離婚する?しない?答えを出すために悩んでしまう一番のこと

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-03-27 06:00
投稿日:2021-03-27 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。バツいちなの~、離婚したの~、という会話がちっとも珍しくない時代です。明るく話していても“離婚”までの道のりは辛く苦しかったはずです。「別れようかどうか迷っている」という相談には「迷っているうちは離婚しないでください」と必ず答えることにしています。バツ歴のある人ならわかるはず。必ず、ある時フイに「もう離婚しよ!」と決断の神が降りてくるものです。「子供がいなければさっさと別れています」これが相談者さんたちの共通点です。今回のテーマは離婚を迷う最大の理由“子供”についてお話したいと思います。

子供の気持ちは後回しで考える

 離婚を考える時に一番悩むのは子供のことです。パパがいなくなって寂しがらないか、経済面できちんと育てていけるのか、自分が我慢したら済むのではないか……子供を絡めて考え出すと悩みは深くなります。

 とても冷たく聞こえますが、離婚を考える時には子供の気持ちの考慮はいらないと思ってください。

 もちろん受験期にかぶらない等、離婚する時期については考えてあげたらいいと思いますが、気持ちを汲む必要はあまりありません。

 確かに、今まで生活を共にしていたパパがいなくなると泣くことだってあるでしょう。その涙を見て母親はまた苦しみます。「私さえ我慢していたら、子供が泣くこともなかった」と。

 離婚に対して子供に罪悪感を持ってしまいますが、そんな罪悪感も手放していいと思います。子供の涙は私たちが思うより深くありません。転べば泣きますし、おやつを取られても泣きます。大人と子供の違いは悩みごとの深さの違いでもあるのです。

子供が喜ぶ一番のこと

 不仲な両親に育てられた揚げ句、「あなたがいたから離婚しなかった」と言われて喜ぶ人はいません。私なら迷惑な話だと憤慨するかもしれません。

 結婚は親戚や親兄弟も関係してきますが、離婚は当事者同士の問題だと意識を寄せるぐらいがちょうどいいです。シンプルに自分と相手のうまく行かなかった原因と将来も見据えて考えましょう。

 ほとんどの子供はパパよりママの方が好きです。生物学的にも子供には母親が必要だという考え方から、親権はほぼ母親が勝ち取っています。お母さんが元気で楽しそうにしている姿が一番の教育かもしれません。

 両親が揃っていても愛のない暗い家庭では、子供の心に闇が作られてしまっていることも多く、子供のためにという我慢が逆効果になっています。お母さんが笑顔で幸せでいることが子供の幸せにつながるのです。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


離れないと泥沼化…女をメンヘラにさせるダメンズの特徴4つ
 LINEで一喜一憂、彼の機嫌や顔色をいつもうかがって、彼が気に入らない格好や言動や趣味は謹んで……苦しい恋をしていると...
七海 2019-09-21 08:07 ラブ
「男の価値はお金」と言い切る女性が男を見分ける3つの基準
「どうしても、お金持ちと結婚したい!」と切に願っている女性ほど、相手の資産状況を死活問題として把握したがります。同時に“...
並木まき 2019-09-20 06:25 ラブ
【悲報】“家族大事アピール男”にろくな男がいないことが判明
 結婚を考えるにあたって、重要な項目の一つが「家族を大事にすること」。これを重視する女性の方、男性の方が多いことは周知の...
しめサバ子 2019-09-20 06:00 ラブ
さげまん彼女になってない…? 彼の自信を奪う4つのNG行動
 さげまん、という言葉を聞いたことはありますか? 付き合ったり関係を持つと男性の運気を下げてしまう女性のことを俗に「さげ...
七海 2019-09-19 06:00 ラブ
性格の悪い男に気をつけて!その特徴と巧妙な騙し手口とは?
 性格悪い男と言われると、思い浮かべるのは人さまざまですよね。誰かに自分の代弁をさせるようなずる賢い男もいれば、女性を騙...
東城ゆず 2019-09-19 06:00 ラブ
秋に再アタック!ひと夏のアバンチュールで終わらせない方法
 花火、海、バーベキュー、野外フェス……。夏は出会いの場がとにかく多い。夏特有のどこか特別な雰囲気って、気になっていた彼...
七海 2019-09-18 06:00 ラブ
年上のモラハラ夫が妻に繰り出す「卑怯すぎる常套句」3選
 妻へのモラハラ発言を繰り返す夫には、どうにもならない事柄を引き合いに出して、妻を意のままに操ろうとする人も少なくありま...
並木まき 2019-09-18 06:14 ラブ
結婚に「妥協」という言葉を使う女性は婚活を卒業できません
 あなたは妥協してまで結婚したくない人ですか? それとも妥協してでも結婚したい人でしょうか? さまざまな男女の結婚をサポ...
山本早織 2019-09-17 06:00 ラブ
そのうちバチが…呆れるほど自分本位な鬼嫁たちの怠惰な生活
 結婚生活には「我慢」や「忍耐」がセットですが、鬼嫁の辞書にそんな言葉はないようです。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)な...
並木まき 2019-09-17 06:00 ラブ
デートのお会計問題! 男性の“本当のキモチ”を考察しました
 初めての二人っきりのディナーデート。  会話も弾み、美味しいご飯にお酒も入っていい感じに。  お会計は1万...
伊藤早紀 2019-09-16 06:30 ラブ
キラキラ生活の裏で…不幸への道を歩む「港区女子」の共通点
「港区女子」と聞けば、夜な夜な煌びやかな生活を謳歌しているゴージャスな女子の姿が、頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか...
並木まき 2019-09-16 06:14 ラブ
必見!「アプリを削除しない男」の“メス力”的3つの問題点
 メリさん初めまして! 私は付き合って5カ月の彼氏がいるのですが、3カ月目ぐらいの時に彼の前で彼の携帯を見たら、マッチン...
神崎メリ 2020-05-20 11:25 ラブ
無言で脅迫するモラハラ夫との2年間…真由さんのケース#1
 暴力や器物損壊、暴言などを繰り返すDVとモラルハラスメントの違いはどこにあるのでしょうか? モラハラ男と結婚した体験談...
神田つばき 2020-01-11 07:00 ラブ
モテる女は自己肯定感が高い 卑屈さを捨て自信をつける方法
「同僚のあの子はいつもキラキラしてて周りに人が絶えない。わたしは顔も可愛くないし頭も悪いし、仕事もできない。比べられてる...
七海 2019-09-15 06:47 ラブ
あおり運転問題に学ぶ…車に乗ると豹変する男の性格とリスク
 あおり運転が社会問題化していますが、オラオラ系運転をする男性は少なくありません。弱い犬ほど吠えるのと同じで、実は自信が...
山崎世美子 2019-11-14 19:23 ラブ
同棲後に結婚するポイント♪ うまくいくための5つのルール!
「結婚を見据えて同棲をしたのに別れてしまった……」、そんな話はよくありますね。将来のことを考えてせっかく同棲をしたのに、...
孔井嘉乃 2019-09-14 06:17 ラブ