これからどうしたら…非常事態に夫への愛情が失せた妻の叫び

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-05-18 06:00
投稿日:2020-05-18 06:00
 自宅で過ごす時間が増え、夫婦がともに過ごす時間が長くなると、ラブラブが増す人もいればその逆のパターンも……。悲劇的なことに「なんかもう、無理かも」と、パートナーへの愛情が失せたことを再確認してしまった妻も出てきているようです。
 メンタル心理カウンセラーであり、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな妻の心の叫びに迫ります。

1:幼稚な夫を尊敬できなくなった

「夫婦ともに在宅勤務で、子どもはいないことから朝から晩までふたりきりの生活です。最初のうちは、これを機に夫婦の絆を深められるかなと期待していましたが、実際には真逆でした。

 普段はお互い忙しくて、家には帰ってきて寝るだけ…みたいな生活だったのですが、自宅にいる時間が増え、夫のライフスタイルに接する機会が多くなったところ、彼の幼稚な面ばかりが気になって…。仕事以外の時間は、アニメ、スマホゲーム、セックスにしか興味がないみたいで、家のことはまるでやらないし、まるで家に大きな子どもがいる状態。そんな夫には抱かれる気にもなれず断ると、やたら不機嫌になって、かなり扱いにくいんです。

 実は、結婚前も同棲はしなかったので、彼のライフスタイルに触れたのは、今回が初めて。こんなに幼稚な人だったんだ……と呆れ返ってしまい、夫への尊敬もなくなり一緒にいるのが苦痛でしかありません」(38歳女性)

2:口だけ番長な夫の現実を知った

「年上の夫は、いわゆる口だけ番長だったみたいで、ガッカリです。これまでは夫の仕事の進め方を直接見たことがなかったので、彼から聞く話を鵜呑みにしちゃっていたのですが、リモートワークになり、夫の仕事ぶりを間近で見たら、なんともダメな感じで……。私なら絶対にやらないようなモサモサしたやり方で、ミスを連続していました。

 偉そうなことを言うタイプなので、要領はいいほうかと思っていたのに、むしろ逆。夫はなかなか昇進も昇級もしないのを会社のせいにしていたけど、あの仕事ぶりじゃ、万年ヒラでも仕方ないのかな……と現実を知りました。一気に夫への愛情が冷めてしまい、これからどうしようって気分です」(40歳女性)

3:まさかのマザコン男だった

「危機に追い込まれると、人間は本性が出るって聞いていたけど、まさか我が夫がマザコンだったなんて……って感じです。夫の職場に新型コロナの感染者が出たのですが、それ以来、不安が強くなった彼は、母親とベッタリに。毎日3回は電話をし、その上、夜は2時間ほど毎日オンライン帰省。

 母親の言うことがすべて正しいと思っているようで、家での感染対策についても『オフクロがこう言ってたから、この通りにやって』などと私に指図するだけでなく、それに対して意見を言ったら『俺は、君よりオフクロの命が大事だから、君の意見よりオフクロを信じる』と面と向かって言われました。

 大袈裟な物言いにも呆れましたが、あからさまに妻より母親と宣言されてしまったことで、私の中で何かが崩れましたね。今後、コロナが落ち着いても、こんな夫と添い遂げる自信がありません」(35歳女性)

離婚を考えるのは事態が落ち着いてから

 生活スタイルが変化したことで、パートナーの知られざる一面が強調されてしまった家庭もあるようです。一度、壊れた愛情を復活させるのは、簡単ではない話だけに、疫病の終息後にも根深い問題が残りやすいでしょう。

 しかし離婚は、最後の選択肢。今は異常事態ですので、夫の言動も特異になりやすいのは間違いありません。夫婦の問題について結論を出すのは、もう少しだけ先にしても遅くはないはずですから、夫の言動に振り回されないよう、まずは心を穏やかに過ごしていきましょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


バチェラー3最終回に非難の嵐…カップルを祝福できない心理
 最終回を終えた「バチェラー3」への非難の嵐がやみません。この番組は、20人の女性の中から1人のお嫁さん候補を選ぶという...
内藤みか 2019-10-31 13:02 ラブ
コメダ珈琲とスタバで揺れる想い…恋愛に理解が深まりました
 おはようございます。本日もコメダ珈琲からお届けしています。  さて、私の執筆活動はコメダ珈琲ですることが非常に多...
しめサバ子 2019-10-31 06:00 ラブ
その男「恋愛工学生」かも? スムーズすぎるナンパに要注意
「みゆき! ……あ、すみません、友人にすごく似てたので」  人違いのような空気で声をかけられて、そのままスムーズに...
ミクニシオリ 2019-10-30 06:00 ラブ
“隠れイイ男”の特徴7選! 自分にとってのイイ男を探すには?
 “話も上手で見た目も素敵。さらに経済力もある”、そんな目立ついい男に惹かれてしまう女性は多いでしょう。でも、いざお付き...
孔井嘉乃 2019-10-30 06:00 ラブ
見る目ナシより深刻…浮気男やダメンズをつくる女性の特徴
 日々、恋愛の相談を受けていると、「今までの彼氏がダメンズばかり」「浮気しない人と付き合いたい」など、男性選びに悩んでい...
山本早織 2019-10-29 06:00 ラブ
年下男子と何を話したらいい? 年上女性に教える話のネタ3つ
 20代の年下の男の子と仲良くなりたい!でも何を話したらいいのかわからない……。そう考えて悶々としているアラフォーやアラ...
内藤みか 2019-10-28 06:00 ラブ
モテたい女性が心がけたいポイント4選! 選ぶ側になるには?
 モテたいと思う女性は、多くいます。若い頃は自分の魅力を測る材料として異性からの好意を集めたいと思う方も多いと思いますが...
東城ゆず 2019-10-28 06:00 ラブ
遺産は私だけのもの? “超年の差婚”別れとお金のエグい話
 33歳で58歳の男性と超年の差婚をしたA子さん。夫は小さいながらも会社の経営者、専業主婦として不自由なく暮らしていたA...
神田つばき 2019-11-17 12:04 ラブ
知ってて得する恋愛の雑学10選!彼との距離が縮まるかも♡
 好きな人ができると「どうにかして成就させたい!」と思うのが乙女心。占いやジンクスを信じてしまったり、縁結び神社に行って...
もう片思いは嫌!曖昧な関係に白黒つける「メス力」メソッド
 私には7年間片思い中の彼がいます。その間、いろんな方とデートしてお付き合いもしました。でもどうしても、その彼が一番なん...
神崎メリ 2019-10-27 06:00 ラブ
「B型男性」の特徴と攻略法! 追う恋やドタキャンに燃える?
 A型はマジメ、B型はわがまま……。血液型と性格を結びつける科学的な根拠はありませんが、でもそれぞれの血液型についてザッ...
山崎世美子 2019-11-14 19:25 ラブ
妻バレ阻止に必死…浮気男が愛用しているLINEの便利機能3選
 LINEアプリには、便利な機能もたくさん。日常的に使うコミュニケーションツールだからこそ、自分好みの機能を愛用している...
並木まき 2019-10-26 06:00 ラブ
まだ間に合う! 出会いのあるハロウィンスポットと楽しみ方
 さて、この週末は日本でも大きく経済を動かすようになってきたハロウィンイベントが各地で催されます。週末の予定はなかったけ...
ミクニシオリ 2019-10-25 06:00 ラブ
付き合ってるのに片思いみたい…冷たい彼氏を変える対処法
 晴れて両思いになって付き合ったはずなのに、なぜかいつも自分だけが片思いをしているような感覚に陥ってしまうことってありま...
孔井嘉乃 2019-10-25 06:00 ラブ
愛する彼はDVをふるう可能性がある? 見逃せない前兆3つ
 愛する彼がDV男になるだなんて、恋愛真っ只中には思いもしないはず。けれど、ちょっとしたきっかけで暴力が始まり、時には命...
内藤みか 2019-10-24 06:00 ラブ
めんどくさい彼氏の5つの特徴! 別れる前に見極めるべきこと
 付き合ったばかりの頃は大好きだった彼氏でも、時が経つにつれてだんだんと「めんどくさい」と感じてしまうことってありません...