トマトソースを絡めるだけ「ラタトゥイユ ベーコン添え」

コクハク編集部
更新日:2022-01-28 20:57
投稿日:2020-02-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、煮込まないで混ぜて作る「ラタトゥイユ ベーコン添え」のレシピを教えていただきました。

カリカリのベーコンがアクセント

 赤を基調としたシックな店内。大人の食堂らしい落ち着いた雰囲気のカウンターは、カップルでもおひとりさまのランチでも気兼ねなくくつろげます。

 ラタトゥイユはフランス南部の郷土料理で、“野菜のトマト煮”。一般的には炒めた野菜をトマトソースで煮込んで作るものですが、山下シェフが紹介するのは簡単。野菜だけ炒めて、缶詰などのトマトソースを絡めるだけです。

「煮込まないので、野菜がしっかりした状態で残っています。カリカリのベーコンの香ばしさと食感がアクセントにもなります」

 トマトベースの料理には赤ワインがぴったり! ワインの渋味が野菜の甘さとマッチし、食欲をかき立てます。

【材料】(4人前)

・ナス 1本
・ズッキーニ 2分の1本
・ピーマン 1個
・玉ネギ 4分の1個
・おろしニンニク 2グラム
・トマトソース 80グラム
・塩、コショウ 適量
・ベーコン 4枚

【レシピ】

1. 野菜を乱切りして、オリーブ油(分量外)で炒める。ザルで油切りする。
2. ボウルに入れ、そこにトマトソースとニンニク、塩・コショウで味を調える。
3. ベーコンをフライパンでカリッと焼く。
4. ボウルの野菜を盛り付けベーコンを添えたら完成。

本日のダンツマ達人…山下九さん

▽やました・ひさし
 1975年、千葉県生まれ。18歳から銀座「チボリ」で4年間修業する。その後、渋谷「モン・フィナージュ」でオーナーシェフ・中村伊伸氏のもと、料理に加えて、ワインやオープンキッチンでの接客の基本を学んだ。28歳で「ahill」の料理長として腕を振るい、35歳のとき「Bistro Q」を独立開業した。

▽「Bistro Q」
 赤坂にある「大人の食堂」がコンセプト。フランス料理の技術を生かしながら、和食や中華の技法を取り入れるなど型にはまらないメニューを提供する。フォアグラがゴロゴロ詰まった名物ハンバーグのランチは、1300円から。ケータリングも受け付けている。
東京都港区赤坂2―20―15 HAGAビル1F
℡03・6459・1909
日・祝日休

(日刊ゲンダイ2019年12月17日付記事を再編集)

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