の顔を見るたびに『なんでこの女性と結婚しちゃったのかなぁ』って後悔ですね」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


バツイチって呼ばないで!言葉一つで自己肯定感を上げる方法
「バツイチ」――。この言葉、結構重い響きですよね。他意はなくとも、バツイチって言われるとうっすらと傷ついてしまいます。 ...
七味さや 2020-06-05 06:00 ラブ
好きな人へのアプローチ♡ 男性心理に効果的な8つの方法とは
 好きな人ができた時、自分からアプローチしていいのかと悩んでしまう女性は多いでしょう。でも、男性は意外と女性からのアプロ...
恋バナ調査隊 2020-06-05 06:00 ラブ
「オンラインデート」がアフターコロナでも残りそうな理由
 外出自粛により、さまざまな「リモート」での交流が予想以上に広がりました。仕事に始まり、料理、飲み会、運動など……。たぶ...
ミクニシオリ 2020-06-04 06:00 ラブ
性欲がない男性に隠れた7つの心理&上手に付き合う方法
 あなたは、どんな男性に惹かれますか? 「ガツガツしていて男らしい人がいい」と答える女性も多いかもしれませんね。しかし、...
恋バナ調査隊 2020-06-04 06:00 ラブ
緊急事態にも快楽優先…不倫男たちが家庭に告げた驚きの口実
 ステイホーム中にも、不倫に明け暮れた男性は、決して少なくない様子。非常事態を迎えて不倫を清算した人も多いなか、自由な時...
並木まき 2020-06-03 06:00 ラブ
プライド高め?関東出身女性の性格&特徴!好みの男性タイプは?
 関東出身の女性というと、「センスがよく、流行の先端!」「お嬢様が多い」というイメージを持っている方は多いでしょう。でも...
新しい恋愛様式! オンライン合コンをおすすめする5つの理由
 コロナ禍で3密を避けるため、合コンのオンライン化がものすごい勢いで進んでいる昨今。すでに多くの男女がオンライン上で出会...
田中絵音 2020-06-02 06:00 ラブ
男性の脈なしLINEの8つの特徴&恋を掴む挽回テクニック
 好きな人に女性からアプローチするって、なかなか勇気がいるものです。でも、LINEを使えば、恋愛経験が少ない人でも気軽に...
恋バナ調査隊 2020-06-02 06:00 ラブ
会えないからとガンガンLINEしてはダメ!その心理学的な理由
 気になる男性や大好きなカレにLINEでガンガン連絡し、返ってこないとモヤモヤしていませんか? ホレた人にLINEしたく...
若林杏樹 2020-06-01 06:00 ラブ
運命の男性ってどんな人?見極めるための7つの特徴とは♡
 理想の男性との運命的な出会いをする……そんなシチュエーションを夢見る女性は多いでしょう。でも、星の数ほどいる男性の中で...
恋バナ調査隊 2020-06-01 06:00 ラブ
私に未練があるの?彼女持ち元彼の“復縁本気度”が分かる一言
 付き合って4年、別れてから2年が経つ元彼がいます。  すでに元彼には2年、付き合ってる彼女がいます。元彼とは定期...
神崎メリ 2020-05-31 06:24 ラブ
ひとりは嫌…コロナ禍で彼と「結婚したい」と強く願うように
 男女の関係では、交際相手の言動に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があり...
並木まき 2020-05-31 06:29 ラブ
4年間交際したが…コロナ禍で彼女とは「結婚しない」と決意
 男女の関係では、交際相手の言動に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があり...
並木まき 2020-05-30 06:22 ラブ
時代はコロナで急変!オンライン婚活のメリット&デメリット
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。緊急事態宣言は解除されましたが、外出時にマスクは必須、ソーシャルディスタンス...
山崎世美子 2020-05-30 06:00 ラブ
男性からOKをもらえるデートの誘い方のポイント&注意点
 あなたは、男性をデートに誘ったことがありますか? 気になる男性がいるのに、何も行動できない女性は多いでしょう。しかし、...
恋バナ調査隊 2020-05-29 06:00 ラブ
他人の離婚はエンタメの味? 瞬く間に広まる噂話への対処法
 離婚の報告ってしづらいですよね。親しい間柄の人ならともかく、たまに連絡を取る程度の知人にはしにくいもの。とはいえ、結婚...
七味さや 2020-05-29 06:00 ラブ