ひき肉とキャベツと混ぜて焼くだけ「紅ショウガハンバーグ」

コクハク編集部
更新日:2020-07-13 06:00
投稿日:2020-07-13 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・大井町にあるテキーラバー「Gatito」の伊藤裕香さんに、意表を突く組み合わせの「紅ショウガハンバーグ」のレシピを教えていただきました。

ギョーザの中身をハンバーグに

 スーパーなどによく売っている紅ショウガの袋は大体、50グラム。ということは、それが半分以上、ドーンと入ります。しかも、みじん切りではなく、千切りのを買ってきて、そのまま切らずに使うんだとか。

「私、紅ショウガが好きなんですよね。紅ショウガを食べたいから、牛丼屋に行くって感じ。だから、これもたっぷり入れます」

 ハンバーグなのに、玉ネギも入れません。キャベツを粗く切ってこねます。味付けもオイスターソースだけなんて、シンプルすぎて、不思議です。なんで、こんなレシピを思いついたんでしょうか。

「実はこれ、店で出している裏メニューのギョーザの種なんです。凄く評判が良くて、中身だけをハンバーグにしたんです」

 だから、キャベツ、紅ショウガ、オイスターソースなんですね。納得ですが、これが凄くテキーラに合います。もちろん、ウイスキーやビールにも。考えてみれば、ギョーザは手間暇がかかる料理。この簡単さがうれしいですね。

 それにしても、日本人はなぜ、かくも紅ショウガが好きなのでしょうか。漬けてあるのが梅酢だから? 見た目のアクセントになるだけでなく妙に懐かしいし、疲労回復にもなります。夏場でも食とお酒が進むわけです。

【材料】

・キャベツ 100グラム
・豚ひき肉 150グラム
・紅ショウガ 30グラム
・オイスターソース 小さじ1

【レシピ】

 キャベツは粗みじん切り。材料を全部混ぜて俵形にしてフライパンで焼き、上にも紅ショウガを盛る。

本日のダンツマ達人…伊藤裕香さん

▽いとう・ゆか
 石川県出身。文藝春秋の社員だったがテキーラに魅了され、2013年テキーラバー「Gatito」を東京・大井町にオープン。芳醇なテキーラの楽しみ方を広めるために日々、尽力している。2015年「TEQUILA BAR Elote」を沖縄県那覇市にオープン。日本テキーラ協会公認「グラン・マエストロ・デ・テキーラ」。

▽Gatito
 数少ないテキーラ専門店。古いものから未輸入のものまで、伊藤さんが独自ルートで集めたアガベ100%のテキーラが揃う。その数、約300本。テキーラにバッチリ合うツマミも多数。東京都品川区大井4―10―7。

(日刊ゲンダイ 2017年7月20日付記事を再編集)

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