48歳妻が1年以上“仮面夫婦”でいるワケ。結婚22年目「もっと若い頃に離婚していれば」と後悔する夏

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-09-06 11:45
投稿日:2025-09-06 11:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。

 ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

48歳、離婚を成立させたいけれど

 菜々子さん(仮名)は、3歳年上の夫・ダイスケさん(仮名)と結婚22年目。夫婦ともに離婚に同意しているものの、仮面夫婦生活が続いている48歳です。

 すでに子どもは自立していて、都内の一戸建てに夫婦で暮らしています。

 早く離婚を成立させたいと思いながらも時間ばかりが過ぎていく現状に焦りを抱いている菜々子さん。その理由は“お金の不安”ではないと話します。

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1年以上「仮面夫婦」

「離婚に夫婦で合意をしたのは、もう半年くらい前。離婚の話し合い自体はそのもっと前からだから…、今から1年ちょっと前から夫とは完全な仮面夫婦ですね。

 とっとと離婚を成立させたい! という気持ちはあるんですけどね、いざ離婚のアレコレに着手しようと思うと、作業をする気力も体力もなくて。

 ほら、この年齢での離婚って財産分与とかいろいろ面倒だし、私が今の家を出ていく形で合意しているので、転居先もどうにかしないとだし…」

 夫から「まだ出て行かないの?」と静かにイヤミを言われるたび、「明日こそ」と心に決めるものの、実際に翌日になると面倒くさくなり、結果ダラダラ過ごしてしまう日々を繰り返しています。

 

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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