憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2019-08-26 12:22
投稿日:2019-08-09 06:00
 人の数だけドラマがあり、同時に嫉妬も憎しみも、それ以上の愛や執着もあるのだとしみじみ感じます。前回の「主婦レズビアン」に続き、今回は「憧れの有名女優」の夫・Kさん(40代)と肉体関係を持った邦子さん(仮名・43歳)の驚愕の体験を、官能作家の筆者がお伝えします。

憧れの女優のダンナ様が常連客に連れられて…

「Kさんと不倫したという自覚は、さほど強くないんです。どちらかと言えば、彼の妻である、憧れの女優・美咲さん(仮名・30代)と間接的にセックスできた喜びのほうが勝りました」

 そうキッパリ話すのは、銀座でスナックを経営する邦子さんだ。

 四十代には見えない肌艶の良さに、くっきりした目鼻立ち、肩までのロングヘアを丁寧に巻いた彼女は、黒のシンプルなワンピースをとてもオシャレに着こなして、待ち合わせ場所に現れた。

 職業柄だろう、表情は豊かで、話し方も淀みがない。

――不倫相手の彼・Kさんとの出会いを聞かせてください。

「はい、元々私は女優・美咲さんのファンでした。彼女の出るドラマや舞台は必ず観るし、舞台の時は出待ちもする。ある意味「追っかけ」ですね。スナックのお客様で芸能関係者がいると、『私、美咲さんの大ファンなんです』と伝えていました。いつか、本人が来店してくれたら嬉しいなというささやかな夢もあったんです。そんな時、彼女のダンナ様であるKさん(一般人・会社勤務)が常連客に連れられてきたんです。

――その時は、どんな気持ちでしたか?

「まずは、素直に嬉しかったです。大ファンである美咲さんに一番近しい人が店に来てくれたのですから。ただ、「ここのママ、君の奥さんの大ファンなんだよ」と紹介されても、Kさんは「へえ、そう」と言葉を濁します。その時、「ああ、ダンナ様は一般人だから、有名女優の奥さんの話題をあちこちで出され、本人も居心地悪いんだろう」と、すぐに悟りました。なので、その後は一切、奥さまの話はせず、別な話題で盛りあがりました」

――その機転の良さが、Kさんとの距離を縮めたかもしれませんね。

「そうですね。初めて会ったにもかかわらず、『帰り、二人でソバでも食べていこうか』と誘われて、深夜まで営業しているへぎそばを食べました。その間も、奥さまの話題は一切なし。他愛ないバカ話をしてその日は別れたんです。

――その後は?

「二日後、Kさんが一人で来店してくれたんです。少し酔った彼にお水を渡すと、『ママ、今夜空いてる?』って……また二人だけでアフターに行きました。でも、行先は、彼が泊まっている外資系のホテルだったんです」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


男女に聞いた「女性のアンダーヘア事情」どこまで処理する?
 女性のみなさん、アンダーヘア、つまり陰毛の処理はどのようになさっているでしょうか。  10年くらい前まではみんな...
アブノーマルプレイ初心者へ…細いボディーが優秀な相棒に
 コスメブランドが1シーズンに数種類のカラーの口紅を出すように、ラブグッズの世界にもシリーズ展開しているブランドがありま...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
3Aを求める他力本願な自己実現女が騙される救世主男子よ
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
“ママ活”マンガ 男性用と女性用を読み比べたら全然違った
「ママ活」という言葉が盛んに使われるようになったのは、2018年後半頃から。そこから半年ほどを経て、いよいよ「ママ活」を...
内藤みか 2020-05-20 11:23 エロコク
女性器リノベに投資する女たち#2…小陰唇縮小術の費用と中身
 日々鏡で顔を見ない女性はほとんどいないと思いますが、「自分のアソコを毎日見てチェックしている」という女性もまたほとんど...
内蔵されている“舌”が高速で…あっという間に昇天してしまう
 今年一番、勢いのあるメーカーといわれているのが「P×P×P」。ポップなデザイン&パッケージとお手軽価格とで、ネットショ...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
全SNS利用者が読むべき太宰治に学ぶ【恥】リスクヘッジとは?
 48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというよ...
女性器リノベに投資する女たち#1…最も多い“小陰唇”の悩み
 20~40代のOLのうち60%近くの女性が、自分の性器の形状にコンプレックスを感じている、という出版社の調査がありまし...
じんわり穏やかな快感…欧米で流行の“あてがう系”ローター
 一見するとPC用品? 昨今のラブグッズは“いかにも”なものがどんどん減っていますが、これはその中でも群を抜いてグッズら...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
プラトンで分かる 2500年ぶりに令和に蘇った【エロス】とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋。男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイット...
男心の大事なポイントは「アダルトビデオ」が教えてくれます
 映画観放題の動画配信サービスはいくつもありますが、実はアダルトビデオ観放題の配信サービスも存在しています。なかには月額...
内藤みか 2019-07-18 06:00 エロコク
“セックスをすると綺麗になる”は本当か? 理学療法士が検証
「セックスをすると綺麗になる」そんな話を耳にしたことはないでしょうか。実際のところどうなのか、なぜ綺麗になるといわれるの...
山本茜 2019-08-14 16:06 エロコク
気づけば奥にまで…初めての女性にもオススメな“植物的”形状
 ずっと以前に読んだ官能小説で、女性主人公が常夏の異国で出会った年下男性の“彼自身”について、「細長くて、植物のような」...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
蜜月編<2>言いまつがい【滑舌悪いVS耳遠い】頂上決戦
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。...
自意識を吹き飛ばす シャイな女性が目覚めた“見られる”快感
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-07-11 18:00 エロコク
彼を恋の虜に…男性を100%本気にさせる「スンドメ」の美学
 皆さん、今少し気になっている男性はいらっしゃいますか? 願わくば、気になっている男性に振り向いて欲しいと思うのが女心だ...