「絶好のネタじゃないですか」“アプリ婚”を必死に隠し通したい45歳男、婚約破棄も辞さない切実な理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-11-08 11:45
投稿日:2025-11-08 11:45
「冷酷と激情のあいだvol.271〜女性編〜」では、世間ではアプリ婚が一般的になっているにもかかわらず、結婚目前の恋人・ヨウスケさん(仮名)から「アプリ婚を伏せてほしい」と頼まれ、悩む理恵さん(仮名)の苦悩をお届けしました。

 ヨウスケさんが頑なに隠したがる理由とは?

45歳、アプリ婚を知られたくないワケ

「親を心配させたくないんです。俺の親は高齢だしかなり保守的なタイプ。

 インターネットを通じて出会った相手と結婚となると『騙されているのでは』『すぐ離婚するのでは』と心配して大騒ぎするのは、わかりきっています。結婚にも反対するでしょう」

 ヨウスケさんは必死にまくしたてます。さらに友人関係にも言及します。

「仲間に知られて詮索されるのも勘弁ですね。俺、これまでモテたことがないし、恋人がいた期間も周りと比べると極端に短いんですよ。

 その俺が結婚ってなれば、仲間たちが茶化すのは目に見えていますから…。アプリ婚なんて絶好のネタじゃないですか。いじられると思うと気が重いです」

【読まれています】アラカン夫が気持ち悪い。43歳妻が悩む“ある要求”とは「レスは大歓迎だけど…」

やむを得ない嘘もあるのに

「理恵さんからは『隠し事をするのは、おかしい』とは言われましたよ。

 でもね…、そこは人によって感覚が違うし、やむを得ない嘘や、人には言いたくないことが一つや二つはあるじゃないですか?

 俺にとって、“アプリ婚をする”っていうことが、それなんですよ。

 なのに理恵さんは、俺がちゃんと説明をしているのに、受け入れてくれる気はなさそう。呆れ顔で、俺を罵るばかりです」

 すでに婚約は済ませているため、今の段階で破談になると“婚約破棄”になると苦笑いするヨウスケさん。できれば最悪の事態は避けたいと、理恵さんを説得したいそうですが…。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...