『ラブ トランジット』S2が刺さる人、刺さらない人。“自分ごと”として楽しむ秘訣は?

内藤みか 作家
更新日:2024-08-29 06:00
投稿日:2024-08-29 06:00

復縁か、新しい恋か…

『ラブ トランジット』シーズン2でも、人物相関図はかなり複雑です。まず、誰が誰の元恋人なのかという過去の関係、そして今、誰が誰を好きなのかというリアルの関係、この2つが絡み合うので、心理を読むのも難しく、謎解きのようで鑑賞しがいがあります。

 そして厳しいのは、復縁を望んでも、相手が望んでいないケースがあるということ。そうなるとツラい片想い状態になってしまうのです。恋愛というものは、お互いの合意があって成り立つ関係なのだなと思い知らされます。

 10人の出演者は、やがて最後の決断を下すことになります。彼らがどういう愛の形を選んだのか、それぞれの結末を見届けるまでは、こちらの気持ちも落ち着きません。

 今シーズンも、彼らの願いが叶うようにと応援しながら、もつれた感情の落ち着き先を見届けたいですね。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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