美容ドリンクはいつ飲むもの?おすすめのタイミング&選び方

コクハク編集部
更新日:2020-07-12 06:00
投稿日:2020-07-12 06:00
 コンビニやドラッグストアなどで見かける「美容ドリンク」。お肌が疲れている時や、デートの前日など、ここぞという時のお守りとして飲んでいる方も多いでしょう。でも、その美容ドリンク、あなたはどのタイミングで飲んでいますか? 実は、飲むのに最適な時間があるんです!そこで、おすすめのタイミングや、選び方のポイントをまとめました。

美容ドリンクはいつ飲むのが効果的?タイミングをチェック

 美容ドリンクは、飲むタイミングが大切!意識することで、より効かせることができるそうなんです。チェックしていきましょう。

基本的にはいつ飲んでもOK

 美容ドリンクというのは、厚生労働省で美容効果があると認められている「医薬品」ではなく、あくまで美容成分が配合された「清涼飲料水」のことを言います。つまりは、病気の予防や治療を目的としている“薬”ではなく、栄養バランスのサポートをする“ドリンク”であるということ。

 そのため、基本的には飲む時間帯はいつでもOKだということを、まずは頭に入れておきましょう。

成分によっておすすめのタイミングが異なる

 いつでも飲んで良いとされる美容ドリンクですが、実は配合されている成分によって、摂取するのに最適なタイミングがあるそうなんです。

◇肌をサポートする成分は「就寝前」

 メインにヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタなど、肌をサポートする成分が配合されている美容ドリンクは就寝前のタイミングで飲むのがおすすめ。就寝後には、成長ホルモンが活発に分泌されると言われていますが、美容ドリンクを飲むことで肌のターンオーバーをより整える効果に期待できるそう。

 ただし、就寝前に飲む場合、カフェインレスのものを選ぶことも大切です。カフェインには覚醒作用があるため、睡眠の邪魔になってしまうことがあります。

◇疲労回復をサポートする成分は「食後」

 ビタミン類など疲労回復をサポートする成分が配合されている美容ドリンクは、食後で飲むのが◎。特に、ビタミンAやビタミンEなどの「脂溶性ビタミン」は油に溶けやすい性質があるため、食後に摂ることによって体に取り込みやすくなるようです。

◇生薬、漢方系は「食間」

 ハトムギ(ヨクイニン)など、生薬や漢方系の成分が配合された美容ドリンクの場合には、一般的な漢方薬のように食間に摂るのが良いとされています。これは、吸収を良くするため。少なくとも、前の食事が終わってから2時間は開けて飲むようにしましょう。

◇ダイエット系は「空腹時」「運動前」

 ダイエット系の美容ドリンクは、空腹時か運動前のタイミングで飲むのがベスト。多くは脂肪燃焼をサポートする成分が配合されているため、代謝アップにも効果が期待できるでしょう。

美容ドリンクの選び方!3つのポイントをチェック

 各メーカーから販売されている美容ドリンクですが、どんなものを選んだら良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。次に、選ぶ時に確認したい3つのポイントをお伝えします。

1. 目的から成分を選ぶ

「美容ドリンク」と一言で言っても、美肌をサポートするもの、ダイエットをサポートするもの、疲労回復を促すもの、など、種類は多岐に渡ります。

 そのため、自分がどんな効果を得たいのか、目的を明確にして成分を選んでみると良いでしょう。たとえば、コラーゲンの生成を助けるビタミンCが一緒に配合されているドリンクなど、一石二鳥の相乗効果を狙えるものもあるため、チェックしてみましょう。

2. 美容成分の含有量

 美容成分がどのくらい含まれているのか、含有量をチェックすることも大切なポイントです。パッケージにはたくさんの成分の種類が表記されていても、実際、メインの美容成分の含有量が少ないタイプのものもあるため、注意が必要。

 ただし、普段、美容ドリンク以外にサプリを飲んでいる方などは、飲み合わせによって効果が薄まる or 濃く出てしまったり、過剰摂取になってしまうこともあります。気になるようであれば、お近くのドラッグストアで常駐している薬剤師さんに相談してみると良いでしょう。

3. 添加物などの量

 多くの美容ドリンクには、劣化を防ぐために、少なからず添加物が配合されています。しかし、できれば添加物や甘味料などは使っていないものの方がベスト。成分を直接体に届けることができます。

 美容成分100%だけで作られた美容ドリンクもあるため、購入時にチェックしてみてください。

美容ドリンクを摂取する時の注意点!

 最後に、美容ドリンクを摂取する時の注意点についてもご紹介します。

食事の栄養補助として摂取する

 食欲がない時や忙しい時などに、「美容ドリンクさえ飲んでおけば良いかな」と考える方もいるようですが、これはNG! 美容ドリンクは、あくまで食事の栄養補助的な役割です。

 栄養バランスの取れた食事を意識して、その上で役立てるようにしましょう。

1日の摂取目安量を守る

 美容ドリンクは、飲めば飲むほど効果があるというものではありません。各製品の1日の摂取目安量を必ず守って飲むようにしましょう。

 ただし、体調などによって目安量より少なく飲むのはもちろんOKです。自分にとっての適量を見極めるのも、大切なことでしょう。

継続して飲む

 美容ドリンクは、1本飲んだからといってすぐに効果が現れるというものではなく、継続することで良い変化を感じられる場合が多いです。

 特に、美肌効果を期待して飲む場合には、まずは角層のターンオーバーである10日ほどを目安に続けてみると、効果が出やすくなるそうです。
美容ドリンクを摂るタイミングで翌日の肌が変わる!

 毎日のスキンケアに気を配っている方も多いと思いますが、体の内側からアプローチしてくれる美容ドリンクは、女性にとって体のコンディションを整えてくれる強い味方になります。

 自分に最適な美容ドリンクが見つかったら、ぜひご紹介したタイミングを参考にして、効率良く美肌を目指してくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


「夏の汗対策」汗っかきさんは“冷却ポイント5つ”を覚えて!
 暑い夏、汗による悩みは尽きませんよね。メイク崩れやニオイ、汗染みなど、困っている人も多いはず。そこで今回は、悩み別に4...
「オフィスカジュアル」でデニム着用 アリorナシ線引きは?
 近年、働き方の幅が広がり「オフィスカジュアルOK」の会社も増えてきていますよね。そこで毎回のように議論になるのが「デニ...
痛くないよね?40代でも「背中開きトップス」が着たいんです
 ヘルシーで涼しげなムードが魅力的な、背中開きトップス。夏のコーデに取り入れたい気持ちがある反面「大人の女性が着るのは痛...
【基本のスキンケア】物価高でケチる前に0円で見直せること
 物価高が家計に重くのしかかってきていて、日々の美容ではなるべく節約したい人も増えているよう。一方、梅雨になると「肌の調...
おうちパックで蘇る! エステ&サロン級のうるツヤ肌と髪
 人と会う機会が増え、久しぶりに再会した人から老けたと思われたくないと、肌と髪の手入れを大急ぎでしています。  エステ...
【生理中の嫌なニオイ】やば!気付かれた?対処法を入手して
 生理中のニオイって、本当に気になりますよね。実際、多くの女性が生理中のニオイを気にしているようです。  今回はニオイ...
今さら聞けない「インバスケア」40代から始める美容習慣4つ
 40代になると、髪や肌に関する悩みが増えてきますよね。だからといって、仕事や家事が忙しくエステに通う余裕はない……。そ...
プレ更年期でニキビ?女性ホルモンの乱れが…【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
太って見える「白コーデ」膨張色でもテク次第で細見え可能!
「白」を格好良く着こなす大人女子になりたいと思っていても、いざ買い物に行くと「太って見えるかも……」と諦めてしまう人が多...
【夏の脇汗】毎シーズン悩む…洋服の黄ばみ&ニオイどう防ぐ
 夏になると多くの人を悩ませるのが「脇汗」ですよね。洋服の種類によっては、くっきりと脇汗部分だけ色が変わって、黄ばみやニ...
2022-06-15 06:00 ビューティー
実感!偉大なる“おばあちゃんの3大教え” 2022.6.14(火)
 おばあちゃんっ子です。母が病弱だったこともあり、小さな頃からしょっちゅう祖母の家に預けられていました。大学も祖母の家か...
疲れ目対策&美鼻狙いで「耳穴ストレッチ」1日2分でOK<後>
 前編では、骨格矯正士の清水ろっかん氏の著書「『聞こえ』がよくなる! 耳穴スイッチ」(世界文化社)から、「気象病」を治せ...
梅雨・台風の不快を減らしたい!1日1分の耳穴ストレッチ<前>
「梅雨の時期や台風が多い時期は、なぜかカラダの具合が悪い……」という人は、意外と多いのではないでしょうか。それは自律神経...
髪色より眉色チェンジ!垢抜け狙いの時短メイクは目元がカギ
 メイクのテイストを変えるなら、“眉色”に変化をつけるのも人気ではあるけれど、せっかく眉を変えても「なんだか垢抜けないか...
低用量ピル愛用歴10年でドクターストップが!2022.6.9(木)
 ここ数年ですっかり身近になった低用量ピル。周囲にも「飲み始めたんだ~」と気軽に話してくれる友人が増えてきました。しかし...