バチェラー3最終回に非難の嵐…カップルを祝福できない心理

内藤みか 作家
更新日:2019-10-31 13:02
投稿日:2019-10-31 06:00
 最終回を終えた「バチェラー3」への非難の嵐がやみません。この番組は、20人の女性の中から1人のお嫁さん候補を選ぶという恋愛バラエティー。いったい何が起きたのでしょうか。(本文にはネタバレを含みます)

みんなはなぜ怒っているのか

 番組公式SNSだけでなく、バチェラー本人と、その別の出演女性のSNSや、Amazon上にある番組の評価ページも荒れに荒れています。そして逆に、破局となった女性のもとには大量の激励メッセージが書き込まれています。これを見る限り、視聴者は「最終候補となった女性を傷つけてヒドイ!」という怒りでいっぱいのようです。

 さらに言えば、今回のバチェラーの行動は、番組が設定したルールから大きく逸脱したものでした。バチェラーの趣旨は、セレブ男性が20人の女性候補と旅をし、旅の途中で徐々に女性たちを脱落させ、最後に残った一番好みの女性と結婚前提でお付き合いをする、というものなのです。

 それなのに最後の女性とあっという間に別れて、2番目だった女性のもとに走った彼を「間違っている」と強く感じてしまったのでしょう。また、結果的にバチェラーと現在交際している2番目女性のことも「略奪者」のように憎悪してしまったようです。

なかなか結婚しない婚活番組

 この記事を書いている私自身、過去シーズンも含め、すべての回をつぶさに観察しているこの番組のファンです。なので、この展開には呆然としました。特に最後に残った女性の気持ちを思うと、かわいそうでなりません。バチェラーを好きで、これから幸せな未来を築こうとしていたはずなのに、突然終わりを告げられてしまったのですから。

 とはいえ、日本版バチェラーはこれで3シーズン目ですが、シーズン1も2も結婚までには至らず、お別れしてしまいました。それだけに、視聴者やコメンテーターも「今度こそ結婚してほしい」とバチェラーに強めの期待を寄せていたのです。だから今回の顛末は「また裏切られた」「応援していたのにゴールインしないなんて」というような感情もあったのでしょう。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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