あぶらとり紙で肌トラブルが起こる!?正しい使い方&注意点

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-06-10 06:26
投稿日:2020-06-10 06:00
 肌がべたついたり、テカってくると気になるもの。そんな時、あぶらとり紙を使ってケアしている人も多いでしょう。しかし、普段何気なく使っているあぶらとり紙が、実は肌トラブルの原因になることもあるんですよ。
 そこで今回は、あぶらとり紙の正しい使い方と注意点についてご紹介します。

使い方次第で逆効果に…! あぶらとり紙の正しい使い方

 朝、バッチリ決まったメイクでも、時間が経つと皮脂が浮いてきてテカりが気になってくる方は多いでしょう。そんな時役立つのが「あぶらとり紙」。でも、このあぶらとり紙の正しい使い方を知らない人が、意外と多いようなんです。

 まずは、正しい使い方をチェックしていきましょう。

1. 脂っぽい部分にだけ使う

 メイク直しの際、あぶらとり紙を顔全体に使っている人も多いでしょう。確かに、メイク直し前に、事前に顔を綺麗にケアしておきたくなる気持ちは分かります。

 しかし、あぶらとり紙の用途はあくまでも余分な皮脂を落とすことにあります。顔全体に使ってしまうと、乾燥しやすい頬やあごの皮脂を落としてしまうため、注意が必要。あくまでもTゾーンなど、べたつきが気になる箇所だけに使用するようにしましょう。

2. 擦らずに皮脂を落とす

 肌のべたつきやテカリが気になると、ついついゴシゴシと擦ってしまう人もいるようですが、これはNG! 擦ってしまうと肌に必要な皮脂まで落としてしまいますし、摩擦による肌への負担も大きくなってしまいます。

 あぶらとり紙は、優しく肌にあてる程度で十分なことを覚えておきましょう。

3. 皮脂をとったら化粧水をプラス

 ベタつきが残ったままだと、綺麗にメイク直しをしてもメイク崩れが起こりやすくなってしまうため、皮脂を取り除いてくれるあぶらとり紙は頼もしい存在。

 しかし、皮脂を落とした後は肌の乾燥が起こりやすくなるため、化粧水などを使って保湿ケアをするのがベター。ミスト化粧水などを併せて持ち歩くと便利ですね。

 ちなみに、保湿成分が配合されているミスト化粧水を使うと、潤いを長時間保つことができるため、メイク崩れ予防にも最適です。

4. あぶらとり紙は暑い時期だけ使う

 あぶらとり紙を季節や環境問わず、1年中使っている人も多いはず。特に皮脂量が多い脂性肌の人は、テカリが気になるために過度に使っている人も多いでしょう。

 しかし、あぶらとり紙は夏場など暑い時期だけ使うことがおすすめ。冬場の乾燥しやすい時期に使用すると、過度に皮脂を奪ってしまい、逆に肌が皮脂を分泌させようとしてベタつきやすい肌質になってしまうこともあるので注意しましょう。

5. メイク直し以外の皮脂メンテはティッシュで十分

 顔の皮脂が気になるのは、メイク直しの時だけではないはず。仕事中、休憩中などにふと「べたついているな」と思うこともあるでしょう。

 そんな時には、あぶらとり紙ではなくティッシュオフもおすすめです。肌の水分と油分のバランスを崩しすぎないため、メイク持ちも良くなりますよ。コスパ面でも◎ですね!

【あわせて読みたい】あぶらとり紙よりティッシュが優秀!肌に優しい皮脂オフ方法

意外と知らないあぶらとり紙の5つの注意点

 あぶらとり紙は余分な皮脂を落とし、メイク崩れを予防したり、テカリをケアすることができる嬉しいアイテム。しかし、使い方を間違えてしまうとデメリットとなることもあります。意外と知らない注意点を見ていきましょう。

1. 必要以上に使わない

 脂性肌の人やニキビに悩んでいる人は、「肌がべたついてくると、すぐにあぶらとり紙でケアしている」という人も多いでしょう。

 しかし、あぶらとり紙で必要以上に皮脂を落としてしまうと、必要な皮脂までも取り除いてしまい、肌に潤いがなくなります。その結果、肌乾燥が起きるリスクが高まってしまうため、過度な使用には注意が必要です。

2. 乾燥している時には使わない

 メイクポーチにあぶらとり紙が入っている人は、「皮脂を落としてからメイク直しをする」という習慣がついてしまっているかもしれません。

 しかし、あぶらとり紙を使う目的は、あくまでも不必要な皮脂を落とすため。肌が乾燥している時、乾燥しやすい季節、環境の場合には無理に使う必要はありません。

3. 擦ったり叩いたりしない

 あぶらとり紙を使う時、「しっかりとべたつきを落とさなければ」という気持ちがあるため、肌を擦ったり叩いたりして皮脂を落とそうとする人がいます。 

 しかしこれでは、肌にとっては大きな刺激となってしまいますし、肌に赤みが出てしまうこともあります。優しく丁寧に、肌にあてる程度で使用することを意識しましょう。

4. 皮脂の落とし過ぎで肌トラブルを起こすことも

 皮脂というと、「肌にとっては良くないもの」というイメージを持っている人が多いでしょう。しかし、そもそも皮脂は、肌を保湿するという役割を持っています。皮脂があることで肌内部からの水分蒸発が抑えられ、バリア機能が保たれているのです。

 必要以上に皮脂を落としてしまえばバリア機能が弱くなり、肌トラブルを起こしやすくなってしまうため、あぶらとり紙を使用する際には適度に落とすことを心がけるようにしましょう。

5. 使いすぎると逆に皮脂分泌が活発になることも

 肌のべたつきやテカリが気になる人の中には、脂性肌寄りの人も多いはず。そんな人は、常に皮脂を落とそうと努力しているかもしれませんね。

 しかし、一日に何度もあぶらとり紙を使って皮脂を落としてしまうと、肌は「皮脂が足りない」と感じてしまい、皮脂分泌によるべたつきが今よりも悪化する恐れがあります。

 日々、保湿ケアを重点的に行い、脂性肌を根本的に改善できるようなアプローチを行うことも大切かもしれませんね。

あぶらとり紙は正しく使うことが肝心♪

 メイク直し前にあぶらとり紙を使うと、余計な皮脂を落とすことができます。その結果、ファンデーションのノリも良くなり、メイク崩れを防ぐ効果も得られるでしょう。

 しかし、ご紹介したように間違ったあぶらとり紙の使い方をすると、肌トラブルの原因となってしまう可能性があるため注意が必要です。

 あぶらとり紙を上手に使ってメリットだけを得られるよう、注意点を頭に入れて正しく使ってくださいね。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

ビューティー 新着一覧


急に夜が淡白になり、枯れてしまった彼氏…【薬剤師監修】浮気以外で考えられる原因は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代で「実年齢+5歳老け見え」は絶対回避したい!【美容家激推し】お助けアイテム3選
 40代を迎えると、ちょっとした老け見えにも落ち込みますよね。「43歳なのに、48歳くらいに見られた…」なんてしょんぼり...
お肌のシミはなぜできる?【美容外科医が解説】薬局で購入可能なおすすめの薬と美容クリニックの威力
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。美容医療11年目の美...
腹痛だけと思ったら大間違い!本当は怖~い「便秘」の5つの影響【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
冬でもテカる! 厄介な「油田肌」3つの原因と対策3カ条。逆効果のケアしていませんか?
「夏はまだしも、真冬の今でも肌がテカるのなんでなの!?」とキレている女性の皆さま、必見!  今回は冬でも肌がテカる原因...
40代に高額な美容液は必要なの? 愛すべきプチプラではなく、全力で投資すべきデイリーコスメは…
 40代半ばを過ぎてくると「高価な美容液に変えるべき?」の疑問が湧いてくる人も多いよう。実際に私のもとへも、「プチプラ美...
脱ネガティブ! マインドフルネスって何?【専門家監修】1日5分から始める簡単メソッドを解説
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
美容家熱弁!40代以上に大人気のプチプラで“買い”な最新作(UV対策、ポイントメイク、ヘアアレンジ)は?
 ここ数年で「プチプラ」と呼ばれるコスメのレベルが、格段に上がっていますよね!  大人世代が使っても納得と満足の両方を...
噂の美容法「タオルで顔拭きはNG」って嘘でしょ!? 医師3人の回答は/専門家監修【美容のウソ・ホント】
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
洋服でお金を浪費する人の特徴4つと回避策。通販サイトは“鬼門”かも?
 お金は稼いでいても、なかなか貯金が貯まらない人に多い特徴が「洋服でお金を浪費している」ケースです。なかには、洋服はたく...
お風呂から出てもすぐに足先が冷えるのはなぜ?【専門家監修】温活で全身ポカポカにする秘訣とコツ
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
20代が実例チェック! アラフォー女性がハマる“逆パンダ”アイメイクの罠
 アラフォー世代のみなさ~ん。若々しさを意識して華やかなメイクをしたつもりなのに、気づけば目元が浮き上がり、さながら“逆...
夫がハゲてきた…プライドも頭皮も傷つけない伝え方と妻にできること3つ
 夫婦の間でも、デリケートで伝えにくいのが「夫のハゲ問題」です。ハゲてきたと感じても正しい伝え方をしない場合、夫を傷つけ...
ダイエット成功の秘訣は「楽痩せ」【薬剤師監修】過去の失敗は“宝”。本当に好相性な超簡単ダイエットは?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「なんだかキマらない…」【美容家厳選】“メイク下手”40代こそ使いたい! 優秀プチプラ3選
 40代以上の自称「メイク下手」女性の多くが悩む「昔と同じようにメイクをしても、なんだかキマらない」問題。きちんとメイク...
「膣トレ」きちんと知りたい!インナーボール、膣ハイフ、膣ヒアルロン酸はwinwinな治療法!?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。美容外科医の増田えり...