真剣にレスに取り組むとSEXが義務化…男を奮い立たせるには

神田つばき 作家・コラムニスト
更新日:2020-02-19 06:00
投稿日:2020-02-19 06:00
「今夜しようよ」のサインや絶対にエッチする日を決めることで、セックスレスは改善する場合がありますが、「決め事をクリアしているうちに、セックスが義務化してますます彼女を女性として見られなくなる危険性が……」と、前回#3で意見を紹介させてくれた男性たちからはそんな指摘もありました。
「レス状態に終止符を打つにはどうしたらいいの?」と悩むモヨ子さんに、彼ら20~50代男性からのちょっと意外なアドバイスです。

秘密のない関係を望む女心vs男性心理

男がヤリたくなるのは意外なアノ瞬間!?

 彼ら5人に「突然、彼女を抱きたくなるのはどんな瞬間?」と聞いたところ、「出掛けるために着替えて出てきたとき」「真剣に化粧をしているとき」という声が複数ありました。

 貴史さん(40代・会社員)は、

「俺のことなんか眼中になく、一心に鏡を見て化粧している。いつもより綺麗になって立ち上がった瞬間、ああ、今すぐ押し倒したいって思うんですよね~。出掛けようってときにそんなことしたら、こっちのほうが張り倒されますけどね!」

 と、苦笑まじりに語ってくれました。

 性欲には「相手を自分のものにしたい、独占したい」という一面があり、パートナーが外で他人から欲望の対象として見られるかもしれない、という想像が脳にチラついただけで勃起する……ということはめずらしくないのです。

 そう考えると、彼が好きなのはこんな感じ、といつも同じヘア&メイクだったり、いつもリラックススタイルだったり……というのは見直したほうがよさそうです。

相手を知りすぎていると勃起できない?

 AV男優の大島丈さんはセックスレスの解決に取り組んだ映像作品『スマート・セックス・ライフ』に収録されている座談会で、「お互いのすべてを知っているから、と探求心がなくなることがレスにつながる」という意味のことを語っています。

 妻(や同棲相手)にだけ勃起せず、セフレとはできる――という“妻だけED症候群”が起きるのも、これが原因かも知れません。パートナーに対する愛情はあるのに下半身だけ不倫してしまうのです。

「一緒に暮らしていてもミステリーを残しておくと、またこの女とセックスしたいなという気持ちは湧いてくるはずですよ」と大島さん。

スマート・セックス・ライフ』を監督したなぎら健造さんもこれに答えて、

「電話してもすぐに出ないと、もしかしたら誰かとデートしてるんじゃないかと思ったりする。自分の知らないことを想像すると、性欲が刺激される」

 と、言っています。女性は愛情が深くなればなるほど、自分のすべてを相手に知ってもらおう、秘密のない関係になろうとしがちですが、それが男性の狩猟本能を鎮静させ、“親友か妹みたいな関係”になってしまう可能性がありそうです。

 むしろ、「俺のいないところで彼女は何をしているんだろう?」と疑うぐらいの距離感があったほうが、男性は欲求をそそられるのです。

神田つばき
記事一覧
作家・コラムニスト
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”、女性に生まれたことの愉しみを探そうと緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、女性の悩みや疑問を解き明かすコラム「性に纏わるあれこれ」
イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などの企画も。X

エロコク 新着一覧


男女に聞いた「女性のアンダーヘア事情」どこまで処理する?
 女性のみなさん、アンダーヘア、つまり陰毛の処理はどのようになさっているでしょうか。  10年くらい前まではみんな...
アブノーマルプレイ初心者へ…細いボディーが優秀な相棒に
 コスメブランドが1シーズンに数種類のカラーの口紅を出すように、ラブグッズの世界にもシリーズ展開しているブランドがありま...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
3Aを求める他力本願な自己実現女が騙される救世主男子よ
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
“ママ活”マンガ 男性用と女性用を読み比べたら全然違った
「ママ活」という言葉が盛んに使われるようになったのは、2018年後半頃から。そこから半年ほどを経て、いよいよ「ママ活」を...
内藤みか 2020-05-20 11:23 エロコク
女性器リノベに投資する女たち#2…小陰唇縮小術の費用と中身
 日々鏡で顔を見ない女性はほとんどいないと思いますが、「自分のアソコを毎日見てチェックしている」という女性もまたほとんど...
内蔵されている“舌”が高速で…あっという間に昇天してしまう
 今年一番、勢いのあるメーカーといわれているのが「P×P×P」。ポップなデザイン&パッケージとお手軽価格とで、ネットショ...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
全SNS利用者が読むべき太宰治に学ぶ【恥】リスクヘッジとは?
 48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというよ...
女性器リノベに投資する女たち#1…最も多い“小陰唇”の悩み
 20~40代のOLのうち60%近くの女性が、自分の性器の形状にコンプレックスを感じている、という出版社の調査がありまし...
じんわり穏やかな快感…欧米で流行の“あてがう系”ローター
 一見するとPC用品? 昨今のラブグッズは“いかにも”なものがどんどん減っていますが、これはその中でも群を抜いてグッズら...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
プラトンで分かる 2500年ぶりに令和に蘇った【エロス】とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋。男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイット...
男心の大事なポイントは「アダルトビデオ」が教えてくれます
 映画観放題の動画配信サービスはいくつもありますが、実はアダルトビデオ観放題の配信サービスも存在しています。なかには月額...
内藤みか 2019-07-18 06:00 エロコク
“セックスをすると綺麗になる”は本当か? 理学療法士が検証
「セックスをすると綺麗になる」そんな話を耳にしたことはないでしょうか。実際のところどうなのか、なぜ綺麗になるといわれるの...
山本茜 2019-08-14 16:06 エロコク
気づけば奥にまで…初めての女性にもオススメな“植物的”形状
 ずっと以前に読んだ官能小説で、女性主人公が常夏の異国で出会った年下男性の“彼自身”について、「細長くて、植物のような」...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
蜜月編<2>言いまつがい【滑舌悪いVS耳遠い】頂上決戦
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。...
自意識を吹き飛ばす シャイな女性が目覚めた“見られる”快感
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-07-11 18:00 エロコク
彼を恋の虜に…男性を100%本気にさせる「スンドメ」の美学
 皆さん、今少し気になっている男性はいらっしゃいますか? 願わくば、気になっている男性に振り向いて欲しいと思うのが女心だ...