ボルドーワインは苦手? 日本人好みの味で1000円台で飲めちゃう歓喜な1本が新発売された!

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2024-09-25 06:00
投稿日:2024-09-25 06:00
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「WSET(level3)」を取得。
 皆さんにもっと手軽にワインを飲んでいただきたい、ただただその一心で、1000円台で買える“神旨”ワインをガチでご紹介します!

メルシャンの新商品が気になりすぎた

 食欲の秋。おいしい食卓にするために欠かせない激旨ワインを日々探し求めて過ごしている市野瀬です。

 そんなワイン熱が高まる季節に朗報が…。日本ワインの原点とも言われるブランド「メルシャン」から『Mercian Wines(メルシャン・ワインズ)セレブレ ボルドー ルージュ/ブラン』(税込1580円)が発売されました。なんでも、ボルドーの名門ワイナリー「ドゥルト」との強力タッグで、日本人の味覚に合わせて造られたんだとか。

 んー、期待せずにはいられないっ!! ってことで、早速発売日初日にルージュ(赤)の方をネットでポチっ。

【こちらもどうぞ】“366日”休肝日ナシでも悪酔いせず!鉄板の2日酔い対策~ワインプロ実践

「ドゥルト」ってなに?

「ドゥルト」はブルゴーニュに並び世界最高水準のワインが造られているフランスの二大銘醸地・ボルドーにあるワイナリーです。1840年創業の歴史がありながら、ボルドーならではの優れたテノワール(ブドウ畑を取り巻く気候、土壌などすべての自然環境要因)を生かした先鋭的なワイン造りをしています。

「メルシャン・ワインズ セレブレ」はドゥルトの最高醸造責任者であるボナフス氏と、メルシャンの最高醸造責任者でボルドーで学んだ経験をもつ安蔵光弘氏が共創して生まれたワイン(おふたりは20年ほど前にボルドーで一緒にワイン造りをしていた仲だそうです♪)。ワインラバーとしては、飲まずにはいられません!

 ちなみに私事ですが…以前ワイン関係の仕事の際に安蔵氏とお話しさせていただいたことがあり、ご縁を感じるといいますか、この上なくおめでたい、まさにセレブレ(フランス語で「祝う」の意)なワインなわけであります!

祝杯にふさわしいワインで…cheers♪

 透明感のあるやや濃いめのラズベリーレッド色。カベルネ・ソーヴィニオンからくるブラックベリーやブラックチェリーなどの黒系果実に、レッドチェリーなど赤系果実、そして甘草やチョコレートの甘やかな香りに木樽のニュアンス。ボルドーの偉大なブドウ畑を想像しながら一口ゴクリ。

 思った以上にとってもスムースなアタックで、豊かな果実の甘味と、なめらかでやさしい酸味、緻密なタンニン(渋味)が心地よく喉を通っていきます。

 少し時間をおき、スワリング(グラスをクルクルと回して香りを引き立てること)すると、ヴァニラやロースト香も出てきてより深みのあるフレーバーに。

 やや長めの余韻からはボルドーの偉大さを感じられて至福の時が流れてゆきます…♡

 それもそのはず、フランスの人気ワインガイド主催「ジルベール&ガイヤール インターナショナル・チャレンジ2024」で、赤白ともに金賞を受賞しているんですよ!

ボルドーワイン初心者にもぴったり

 ボルドーワインって、普段あまりワインを飲まない方にとっては、「渋味がキツくて飲みづらそう」「難しくて、どれを飲んでいいのか分からない」といったイメージを持ちやすいのですが(安蔵氏がセミナーをする際にもこういったお声をいただいたそうです)、そんな懸念を一瞬にして吹き飛ばしてくれる、日本人好みの味かつ、1000円台で飲めちゃう歓喜な1本です。

秋の食卓にぜひ♡

 一緒に楽しむ料理は、赤身ステーキやハンバーグ、ミートソースパスタにはもちろん、お醤油ベースの煮物などの和食にも合わせやすいかと思います。

 秋の食卓にはこちらのボルドーワインを!

 舌だけでなく気分まで華やかになること、間違いなしです♪

(※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります)

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「叩き長芋と酒盗の磯辺巻き」日本酒好きにはたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
刺し身を使った簡単アレンジ「カツオとウドのなめろう」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、居...
「つぶしなます」盛りつけ前に指でギューッとつぶすのがコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・品川の「あじろ定置網」の西潟正人さんに、ウ...
ホクッとプリプリ「そら豆とエビのクリームチーズ和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインと一緒に「ソーセージとクレソンのペペロンチーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「イワシのリングアータ」脂の乗った身をサッパリといただく
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
自家製の万能ダレが食欲をそそる「手羽先の甘だれ炒め煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
「アジのパクチーなめろう」和の肴とパクチーの意外な好相性
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
春の味覚「ホタルイカとカブのマリネ」はひと手間でプロの味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
使う食材は2つだけ「菜の花のからし和え」は春らしさ満開!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
「イカ海鮮水餃子」出汁たっぷりの卵と海鮮の甘さがピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前の中華料理店「チャイナサーカス」の劉...
スパイシーさが新しい「カツオと山芋のスパイスオイル和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
「カキのワイン蒸しトマトサルサ添え」濃厚なのにサッパリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
あっさり「ベーコンと玉ネギの和え物」は箸休めにうれしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
新潟の伝統調味料がいい仕事する「タコとかんずりベーコン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「菜の花の昆布締め」染み込んだ出汁とほんのりした苦み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...