高額バイトで経験した夢のような一日…優紀さんのケース#2

神田つばき 作家・コラムニスト
更新日:2020-03-22 06:00
投稿日:2020-03-22 06:00

はじめて知った大人の男性のやさしく余裕あるセックス

 シャワーを浴び、服を着て出てくるとA氏はベッドで眠っていました。ソファには機材が置いてあり、壊したら大変だと思った優紀さんは、ベッドの反対側にそっと腰かけてスマホを開きました。今日の撮影中に、わざわざ優紀さんのスマホで2~3枚のショットを撮ってくれたものです。いつもの自分よりのびのびした魅力があって、写真ってすごいな……と見惚れていると、ふと起きたA氏に抱き寄せられて驚きました。

ほめられるうれしさに抵抗を忘れて

 A氏はためらいもなく優紀さんの服をはだけ、「ほんとうに綺麗。シャッター切るのが楽しくて、もっと撮りたかった」と言いながら、ゆっくりと下着に手をかけてきます。こんなことはしてはいけないと思いましたが、「全部、見せて」と言われると、私の体を綺麗に撮ってくれた人だ、この人にもっとほめられたい……という気持ちになり、抵抗を忘れました。

 高校時代の彼氏のガツガツしたセックスとは比べものにならないと思いました。避妊もみずからしてくれたし、お人形を扱うようにていねいに触れて、鑑賞して、感じさせてもくれたからです。

もう一度、私を撮影してもらいたい

 はじめて都会の女性らしい一日を送ったような気がしました。大人の男性と過ごす時間はこんなにも素敵で楽しいものだったのか、と何度もホテルでの時間を思い出しました。しかも、ギャラはコンビニバイトの2週間分ももらえるのです。また撮ってもらえるだろうか、先生に会いたい……と思いをつのらせている優紀さんに、A氏からメールが届いたのは一週間後でした。

 次回に続きます。

神田つばき
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作家・コラムニスト
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”、女性に生まれたことの愉しみを探そうと緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、女性の悩みや疑問を解き明かすコラム「性に纏わるあれこれ」
イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などの企画も。X

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