「台湾カステラ」大本命キター! 2021.5.24(月)

コクハク編集部
更新日:2021-05-24 06:00
投稿日:2021-05-24 06:00

台湾カステラといえばグランドカステラ

 次から次へと出てくる流行りものスイーツ。週末の情報番組ではフルーツサンドからの「フルーツ大福」が注目されているなどと取り上げていましたが、粉もの好きとしては、こちらをスルーするわけにはいきません。そう、台湾カステラです。

 台湾(の港町・淡水区)で生まれたカステラだから、台湾カステラ。潔くていいですね。もっとも、現地では「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」→焼き立てのケーキの意、「古早味蛋糕(グザォウエイダンガオ)」→昔ながらのケーキの意…といった名前で親しまれているそう。いずれにせよ、好感がもてますね。

 台湾カステラの大きな特徴は「お上品とは言い難い(リスペクト!)その大きさ」と「ぷるぷるふわふわの独特な質感」。口の中に頬張れば、ほんのりと甘く、すぐにしゅわしゅわっととろけてしまうような軽い食感も魅力のひとつです。主な材料は粉、卵、牛乳、砂糖ですが、食感の秘密は「たっぷりのメレンゲ」と「蒸し焼き」にあるようです。

 昨年あたりから日本でもコンビニ各社のオリジナル商品も売られ、群雄割拠となっていますが、5月3日、満を持して「GRAND CASTELLA(グランドカステラ)」が日本初上陸。台湾カステラの「元祖名店」の触れ込みです。これぞ大本命!?

整理券の配布すでに終了! え、買えないの?

 現在国内唯一の店舗である東京ソラマチ(東京・墨田区)に行ってまいりました。平日午後とあってフツーに買えるでしょ? と思っていたのですが、甘かった。当日分の整理券はすでに配布終了済みの貼り紙。えっ、整理券が必要なの!? いまさらHPを見ると整理券配布の案内が……マ、マジですか。でも諦めるには早い、早すぎる。

 店員さんに聞いてみると、「整理券配布分とは別に16時から一般販売します」とのこと。やっぱり聞いてみるものですね。なんでも整理券は開店1時間前の9時から配布、訪れた平日は12時前には“売り切れ御免”の終了となったそう。週末はさらに激戦が予想されます。むう。

 というわけで、再トライ。10分ほど前の15時50分すぎに売り場に行ったところ、たいして並ばずスムーズに買うことができました。でもって、店の周りにはやさしい甘~い香りが漂っております。素通りするにはかなりの勇気がいる、正真正銘の甘い誘惑の香り……。

ふわふわなのにずっしり!計量してみた

 メニューは「プレーン」(890円・税抜き=以下同)、「チーズ」(1130円)、「ハーフ&ハーフ」(1030円)の3種類。「人気はハーフ&ハーフで、おすすめはチーズ」(店員さん)とのことでしたが、初買いの食いしん坊としては「ハーフ&ハーフ」にて失礼いたします。

 無事にゲットできたそれは箱の底を手で触ってみると温かく、まさに焼き立て! そして手に伝わってくる重量感の半端ないこと。ふわふわなのにずっしり(笑)。

 どのくらいの重さがあるのか。帰宅後、計ってみました。えー630グラム! 週刊少年ジャンプが1冊あたり平均700グラムといわれているそうなので、スイーツなのにジャンプ1冊分ぐらいの重さがあると想像していただけましたら。気になるカロリーは公表されていないようです。

プレーンとチーズのせめぎ合い

 お味ですか? やさしい味わいで思わずニンマ~リ。粉もの好きとして、まずはプレーンで生地そのものをしっかりと味わいましたが、使用しているチーズはクセの強いタイプではありません。

 ほんのりとした塩けは心地よいアクセント程度(しかも上部はほぼプレーン)なので、店員さんのおすすめどおり、チーズ一択でもいいかもしれません。というのも、チーズを食べるとプレーンでは物足りなさを感じたり。

【「グランドカステラ」購入のまとめ】

・整理券なしでも購入できる可能性がある。簡単に諦めないで。
・チーズがものすごく苦手でなければ、いきなりチーズ一択でも後悔はしなそう。
・相当な重量なので、箱(無料)だけでの持ち運びは心もとない感じ。有料のビニール袋(15円)もしくは紙袋(40円ぐらいだったかと)をゲットするか、エコバックを持参すると安心。

 1000円ちょっとで見映えも話題性もグー。ちょっとしたおもたせにも喜ばれそうですし、甘いものが苦手な男性でもついついパクついてしまうのではないでしょうか。

 少しでも参考になれば幸いです。筆者はリピート必至です!

(編集O)

※購入時間帯などはあくまで筆者が訪れた日のこと。確実に購入したい場合などは、お店の方へ事前に問い合わせされることをおすすめします。

adress:東京都墨田区押上1丁目1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ2階(タワーヤード5番地 フードマルシェ内)
tel:03-4400-6868

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


懐かしい風味…シーフードミックスで作る「フィッシュカツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、冷凍...
フライパン1個で作れる定番「メークインのフライドポテト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
「シシトウの肉巻き」大人も子供も間違いなく好きな味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
「タルトフランベ」王道トッピングで味わうアルザス風ピザ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
「イカとオクラの生姜醤油和え」お酒とご飯とおそばにも合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
「真鯛のかしら酒蒸しポン酢」フライパンで5分の料亭の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
「豆のサラダ」イタリアンの前菜に…時間を置くほど風味がUP
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
「鳥モモ肉塩麹バター焼き」健康志向のお手軽フレンチつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
栄養士が伝授! きつ~い「残暑バテ」を予防する時短レシピ
「残暑バテが続いて食欲がない」「体がダルくて重い」――。そんな悩みを抱える方が増えがちなこの時期。体のメカニズムを知り、...
梅干しと和えた「豚しゃぶ」 ハチミツ漬けで夏の疲れ解消!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
うちで作る「チーズタッカルビ」濃いめのタレがたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、意...
「マーラーピータン」モチモチのピータンにピリ辛ダレが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
シンプルな「ブロッコリー卵サラダ」 他店シェフも太鼓判!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...