週末に作り置きしたい「肉シューマイ」は赤ワインと相性抜群

コクハク編集部
更新日:2020-11-07 06:00
投稿日:2020-11-07 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の前川敦志さんに、多国籍風の味がクセになる「肉シューマイ」のレシピを教えていただきました。

タマネギは片栗粉で下処理

 肉好き店長・前川さんのオリジナルレシピはクミンがたっぷり。多国籍風の味がクセになる人気メニューです。おすすめの酒は赤ワイン。

「うちでは頭痛のもとといわれている防腐剤が極力少ないオーガニックワインを仕入れています。オーガニックワインはさっぱりしていて、肉のうま味を十分に楽しめる上品な味です」(前川さん)

 タマネギは片栗粉をまぶし、野菜のジューシーさが残るように下処理をしています。下味をしっかりつけているのでそのままでも食べられますが、店では黒酢を出しています。

「シューマイは皮に包んだら1個ずつラップをして冷凍庫に入れておき、オーダーが入るたびに蒸します。冷凍から蒸すだけですから簡単。作り置きできますよ」

【材料 6個分】

・豚ひき肉 150グラム
・タマネギ 半玉
・ギョーザの皮 6枚
・おろししょうが 小さじ1
・片栗粉 大さじ3
・醤油 小さじ1
・ゴマ油 小さじ2分の1
・クミン 大さじ1
・黒酢(または酢) 少々

【レシピ】

(1)タマネギを粗みじん切りにし、片栗粉と和える。
(2)1にひき肉、おろししょうが、醤油、ゴマ油、クミンを加えて練り、ギョーザの皮に包む。
(3)蒸し器で20分蒸す(シューマイの下にキャベツの外側の葉を敷いて蒸すのがベター)。

本日のダンツマ達人…前川敦志さん

▽前川敦志(まえかわ・あつし)
 1981年、静岡県焼津市生まれ。地元の魚市場を経て、子供の頃から料理好きだった兄に触発され、料理の道へ。兄は中華、自身は居酒屋へと進み、切磋琢磨している。

▽Choi.S(チョイス)
 2012年に煮込みダイニングをメインにスタート。渋谷の喧騒を忘れるノスタルジックな空間が特徴で、オーナーの両親が家庭菜園で育てた無農薬野菜も不定期で登場。オシャレ優先の代官山界隈で食べ放題ランチなど、おいしいごはんが食べられると定評がある。渋谷区猿楽町1―5 代官山ハイム1階。

(日刊ゲンダイ2019年11月9日付記事を再編集)

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