ホクホクをほおばる「アボカドのタネに見立てたコロッケ」

更新日:2020-11-24 06:00
投稿日:2020-11-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」の園田洋平さんに、揚げ物好きにもってこいの「アボカドのタネに見立てたコロッケ」のレシピを教えていただきました。

ジャガイモは茹で時間がポイント

 刺し身やサラダで“市民権”を得たアボカドですが、火を入れて提供されるのも珍しい?

「揚げることによって男性が食べるイメージに変身する印象がありますね。コロッケとの相性もよく、揚げ物好きの男性にとっては、もってこいでしょう」

 アボカドは揚げすぎないこと。それがトロッとして、ホクホクのコロッケに絶妙に絡み、おいしいです。

「ジャガイモをホクホクにするコツは形崩れしないギリギリまで茹でること。水分を含んでしっとりします」

 揚げることで風味や食感が変わる。それによってアボカドも食べやすくなるから不思議です。

【材料】

・ジャガイモ 1個
・鶏のひき肉 20グラム
・ニンニク 少々
・小麦粉 少々
・卵 1個
・パン粉 少々
・アボカド 半分
・塩 少々
・コショウ 少々
・粉チーズ 少々

【レシピ】

(1)ジャガイモを茹でる。
(2)鶏のひき肉とニンニクを一緒に炒める。
(3)1と2を和えて丸く形を整える。
(4)3に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げる。
(5)カットしたアボカドに塩、コショウをして素揚げし、4を盛り付けて粉チーズを振りかけて完成。

本日のダンツマ達人…園田洋平さん

▽そのだ・ようへい
 1980年、千葉県生まれ。高校生の時に叔父叔母が長野で運営しているペンションを手伝って料理に目覚める。高校卒業後、赤坂の「グラナータ」で5年、代官山の「ASO」で2年間修業。その後、和食店やBARなどを経て現在に至る。食材を売るのではなく、技術やアイデアを駆使した料理を提供することをモットーにしている。

▽ラ コッコラ
 2010年にオープンしたイタリア料理店。新鮮な肉、魚、野菜を独自ルートで仕入れ、安価で提供。高級食材はアクセント程度で、家庭の食卓に並ぶようなありふれた食材をレストラン料理にアレンジ。人気メニューは「生うにのスパゲティー」(時価)。シェフのおまかせコース(5品、飲料別)は3000円からだ。渋谷区神宮前3―42―3 林ビル2F。

(日刊ゲンダイ2019年11月16日付記事を再編集)

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