更新日:2025-12-19 11:45
投稿日:2025-12-19 11:45
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚外恋愛経験者だという。SNSやマッチングアプリが普及し、不倫のハードルは下がる一方。しかし、その裏にある人間の欲望と自己演出には注意が必要だ。
ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。
世間が「不倫=絶対悪」と決めつけるなかで、それでも、人はなぜその扉を開けてしまうのか。禁じられた恋に身を投じる不倫の背景をCA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持ち、数々の人間模様を見てきた筆者が読み解いていきたい。
「無理な願い」を迫られた男のその後
皆さんは、「『奥さん公認にしてほしい』と愛人に迫られた男の話」を覚えているだろうか。この連載を読んでくださっている方なら、記憶に残っているかもしれない。
かつてこのコラムで取り上げたその騒動に、進展があった。
あのとき、彼女が突きつけた期限は「2025年12月末」だった。
もし、それまでに奥さまへ打ち明けられないのなら、「もう二度と2人きりでは会わない」――それは、ほとんど最後通告に近い言葉だった。
連絡をくれたのは、関西在住の和樹さん(56歳・美容機器メーカー代表/妻子あり)。相手は取引先の担当者である美恵子さん(45歳・広告代理店勤務/バツ2・シングルマザー)。
ふたりの関係は、すでに3年に及んでいる。
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