元カレがまさかの暴虐セックス! 見知らぬ男たちに見られて… #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-11-03 13:32
投稿日:2023-10-20 06:00

 11月に結婚を控えている弓香さん(仮名・28歳ネイリスト)。婚約者の英明さん(仮名・30歳美容機器メーカー)とは、知人の紹介で知り合った。

 長身でクールな美青年の彼は礼儀正しく誠実な人柄で、2人の交際は順調に進む。とりわけセックスの相性は抜群だった。

 実は弓香さんには3年にわたって交際していた医師の恋人・敬一さん(仮名・32歳)がいた。しかし、彼の両親が納得せず、交際は終了。失恋を乗り越えての恋だった。

 ただ、優しく誠実な英明さんは、時おり「霊感がある」としか思えない言動をし、弓香さんをたびたびドキッとさせた。少々の不安はあったものの、交際は順調に進み、結婚への決意も固まっていく。

 そんな折、弓香さんは銀座で友人とランチ後に、医師である元カレと遭遇。2人は六本木のホテルへと向かう。後ろめたさを感じながらも抱き合い、セックスへと進展。激しい胴突きにのけ反った際、弓香さんのピアスが外れ、ベッドのヘッドボードにぶち当たったのだ。

 そのピアスは紛れもない英明さんからの贈り物。

(もしかして……英明さんが怒ってる?)

 背筋に悪寒が走った。これは彼の霊感のなせるわざなのだろうか?

 何も知らない敬一さんは、さらに激しい抜き差しを浴びせてきて――。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話第3話第4話

浮気を察して怒っているのでは

――元カレ・敬一さんとのセックス中に、婚約者の英明さんから贈られたピアスが外れ、ベッドのヘッドボードにぶつかった。その後をお聞かせください。

「驚きました。ピアスはパールで揺れるタイプのデザインです。いくら激しいセックスとはいえ、のけ反った拍子に外れるなんて……霊感のある英明さんが私の浮気を察知し、怒っているのだという気持ちがぬぐえなくて……。

 でも、私の怯えなど知るはずもなく、敬一はますます激しく、渾身の乱打を見舞ってきたんです。私の体も欲情していました。

 恐怖に包まれながらも、下半身は否応なくペニスを求め、収縮し、さらに奥へと引きずり込んでいく……。

 全身に嫌な汗をかいているのに、結合部だけは熱を上げて……あのような経験は初めてです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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