「酒呑みのポテトサラダ」燻製たくあんとカレー粉を“後のせ”

コクハク編集部
更新日:2021-04-06 06:00
投稿日:2021-04-06 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜飼昌彦さんに、食感や風味が楽しくおいしい「酒呑みのポテトサラダ」のレシピを教えていただきました。

コンビニやスーパーの出来合いポテサラでもOK

 ポテサラ愛好家の皆さま、新レパートリー候補をご紹介します。ジャガイモの上に鎮座し存在感をアピールするのは、ざく切りにした薫製たくあんとカレー粉。

 まずは冷えたビールでノドを潤し、後を追うようにポテサラをひと口……想像するだけでヨダレが出そうでしょう?

 もっと手を抜きたいという人は、コンビニやスーパーにある出来合いのポテサラを使ってもOK。味は落ちますが、それなりに楽しめるでしょう。

 ただし、「薫製タイプのたくあんと、カレー粉だけはマストでお願いします。ポイントはポテサラと混ぜ合わせてしまわないこと。“後のせ”にすることで、見た目のインパクトはさることながら、食べるところによって食感や風味が異なるので、メリハリを感じながら楽しく召し上がっていただけます」(鵜飼さん)。

 記者宅の冷蔵庫には、刻んで保存容器に入れた“いぶりがっこ”がスタンバイ。今晩も作り置きしたポテサラにのせて引っかける予定です。

材料

・ジャガイモ 5個
・卵 2個
・ベーコン 100グラム
・マヨネーズ
・白ワインビネガー
・塩
・黒コショウ
・薫製たくあん(市販)
・カレー粉

レシピ

(1)皮付きのジャガイモを鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、中火で茹でてから皮を剥く。1センチ角に切ったベーコンはフライパンで炒め、卵は10分ほど茹でて、固茹でにする
(2)ジャガイモをボウルに入れてつぶし、適当な大きさに割った茹で卵、ベーコンを加え、マヨネーズ、白ワインビネガー、塩、黒コショウで味を調える
(3)器に盛り、刻んだ薫製たくあんとカレー粉をふりかけて出来上がり

本日のダンツマ達人…鵜飼昌彦さん

▽鵜飼昌彦(うかい・まさひこ)さん
 1975年、千葉県生まれ。全方位型のビールラバーだったが、ひょんなことからベルギービールの魅力にどっぷりとハマり、28歳の時、当時勤めていた会社を辞め、この世界へ飛び込んだアツい男。都内屈指の有名店「ブラッセルズ神楽坂」で7年半の店長経験を経て、満を持して独立。

▽ビア エトセトラ
 2015年2月オープン。生4種、ボトル100種のベルギービールを常時ラインアップしているが、目指すところは「ベルギービール以外のお酒が日本一揃っているベルギービール専門店」。焼酎や日本酒の珍しい銘柄も楽しめる。モットーは「心地よい時間と空間の提供」だ。東京都新宿区荒木町7―3 モンセラート四谷102。

(日刊ゲンダイ2021年3月31日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


プロの味に近づける「小松菜と油揚げ、えのき茸のおひたし」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さん...
一度食べると病みつきになる!「カニ味噌レーズンバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さん...
風味引き立つ「甘エビの魚醤漬け」翌日の朝食に使う裏ワザも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さん...
お寿司とお酒の楽園「独楽寿司」レポ 2021.11.26(金)
 寿司をツマミに酒を飲む――。THE大人!って感じで憧れます。しかしながら、筆者の少ないお給料では、そうそうできることじ...
「鶏肉の紹興酒漬け」茹で鶏が紹興酒でバージョンアップ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
手軽に本格的な味「台湾甘酢漬け」優しい甘みと柔らかな酸味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
アボカドも一緒に揚げる「エビとアボカドのマヨネーズ和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
夜市の定番「台湾風ネギ卵焼き」お酒のアテや豪華なおかずに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
地味だけど美味!ブロッコリーのパスタ 2021.11.20(土)
 晩秋から3月ごろまで国産ものが多く出回るブロッコリー。買い物に出かけ、粒がぎっしり詰まってみずみずしい“上物”を見つけ...
「客家式ピータン豆腐」ピータンのコクと豆腐の甘味が一体に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
“ふわふわ系”グミ7種を食べ比べ 2021.11.18(木)
 コンビニやドラックストアで購入できる「グミ」。SNSで空前の“グミブーム”が到来していることもあり、種類も豊富な印象で...
ビールに合う「ガパオガイ」はキング・オブ・エスニック!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
タイ北部のサラダ「ラープガイ」 3色のさっぱりスパイシー!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
「パクチーポテトサラダ」香りが苦手な人でも食べられる!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
カレー味のふんわり卵に包まれた「プーアッパッポンカリー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
ダシとスパイスで食す「マサライカ焼き」大阪名物を超える?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・下北沢の「タコムマサラダイナー」の藤田一...