赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」

コクハク編集部
更新日:2019-12-27 06:00
投稿日:2019-12-27 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の平野アミさんに、お惣菜をアレンジした「箱シューマイからのエビチリ」のレシピを教えていただきました。

フライパンで揚げ焼きに

「店の名前が変わっているせいか色モノ的な取材が多くて、今回レシピの取材が初めて来て、本当にうれしかったです」とアミママ。

「きになる嫁デラックス」という店名は、友人が営む渋谷の人気居酒屋「きになるき」から、「デラックス」はマツコ・デラックスに由来するんだそう。たとえどんなに名前が変わっていようとも、「うちはスナックでも居酒屋でもなく小料理屋です」というだけあって、カウンターにずらりと並んだ約20品ほどのおばんざいは、どれも本当においしいんです。

 今回のメニューは、スーパーで100円くらいで売っている赤い箱に入ったシューマイを使った揚げシューマイ。

「赤提灯メニューにある揚げシューマイが、ジャンクなスナックで好き。揚げるのはちょっと面倒ですが、フライパンで揚げ焼きにすれば、手間なく簡単に作れます」

 ひと口サイズの揚げシューマイは、カリッと香ばしい衣に即席のエビチリソースがからんで、ぐいぐいお酒が進みます。揚げ物にはビールかと思いきや、「暑い夏には氷を入れたカチ割りの白ワインがビール以上に爽快ですよ」。

【材料】

・シューマイ 1箱
・玉ネギ(スライス) 4分の1個
・サラダ油 適量

〈A〉
 チリソース  20グラム
 豆板醤 5グラム(小さじ1)

【レシピ】

(1)1箱100円くらいの赤い箱入りシューマイを箱から取り出しておく。
(2)玉ネギを薄くスライスする。
(3)フライパンに深さ5ミリほどの油を入れて中火にかけ、温まったらシューマイを入れる。焦げないよう転がしながらきつね色になるまで揚げ焼きにする。
(4)そこに玉ネギを加え、混ぜながらAを加えて和える。

本日のダンツマ達人…平野アミさん

▽ひらの・あみ
 岡山県出身。美容専門学校の通信課程を修了後、ヘアメークをしながらスナックや居酒屋の手伝いをする。映画の製作や広告代理業を経て、合コンをコンセプトにした料理教室を主宰。2017年6月に「きになる嫁デラックス」を開く。

▽きになる嫁デラックス
 JR五反田駅西口から徒歩2分。おふくろの味ではなく、“嫁の味”をコンセプトに、野菜や薬味がたっぷりのヘルシーなおばんざいが日替わりで楽しめる小料理屋。メニューはなく、何軒目の来店かによって料理を適当に見繕ってくれる。
東京都品川区西五反田1―9―3 リバーライトビル地下1階
℡050・3708・0904
月~金=18時~ママ頑張れるまで、土日は会員イベント。不定休。

(日刊ゲンダイ2019年7月5日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


うちで作る「チーズタッカルビ」濃いめのタレがたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、意...
「マーラーピータン」モチモチのピータンにピリ辛ダレが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
シンプルな「ブロッコリー卵サラダ」 他店シェフも太鼓判!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...