“3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

更新日:2025-04-05 14:55
投稿日:2025-04-04 17:00

 元タレントの中居正広氏(52)の元フジテレビ女性アナウンサーとのトラブルに伴うフジの一連の問題を巡って、先月31日に第三者委員会が調査報告書を提出。その中で、女性アナの上司にあたる佐々木恭子アナ(52)の現状に注目が集まっている。

 2日配信のデイリースポーツが報じているように、報告書で被害者の女性アナの上司として肩書が一致する「F氏(CX編成総局編成局アナウンス室・部長)」が、佐々木アナだとみられている。会社に女性アナのケアを任せられたF氏は、女性アナから事情を聞いたり励ましながら、復帰後の準備に動いていたが、会社との板挟みで自身もストレスを抱えていたという。

 さらに報告書で「心理支援の専門家ではない管理職が、PTSDを発症した部下とのコミュニケーションをひとりで担うことは困難であり、F氏の負担は大きかった」と結論づけられ、F氏を“擁護”する論調になっている。

 だが、「週刊文春」(1月16日号)で佐々木アナは「中居正広 X子さんの訴えを握り潰した『フジの3悪人』」と報じられていた。女性アナが佐々木アナから「大変だったね。しばらく休もうね」と声を掛けられたものの、中居氏との接点を作った幹部社員B氏には「(女性アナの訴えを)話していない」と告げられたとしている。さらに、女性アナは文春の取材に「守られていると感じなかった」と回答。

「報告書ではF氏が女性アナに番組降板などを伝える辛い役回りを与えられ、メンタルが追い詰められていたことが記載されています。F氏が1人で上層部を変えることは不可能で背負わされたものは大きい。しかし、被害女性の立場から見たら頼りにしていた上司から裏切られた思いでしょう。幹部社員B氏への対応など傷つけてしまったことは否めない」(週刊誌記者)

■フジテレビの女性アナへの“二次加害”も認定

 報告書では、女性アナへの“二次加害”も認められた。当時の港浩一社長ら上層部は対応を取らず、中居氏からの相談を受けた幹部社員B氏が、中居氏に利益をもたらす行動をしたことも断罪されている。

《CXが、女性Aに寄り添わず、漫然と中居氏の出演を継続させることによって女性Aの戻りたい職場を奪い、中居氏の利益のためとみられる行動をとったことは、二次加害行為にあたる。こうしたCXの一連の行為によって、女性Aの被害をさらに拡大させた》

 報告書にあるF氏もこうした企業体質による被害者だろう。佐々木アナに関しては、週刊文春に自身の件が報じられた1月以降、レギュラー出演していた情報番組「ワイドナショー」などからも姿を消している。

「一連の問題で佐々木アナへの誹謗中傷もあり、局内でも姿を見せないなどの報道もありましたが、フジとしても彼女の処遇には頭を抱えているでしょう。女性アナにとっては悪役にもなってもらい、会社のために力を尽くしたわけですから。佐々木アナには、今回の報告で同情の声もあがっていますが、弁解する機会もなく、すぐに視聴者から受け入れられるかといえば、それは別の話になるでしょう。とはいえ、アナウンス室から外すなどの処遇をすれば、社内外から批判が出るでしょう」(フジテレビ取引先関係者)

 これは幹部社員B氏に対しても同様だ。すでに人事部付に異動しているが、報告書を読めば中居氏との証拠メールの隠滅やスイートルーム会食の経費問題など厳罰を与えられてもおかしくはない。

「彼は報告書でも自分は悪くないといったスタンスに受け取れます。港氏をはじめとした上層部の流れを汲んで、会社のために動いてきた“功労者”でもありますから。逆上して、フジの闇を暴露されるリスクもあります」(前出の関係者)

 フジは爆弾を抱えた状態ともいえるが……。

  ◇  ◇  ◇

 幹部社員B氏が社内にもたらした影響は?関連記事【こちらも読む】フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏の引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉…に詳しい。

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