元カノと会う夫が腹立たしい。“友達”だとは言うけど…嫌なのは変ですか? 37歳女性が悶々とする夜

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-07-12 11:45
投稿日:2025-07-12 11:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

37歳、夫のある行動が許せない

 結婚3年目の真里さん(仮名)は37歳になったばかりで、夫のエイタさん(仮名)とのあいだに子どもはいません。

 いわゆるバリキャリとして大学卒業後からキャリアを重ね、つい最近、社内では管理職に昇進し、仕事へのやる気に溢れています。しかしプライベートでは、夫の“ある行動”に悩み続けています。

「夫が、結婚2年目を迎える前くらいから、元カノと会っているんです。本人を問い詰めても『不倫ではないんだから、いいだろう』の一点張り。

 会う頻度は、だいたい月に1回くらい。仕事が終わってから食事に行って、終電の前には帰ってくるって感じです。

 浮気をしていなかったとしても、妻としては『はい、そうですか』って、すんなり流せる話ではないじゃないですか。

 だから何度も夫には、元カノと会うのをやめるよう言ったんですけど…。まったく聞き入れてくれないどころか、そのうちに逃げるようになったのが、不愉快で仕方なくて…」

【読まれています】アラカン夫が気持ち悪い。43歳妻が悩む“要求”とは「レスは大歓迎だけど…」

目には目を!

 話しているうちに、だんだんと夫への苛立ちが隠せなくなってきた真里さん。

「ムカついたので私も同じことをしてやろうって思って、去年から元カレに連絡をとって会い始めたんです。『目には目を』ですよ」

 夫が「浮気をしてない」と言い張っているため、真里さんも元カレとは“友達として”会うにとどめていますが、そこにあるのはただ虚しさばかりだとため息をつきます。

「夫がしているのと同じ。仕事が終わってから、ちょっとおしゃれなレストランで食事をして、そのまま帰宅しています。私から元カレに連絡をして会うから、何人かは勘違いしちゃってソノ気になっちゃったし。

 不倫や浮気には発展させるつもりは全くないので、『勘違いさせたかも』って思ったらこちらから引くようにしていますけど…。そもそも夫に『なら、私も元カレと会うね』って宣言したから、後に引けなくなっただけなんですよね。

 しかも夫が会っている元カノは1人だけ。なんで会っているのかもわからないし、その元カノに彼氏がいるのか、結婚をしているのかもわかりません。秘密めいていた関係なのも腹が立ちます」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


高齢化社会を実感…60半ばのおじいちゃまからの“交際希望”
 知り合いがココで結婚したという、お見合いおばさんが主催するパーティーに参加しました。  案内された席には、息子...
これってホントにデート? 私が90分でギブアップしたワケ
 婚活で出会った男性とデートをすることになりました。ところが、待ち合わせから嫌な予感。  待ち合わせ場所は、渋谷...
好印象だった42歳男性 LINEのやりとりですっかり恋人気分
 婚活パーティーで連絡先を交換した中に、印象のいい男性がいました。「携帯の番号を登録したらLINEが出てきたので……」と...
負のスパイラルにはまる…男性にとって“サイズ”は死活問題
 前回、相談所を介して女性を食いまくる男性がいるという話をしましたが、「お付き合いを始めても、女性側からお断りすることが...
モテないから? カラダ目当てで相談所に来る男性にご用心
 相談所で、よそに所属していた女性からこんな質問があったそう。 「あの……、いつも会って2回目には男性のお部屋に...
態度も悪ければ言葉のセンスも…女性に“逢いたい”は絶対NG
 目も合わせずたばこをふかし、婚活パーティーなのにお酒で赤ら顔……JR保線部署に勤める45歳の男性。2次会に行くと外国人...
プチモテ期がきたと思ったのに…2次会で見えた男のウツワ
 前回のパーティーでの取材を生かして、オーバー40歳のパーティーに参加。グループトークのおかげであまり話さずにニコニコし...
やっぱり直接会わなきゃ!40代向けパーティーに潜入したら
 パソコンで婚活相手を探すのと違い、ジカ当たりできるパーティーは好感触だったので、今度は40代メーンのパーティーに参加し...
個性派気取り? パーティー会場にいた残念すぎる服の男性
 会員限定の大きなパーティーに行くと、ちょっと地味だけどマジメそうな男性がいっぱい。なぜか身長の低い人が目立ちます。 ...
会員制パーティー初参加も…アピールタイムはたったの3分
 せっかく結婚相談所に入会したのにまともな男性に会えないのでは意味がないと、今度は会員限定のパーティーにチャレンジです。...
街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...
見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...