「冷奴イタリア風」ナンプラーのちょい足しでエスニック感も

コクハク編集部
更新日:2020-08-26 16:28
投稿日:2020-06-22 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町」の佐伯英佑さんに、いつもの冷奴がおしゃれなおつまみに大変身!「冷奴イタリア風」レシピを教えていただきました。

“三位一体”のハーモニー

 キュウリの食感、オリーブの塩気、トマトの酸味が“三位一体”のハーモニーを奏でています。

「暑い時季に、火を使った料理はなるべくしたくないですよね(苦笑い)。刻んで和えるだけのつまみの方がいいかなと思って……」(佐伯シェフ)

 おっしゃるとおりです。イタリア風とうたっているが、「タイの魚醤であるナンプラーを少量使うことで、エスニックの要素もプラスしちゃいました」とのこと。

 こういう自由な発想こそが新しい発見と料理を生み出すのでしょう。

 ヘルシーなお豆腐は晩酌の定番ですが、シンプルゆえに飽きてしまいがち。今年の夏はアレンジ術が、大活躍しそうです。

【材料】

・黒オリーブ 2個
・キュウリ 3分の1本
・ドライトマト(生のプチトマトでも可)  2個
・オリーブ油、ナンプラー 各適量
・お好みの豆腐 半丁

【レシピ】

1. 黒オリーブ、キュウリ、ドライトマトをそれぞれ細かく刻む。
2. ボウルに1とオリーブ油、ナンプラーを加え、混ぜ合わせる。
3. 皿によく冷やした豆腐を盛り、2をのせて出来上がり。

本日のダンツマ達人…佐伯英佑さん

▽さえき・えいすけ
 16年3月にオープンした日本橋浜町の総料理長。辻調理師専門学校を卒業後、イタリア料理店やホテルのレストランを経て、富士屋本店の厨房に立って9年目。「料理が出た瞬間、少し驚かせたい」というちゃめっ気をスパイスに、旬の食材を使った、目にも楽しい料理がずら~り。心躍ること間違いなしです!

▽ふじやほんてん にほんばしはまちょう
 渋谷の再開発の波にのまれ、2018年秋に、惜しまれつつ閉店した大衆酒場の名店「富士屋本店」のDNAを受け継ぐワイン酒場。経営母体である酒販店の2代目が渋谷に大衆酒場を始め、孫である4代目の“若”が15年ほど前からワイン業態を展開している。現在は渋谷に2軒、三軒茶屋に姉妹店があるが、料理は店ごとの個性が光るスタイル。
中央区日本橋浜町2―24―2。

(日刊ゲンダイ2019年8月9日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「コンビネーションカレー炒め」予約の取れない店のまかない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「鶏すき焼きの黄金比のたれ」コクとうま味の秘密はザラメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
甘くて香ばしい「海老芋の唐揚げ」思わず笑みがこぼれます
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
今が旬! ぶどう4種を食べ比べ 2021.9.29(水)
 信州の知り合いから、ぶどうをいただいたので食べ比べてみました。一度に一房を平らげてしまうほどのぶどう好きの筆者。こんな...
「鶏そぼろ豆腐」プロの仕上がりに少しでも近づける技とは?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の人気焼き鳥店「鳥田中」の田中惣一...
「豚肩ロースで作るふわトロ角煮」煮込み1時間の時短レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
色鮮やか!「季節野菜のピクルス」は下準備とスパイスが肝
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
大人のティラミス 2021.9.24(金)
 今回は「大人のティラミス」レシピを紹介していきたいと思います! 前回のアマトリチャーナに引き続き、本格イタリアンのお料...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」茹で時間は1、2分でOK
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
「たっぷりキノコのアヒージョ」キノコは“事前に冷凍”がコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
ピーマンと豚肉好きにはたまらないレシピ 2021.9.21(火)
 この夏、ピーマンの料理をたくさん食べました。一時期、台風などの悪天候が重なり高騰したこともありましたが、それでも手頃で...
「ジャガイモのアンチョビーマヨネーズ」至福の無限ループ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
ふんわりホットケーキの作り方  2021.9.19(日)
 毎回なんとなーく焼いてしまっているホットケーキ。ふと、メーカーの最新レシピを読んでみると、いつもの焼き方がすでに古くな...
子供にも人気「牛肉の甘辛煮」弱火で30分煮込んでトロトロに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
辛さ再び! ペヤング「獄激辛麻婆」を実食 2021.9.17(金)
 まるか食品さんがまたやってくれました。今回の「極激辛シリーズ」は「麻婆やきそば」です。9月に入ってなんだか急に肌寒くな...
「ガーリックライス」最後に特性ソースでジュジュジューッと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...