シンプルな「ニンジンとレーズンのサラダ」酸味と甘みが絶妙

コクハク編集部
更新日:2020-02-09 06:00
投稿日:2020-02-09 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山のイタリアン「ARMONICO」の佐々木泰広さんに、酸味と甘みが絶妙な逸品「ニンジンとレーズンのサラダ」のレシピを教えていただきました。

食欲を引き立てる酸味がポイント

 2013年に独立した恵比寿から、18年7月に代官山に移転。オープンキッチンからは、佐々木シェフの調理の様子も楽しめます。

 過去にはアラカルトでも出していたという「ニンジンとレーズンのサラダ」は、千切りにしたニンジンにオリジナルドレッシングを和えただけのいたってシンプルなおツマミながら、繊細な味にお酒もすすみます。

「前菜の位置づけで味わってもらいたいので、食欲を引き立てる“酸味”がポイントです」

 ニンジンそのものの甘味にレーズンを加えることで、甘酸っぱさも。このバランスが絶妙です。

【材料】

・ニンジン 1本(千切り)
・レーズン 適量

〈a〉
・ニンジン 4分の1本
・タマネギ 4分の1個
・白ワインビネガー 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
・塩こしょう 適量

【レシピ】

1. ニンジンを千切りにしてボウルに入れる。軽く塩をして5分くらい置いてなじませる。
2. 〈a〉の材料をミキサーで回してドレッシングを作る。
3. 千切りニンジンとレーズンをドレッシングで和え、冷蔵庫で冷やす。

本日のダンツマ達人…佐々木泰広さん

▽ささき・やすひろ
 1977年大分生まれ。地元のホテルに就職後、21歳で神戸のレストランに。24歳の時、もともと好きだったイタリアに渡って本格的に料理の道へ。北イタリア・モデナの3つ星レストラン「OSTERIA FRANCESCANA」で3年間の修業を積んで、帰国後は麻布十番「エノテカ キオラ」の料理長。2013年から独立。

▽ARMONICO(アルモニコ)
 東急東横線代官山駅から徒歩4分のイタリアン。店内は、オープンキッチンスタイルで、シェフとの会話が楽しめるカウンターが並ぶ。テーブル席のほか、個室もあるので会食にも重宝される。
 イタリアの郷土料理をベースに、地元大分の旬の食材や豊後水道の魚介などを生かしたこだわりのメニューが味わえる。

東京都渋谷区代官山町12―16 シンフォニー代官山102
℡03・6416・0963
火~日曜(※月曜+不定休)
17時~23時半(21時LO)

(日刊ゲンダイ2020年1月21日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


ヨーグルトと酒粕で優しい味に「イワシの味噌粕漬け焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、味...
塩気とコクで日本酒が止まらない「空豆のアンチョビー和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
酸味と香りを楽しむ「ナスと豚しゃぶの梅干しカレー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷のカレーバー「ヘンドリクス 」の...
揚げ焼きで野菜の食感を残す「シュリンプ・ラタトゥイユ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ 」の市川路朗さん...
白子の美味しさを最大限に味わえる「タチ入りキンチャク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・旭川の老舗居酒屋「独酌・三四郎 」の西岡...
インスタ映え「油揚げサンド」 少しずつ温めパリパリ食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「シチリア風肉団子」刻んだアーモンドが程よいアクセントに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
味付けはあなた次第!どのお酒とも相性抜群 「挽き肉豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
「サバ味噌缶のチーズ焼き」フライパンいらずの簡単おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
「とうもろこしとクリームチーズのかき揚げ」アツアツが美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さん...
種だと思ったら…「驚きのアボカド」は健康・美容にも効果的
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
美味しい糖質オフ「厚揚げのカリカリ焼きネギじゃこソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
ピリッと「シイタケのオーブン焼きブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
「saba-can」定番のサバ缶を野菜とスパイスでインド風に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
中目黒で大人デート 「グルドボワ」最先端フレンチの魅惑
 世界で最も多くの星を持つ魅惑の美食都市「東京」。飲食トレンドリサーチャーの山口えりこが、10,000円以下で最高の料理...
山口えりこ 2019-05-22 06:01 フード
「のどぐろ煮付け」たった10分でおつまみにもおかずにもなる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒で新鮮な牡蠣とのどぐろを楽しめる専門...