「なめたけアボカドわさび」自家製なめたけは意外と簡単!

コクハク編集部
更新日:2020-10-10 06:00
投稿日:2020-10-10 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂下俊さんに、自家製なめたけを使った「なめたけアボカドわさび」のレシピを教えていただきました。

なめたけ、アボガド、わさび…

 なめたけは、作るものではなく、買うもの――と思っている人が多いかもしれません。記者の冷蔵庫にもスーパーで売っている瓶詰が入っています。

「それはもったいない。簡単に作れるし、自家製は味も格別です。しかも、保存が利いて、なんにでも応用が利く。作らない手はありません。ヅケにしたマグロの赤身や冷ややっこにのせてもいいし、とろろに合わせたり。もちろん、ご飯のお供にも抜群です」と、坂下さん。

 確かに、風味、食感、うま味とどれをとっても、市販のものより一枚も二枚も上です。

 今回はこれをアボカドとわさびに合わせるのですが、シャキシャキでうま味たっぷりのなめたけにアボカドのコクとわさびの香りと辛味がベストマッチ。秋田の純米吟醸、ゆきの美人のひやおろしがクイクイすすみます。

【材料】

・えのき 2パック
・アボカド 3分の1個
・酒 大さじ4
・薄口醤油 小さじ4
・みりん 小さじ2
・砂糖 大さじ2
・塩 1つまみ
・わさび 適量

【レシピ】

(1)2等分に切ったえのきと酒を鍋に入れ、中火で炒め煮にする。
(2)えのきがしなっとしてきたら、残りの調味料を加え、かき混ぜながら水分がなくなるまで煮詰める。
(3)くし切りにしたアボカドに冷ましたなめたけをのせ、わさびを添えて完成。

本日のダンツマ達人…坂下俊さん

▽坂下俊(さかした・しゅん)
 1985年、岩手県久慈市生まれ。水産高校の食物科を卒業後、豪州に留学。現地レストランの厨房で料理人としてのキャリアをスタートさせ、帰国後は横浜の中華街、フレンチ、パスタ専門店などで腕をふるった。その後、都内の和食店で料理と日本酒を学び、今年1月に独立。確かな料理はもちろん、丁寧で明るい接客にファン多数。

▽さかづき
 坂下さんが2019年1月にオープンさせた、立ち飲みの割烹料理店。料理はおまかせのみで、3品1500円、6品3000円の2種。日本酒は常時50種類以上が用意され、1杯650円。カジュアルな立ち飲みスタイルながら、クエやマツタケなどの高級食材を惜しげもなく使った本格的な料理と酒がリーズナブルに味わえると、早くも下町の人気店になっている。中央区月島3―11―11 マガザン月島Ⅲ1階。

(日刊ゲンダイ2019年10月26日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「コチュマヨツナの味噌キャベツ」マッコリと一緒に韓国気分
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「山わさびのせ豚ロースステーキ」あくまでも中火でじっくり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、さわ...
「長芋のチーズ焼き」意外な組み合わせとホクホク食感が新鮮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「定番のオム豚キムチ」ご飯が何杯でもいける“最強おかず”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「トンビ豆腐」豚の尾を“野菜だし”と3種の唐辛子でコトコト
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「シラス山椒」爽やかな山椒が香る和風マリアージュの王道
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「ナスのひき肉詰めムサカ仕立て」余り食材がおしゃれに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「ちくわの向こう側」えのき明太マヨがちくわにピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
黄身を崩して絡めたらも~最高! 絶品☆新玉ねぎのサラダ
 旬が短いからこそぜひ食べてほしい「新玉ねぎ」。通常の玉ねぎより水分を多く含んでいて辛みが少なく、柔らかな食感なので、生...
ぐっち夫婦 2020-04-28 15:10 フード
「クロスティーニ」あらびき肉とクリームチーズのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「マラケシュのポテサラ」4種のスパイスが食欲を刺激する!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「ナスの生姜焼き」甘じょっぱいタレはだれもが好きな味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
「ハッスルたらこ」お酒と白飯がグイグイ進む危険なおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
「チーズの葉わさび和え」ダイエット中の人にもお勧めしたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
「大山鶏山椒煮」抜群の素材の味を引き出すシンプルな味付け
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「サバと大根の湯揚げ」醤油とバルサミコのポン酢ソースで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...