食欲をソソる…! KALDIの「白ワイン」がエスニック料理に驚くほどマッチ。最強のフレーバーな1本でした

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2025-06-25 11:50
投稿日:2025-06-25 11:50
 今年もジメジメとした蒸し暑い季節到来…そんな日にはやっぱりスパイスの効いたエスニック料理を欲しがちな市野瀬です。

 スパイス系というと、タイ、インド、ベトナム料理など…食欲をソソるさまざまなウマ辛料理がありますが、これらの味わいにびっくりするほどマッチしちゃう最強フレーバーの1本があるんです!

ドイツで今最も注目度が高い地方の白ワイン

 今回の主役は、日によって世界各国の様々なワインがセール価格で販売されている「KALDI」で購入した『ゲヴュルツトラミネール カビネット』(税込み1254円)。ドイツで今最も注目度が高いラインヘッセン地方でつくられた白ワインです。

 この産地はローマ時代からブドウが栽培されていたと言われる伝統的なドイツ最大のワイン銘醸地。ちなみに、数え切れないほど多くの緩やかな丘に覆われているので“千の丘陵地”との異名を持っているんですよ。

 使われているブドウは、私も大大大好きな「ゲヴュルツトラミネール」という超アロマティックな品種(ワインの勉強を始めた頃に初めて知って一瞬で虜になった品種です♡)。

 淡いピンク色の厚い果皮を持つ白ワイン用のブドウ品種で、「ゲヴュルツ」とはドイツ語で「スパイス」「芳香豊か」という意味。その名の通り、香りは爆発的に華やかで、ライチや白バラ、そしてスパイシーなフレイバーが特徴なんです。

【こちらもどうぞ】ファミマの名酒”ファミマルの泡”にコスパ最強の辛口が仲間入り! 控えめに言っても神すぎるワインに歓喜

女性の心を一瞬でワシづかみにするような“ズルい香り”が魅力

 さて、まずは外観、そして香りから…。

 澄んだ輝きのあるレモンイエロー色。もうグラスに注いでいる瞬間から華やかな香りが開いています。

 ゲヴュルツトラミネールの特徴香であるライチやバラのほか、マスカットやキンモクセイ、白桃、花の蜜など…もぉ〜女性の心を一瞬でワシづかみにするようなズルい香りなわけですよ(この品種を飲む度にいつも思いますが、こんな香りを放つ女性に生まれたかった…笑)。

 そして何と言っても、白コショウやコリアンダーなどのスパイス香。コレが、エスニック料理とのペアリングに欠かせないポイントなんです!

 では、香りを十分に楽しみながらゴクリ。キターーーーー! とにかくリッチで力強いアタック! これぞ、ゲヴュルツトラミネール‼

 残糖感のある中辛口で、豊かな甘味と極めて穏やかな酸味、そしてコクを与える旨味をともなった苦味。

 ふくよかで厚みのあるバランスの中にスパイス系のフレーバーも顔を出し、「貴方に印象付けるのが得意なんです!」と言わんばかりの、なんとも派手で華やかな味わいです。

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「アミエビキムチ」うま味を引き出すのはひとつまみの砂糖
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「シメサバとイチジクの前菜」切って盛りつけるだけでお洒落
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「海苔の佃煮チンジャオロース」具と絡む濃厚なコクと照り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、意外...
赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「トンノ・エ・ファジョーリ」ツナ缶と白いんげん豆のサラダ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「ザンギのアジアン風」パクチーの根っこを捨てずに活用して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...