「定番のオム豚キムチ」ご飯が何杯でもいける“最強おかず”

コクハク編集部
更新日:2020-04-17 06:00
投稿日:2020-04-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さんに、晩酌のおつまみにもピッタリな「定番のオム豚キムチ」のレシピを教えていただきました。

豚肉+キムチ+卵=最強おかず

 ご飯が何杯でもいけそうな今回のメニューは、ビールやハイボールなど晩酌のおつまみにもピッタリ。今井さんによると、このレシピはお客さんのリクエストから誕生したのだそうです。

「以前、旅先で“豚キムチのオムレツを食べた”というお客さまからの要望で、『こんな感じかしら?』と作ってみたのがきっかけです。手軽に作れるし、評判が良かったので、高田馬場でもつ焼き『とんちゃん』を営んでいた20年以上前から、お店の定番メニューとして人気です」

 上手に焼くコツは、なるべく大きめのフライパンを使うこと。調理の手間を省くため、あえてオムレツのように包まないんだそう。

「火加減は中火から強火くらい。豚肉とキムチは軽く焦げ目がつく程度に炒めてください。熱で溶き卵の表面が乾いたら火を止め、フライパンを一度、濡れ布巾の上に置きます。そうすることで、卵がフライパンから離れやすくなります」

 マヨネーズはお好み焼きのように十字に幾重にもかけて。見た目にも食欲をそそる一品です。

【材料】

・豚バラ肉     2切れ
・白菜キムチ     50グラム
・ごま油     大さじ1
・卵         2個
・マヨネーズ     適量
・青のり       適量

【レシピ】

1. 豚バラ肉を細切れにカットする。
2. フライパンにごま油をひき、豚肉を軽く炒めた後、キムチを混ぜて炒める。
3. 豚キムチをフライパンの奥に寄せ、手前から溶き卵を流し入れ、フライパン全体に丸く広げる。4. すぐに豚キムチを卵の上に広げる。
5. 卵に熱が通ったら火を止め、フライパンに平皿を当ててひっくり返す。
6. マヨネーズをかけ、青のりをちらして完成。

本日のダンツマ達人…今井恵子さん

▽いまい・けいこ
 福島県出身。上京後、銀座や渋谷などで飲食店を経営したのち、高田馬場にもつ焼き店「とんちゃん」をオープン。約20年間、多くのファンに愛され、数々のメディアにも取り上げられた。 2012年、“最後にゆっくり自慢の家庭料理を提供したい”という思いから、千駄ケ谷に「台楽おおた」をオープン。

▽台楽おおた
 ちょっと風変わりな店名は「台所が楽しい」の略と、女将の旧姓を組み合わせたもの。文字通り、台所好きの女将が作る家庭料理は、食べる側も楽しい気分になる心温まるメニューがズラリ。銀だらの西京焼きを定番とした週替わりメニューや新鮮な刺し身も人気。東京都渋谷区千駄ケ谷4―10―5。

(日刊ゲンダイ2018年5月17日付記事を再編集)

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