ママ活を始めたがる30代&40代社会人男性が急増している理由

内藤みか 作家
更新日:2020-09-17 06:00
投稿日:2020-09-17 06:00

年上が好きで知り合いたいから

 また、年上の女性が好きで仲良くなりたいから、という男性も、もちろんいます。けれど、そこに「年上のお姉さんから出してもらえるお金」をも期待する人が増えています。これもまた、デート代の捻出が難しいという経済事情があるのかもしれません。

 つまり年上女性のお金で食事やデートを楽しみたいのです。

 さまざまな理由をつけてママを募る30-40代男性たちですが、つまりは生活が苦しい人が増えたということなのかもしれません。

 とはいえ「おっさんレンタル」というサービスが1時間1000円であることを考えると、あまり多くを望むことはできないのではないでしょうか。

女性が求める男性像

 多くの女性がアプリで「こういう人ならお小遣いあげてもいいかな」と思うのは、若くてイケメンという、連れ歩いて自慢できるようなタイプであることが大半です。

 そのため、高身長でルックスがいい有名大の学生がアプリにいると、そこに人気が集中するのだとか。そういった男性とはなかなか知り合う機会がないからなのでしょう。

 つまりは多くの女性の目が若いイケメンに向かうなかで、大人の男性を好む人を探すことから始めなくてはなりません。

 こうしたマッチングアプリは顔画像で目を引かないとクリックをしてもらえません。クリックされないとプロフィールすら読んでもらえないのです。

 女性がクリックしたくなるよう、画像に工夫を凝らす必要があるでしょう。

30代40代でもママ活できるの?

 また「お金は別にいらないから年上の女性と出会いたい」という若い男性がかなり多いのが現状です。わざわざお金を払わなくてもタダで男性に会える環境のなか、有料でもいいからこの人に会ってみたいと女性に思わせられる人、そして上手にお金を引っ張れるテクのある人でないとママ活は難しいでしょう。

 急増している30代40代のママ活希望の男性たちですが、ママの数は急増どころかコロナで減少しているといいます。ライバルも多いため、実際に収入を得るところまでたどり着ける大人の男性は、そう多くはないのではないでしょうか。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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