リンスとコンディショナーはどう違う?役割をチェック
髪を洗う時にシャンプーだけで洗い上げると、髪がキシキシするのを感じたことがある方は多いでしょう。そんな時、リンスやコンディショナーを使ってケアをすると、すっと指通りが良くなります。
そもそも、この2つのアイテムには、どんな役割があるのでしょうか?
リンスの役割
リンスには「すすぐ」という意味がありますが、リンスの本来の役割は、シャンプー後に髪の表面を油分でコーティングして髪をすすぎやすくすることにあります。また、シャンプー後にアルカリ性に寄ってしまった髪を酸性にして、キューティクルを滑らかにする効果も得られます。
コンディショナーの役割
コンディショナーの役割は、リンスとあまり変わりません。油分で髪の表面を保護して、パサつきなどを抑えてくれます。ただ、近年ではコンディショナーの方が保湿力が高く、髪のダメージを予防してくれる傾向にあります。
メーカーによって定義が異なる
実は、リンスとコンディショナーを分ける定義はありません。要は、髪表面を保護する働きがあれば、リンスでもコンディショナーでもどちらの明記をしても良いということ。
メーカーによって表記名が違うだけで、それぞれの役割や中身はさほど大きくは違いがないようです。
より髪を補修するならトリートメントが◎
リンスやコンディショナーに対して、より傷んだ髪のケアをするのに良いとされるのが「トリートメント」です。トリートメントは、髪内部に栄養分をしっかり浸透させ、紫外線や乾燥などの外的刺激によって傷んだ髪の補修などを行ってくれます。
一昔前は、「シャンプー→リンス or コンディショナー→トリートメント」でケアを行う方が多かったですが、シャンプーの質が上がっている近年、リンスやコンディショナーを使用せずにトリートメントだけを使用している方も多いです。
リンス&コンディショナーの効果を高める4つの方法
トリートメントと比べるとリンスやコンディショナーは比較的リーズナブルですので、日々のヘアケアに使用している方も多いでしょう。せっかく使うのであれば、より効果を高める方法についてもチェックしていきましょう。
1. 適量を守る
リンスやコンディショナーは、たくさん使ったからといって効果が高まるものではありません。各製品に表示されている適量を守って使うようにしましょう。
2. 髪の中間〜毛先にかけてつけて揉み込む
リンスやコンディショナーは、基本的に髪の中間〜毛先を中心につけるアイテム。つけた後にはギュッと揉み込むようにすると、傷んだ部分にまんべんなく行き渡ります。
ただし、髪の根元や地肌にはつけないことが必須。毛穴詰まりを起こしやすくなるため、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。
3. つけてから時間をおきすぎない
トリートメントと同じ感覚でリンスやコンディショナーを使っている方がいますが、トリートメントのように時間を置いて洗い流すのはNG。
リンスやコンディショナーは髪の内側に浸透していくものではないため、時間をおいたとしてもあまり効果を得られないばかりか、ダメージの原因になることもあるようです。ただし、製品によっては髪内部に浸透する成分が配合されている場合もあります。アイテムの用法をよく読んで、使用するようにしましょう。
4. つける順番を工夫する
シャンプーの後にリンスやコンディショナーを使って指通りを良くするというのが、基本的な順番です。ただ、傷みが激しい場合には、リンスなどで髪表面をコーティングしてからシャンプーを、さらにその後にリンス or コンディショナーを使用するのも良いでしょう。
また、3つのアイテムを同時に使用する場合には、シャンプー→トリートメント→リンス or コンディショナーの順につけるのがおすすめ。
とはいえ、たくさんアイテムを使うことが髪に良いというわけではありません。栄養分を含んだトリートメントには保護成分が含まれているものもあるため、成分が強すぎてしまう可能性も。相性やバランスを見ながら使うことも大切です。
ヘアケアにリンス or コンディショナーは必須!トリートメントも活用して
リンスとコンディショナーは、「基本的には同じもの」ということがわかりましたね。どちらも髪の潤いを保つ役割がありますし、比較的コスパが良いため、手軽に日々のケアに取り入れやすいアイテムでしょう。
でも、髪のダメージが大きく、補修を中心にケアを行いたいという場合には、やはりトリートメントを使うのが有効。セルフケアでは不十分だと感じる場合には、美容室のトリートメントを取り入れるのもおすすめです。
ぜひ、自分の髪に合ったケアで、ツヤサラの髪を保ってくださいね。
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