「カッレッティエラ」ショートパスタならおつまみ感アップ

コクハク編集部
更新日:2020-02-21 18:48
投稿日:2020-02-05 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の川野輪裕介さんに、お酒が進むトマトソースのパスタ「カッレッティエラ」のレシピを教えていただきました。

シメ要らずで一石二鳥

 ピリッとした辛めのトマトソースのパスタは十分おつまみになります。シメ要らずで一石二鳥です。

「カッレッティエラはアラビアータみたいなパスタ料理です。本場のイタリアでは細麺で作るのが一般的ですが、ショートパスタにすれば、もっとツマミ感が増すかもしれませんね。ソースをパンにのせて食べてもおいしいですよ」

 パンチのあるソースはお酒が進みます。

「辛味と渋味は相性が悪いので、渋味が薄いワインがよく合います。軽めの赤ワインもいいですが、フレッシュ感のあるスッキリしたロゼがオススメです。トマトソースと辛味によく合いますよ」

 麺の茹で加減は好みで調整ですが、“少し硬め”がパノラマ流です。

【材料】

・スパゲティーニ 100グラム
・ホールトマト 150グラム
・ニンニク 2片みじん切り
・鷹の爪 1本分
・塩 少々
・エキストラバージンオリーブ オイル 少々
・イタリアンパセリ 少々

【レシピ】

1. お湯に対して1%の塩を入れてパスタを茹でる。
2. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れてから弱火で温め、ニンニクの香りが立ってきたら鷹の爪を入れる。
3. 2にホールトマトを入れ、塩を加えて煮詰める。煮詰めながらトマトを粗く潰し、濃度が出てきたら水を加えて調整する。
4. 好みの硬さに茹でたパスタを③に入れて和え、皿に盛る。刻んだパセリとオリーブオイルをかけたら完成。

本日のダンツマ達人…川野輪裕介さん

▽かわのわ・ゆうすけ
 1988年、茨城県生まれ。大学を卒業後、実家がパン屋を経営していることもあり飲食業の世界へ。25歳で憧れだったイタリア料理の道に進むためにPANORAMA KITCHENに入社し、3年で店長と料理長を兼務。

▽パノラマ キッチン
 2012年7月、激戦区として知られる吉祥寺のヨドバシカメラ裏にオープン。季節感(素材)とライブ感(オープンキッチン)をコンセプトに、30~50代を中心としたリピーター客が絶えない人気店。肉や魚はもちろんだが、野菜は自社が畑で育てたものを一部使用するなど、鮮度にこだわる。
東京都武蔵野市吉祥寺本町1―26―1 1F
(営)17~25時(火曜と第2月曜は定休)
℡0422・90・3212

(日刊ゲンダイ2019年4月6日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
豚バラともやしを重ねて蒸すだけ!食欲そそる夏☆満足おかず
 梅雨も明けて、すっかり夏ですね。暑い日はコンロの前に立つ時間を短くしたいもの。今回は「重ねるだけ」で簡単に作れる猛暑に...
ぐっち夫婦 2020-09-27 11:52 フード
白ワインと一緒に 「夏ヒラメと薬味野菜のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「オカヒジキ、ヤリイカ、タラコの和え物」食感がクセになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
味噌が香ばしい「冷や汁」 真夏にぴったりな宮崎の郷土料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、宮崎の...