カリカリ&トローリ…自分好みに作れちゃう「自家製厚揚げ」

コクハク編集部
更新日:2019-10-26 06:00
投稿日:2019-10-26 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さんに、水切りした豆腐を揚げるだけで出来る「自家製厚揚げ」のレシピを教えていただきました。

外はサクサクと香ばしく、中はトロリ

 ツマミの基本は、カンタンに作れておいしいことですよね。この「自家製厚揚げ」は、お手本のような一品。材料も豆腐だけなんです。

 絹ごし豆腐を一口サイズにカットして、キッチンペーパーで水気を切り、熱した油に入れます。キツネ色になり、浮いてきたら取り出すだけ。

「どのくらい熱を入れるかは好みですね。個人的には、中が生っぽい方が、しっとりしていておいしいと思います。でも、カリカリに揚げると大豆の味がするので、それはそれでおいしいですよ。気をつけることは、放置していると鍋の底にくっつくので箸で転がすことと、やはり豆腐は崩れやすいのでやさしく扱うことくらいですね。最後にカツオ節とネギ、生姜をのせて下さい」

 醤油をたらして熱々をガブリとかじると、外はサクサクで香ばしく、中はトロリ。なんだか、小籠包を食べているような感覚です。

 近所のスーパーで買ってきた厚揚げでは、こうはいきません。買ってきたモノを家で焼くと、どうしても硬くなり、カサカサしてしまうんですよね。なにより、このトロリとした食感を楽しむことは不可能です。ぜひお試しくださいね。

【材料】

・絹ごし豆腐
・サラダ油
・カツオ節
・ネギ
・生姜
・醤油

【レシピ】

1. 絹ごし豆腐を一口サイズにカットして、キッチンペーパーで水気を取る。よく水気を取らないと、鍋に入れたとき油が跳ねてしまう。
2. 160度の油に豆腐を入れて、キツネ色に変わり、浮いてきたら、取り出す。
3. カツオ節、ネギ、生姜をのせ、醤油をたらす。

本日のダンツマ達人…村瀬文吾さん

▽むらせ・ぶんご
 鮮魚店が経営する居酒屋「魚真」で10年間修業。魚を徹底的に勉強し、33歳の時、独立。

▽よしだかいがん
 営業時間は夕方6時から朝6時まで。魚がおいしいと評判の店。常連客は刺し身を目当てに通ってくる。早い時間は近所のサラリーマンが多いが、新宿2丁目のど真ん中という立地もあって、深夜から朝方は2丁目の住民が多い。
東京都新宿区新宿2―13―6
℡03・5379・5488
不定休

(日刊ゲンダイ2018年5月25日付記事を再編集)

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