40代エリート男性の告白~「夫婦交換」という愛のカタチ#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-07-23 06:17
投稿日:2021-07-23 06:00

ライバル心を刺激され夢中で腰を…

――二組のご夫婦が同じ空間でセックスするのを想像しただけで、体が熱くなってきます。

「僕たちも、互いに相手カップルを横目に見ながらセックスし、女性陣は競うように淫らな喘ぎを漏らしていました。そのうち、奥さんが『私もバックから突きまくってほしい』と言いだしたんです。

 異論はありませんでした。すぐに結合を解いて、奥さんをベッドに四つん這いにさせ、豊満な尻をつかんで背後から勃起を叩きこみました」

――続けてください。

「ペニスは、奥さんの愛液を潤滑油に、スムーズに膣奥まで届きましたね。騎乗位とは角度が違いますから、膣の感触や締め付けも新鮮です。

 奥さんの顔は、ちょうど窓辺にいるご主人のほうを見る位置でしたから、僕からもHさんが妻U子とまぐわっている様子が見えました。

 さすが夫婦交換のベテランだけあって、Hさんの腰づかいは絶品でした。やや下側から斜め上へと角度を変えたり、時おり軽くU子のヒップを叩いたり、ガラス窓に女体を押しつけたまま腰を突きあげたりと、バックひとつとっても様々な工夫が感じられました。

 もちろん、腰を振るスピードや深度も変えていたと思います。僕もライバル心を刺激されて、夢中で腰を振りたてましたね。窓側を向いているU子の表情は見えませんでしたが、悲鳴にも近い喘ぎ声を出しているのですから、きっと艶めかしい顔でHさんのペニスを受け入れているのだと、猛烈に興奮しました」
――続けてください

「しばらくセックスを続けていると、Hさんが振り向き『私どもも、隣のベッドに行っていいですか?』と訊いてきたんです」

異常な事態にさらなる欲情が

――並んだベッドで夫婦交換のセックスを?

「はい、驚きました。同じ部屋でセックスをすることすら普通じゃないのに、まさかとなり合ったベッドでだなんて……。

 一瞬、僕は言葉を失ったのですが、四つん這いになって僕に貫かれている奥さんが『あら、いいわよ。興奮しちゃう。WさんもOKよね?』と、当然のように言ってきたんです。僕は、『あ、ああ……構いません』と告げました。

 そのあと、さらに驚いたことがあったんです。

 U子との結合を解くと、Hさんは『さあ奥さま、ご主人のベッドまで行きましょう。ただし、僕のモノをバックからハメたまま、這って進んでください』と頼まれたんです」

――どのような意味でしょうか?

「はい、Hさんが言うポーズは、『女性が両手両脚を伸ばして床に手足を着き、尻を突きあげた四つん這い』です。なおかつ、バックからペニスで貫かれたまま、這って歩くというものでした。

 AVでは時々見かけますが、僕たち夫婦がやったことはありません。

 最初こそ戸惑っていたU子でしたが、言われた通りのポーズをとり、ペニスを叩きこまれ、ゆっくりとこちらに向かって歩き始めました。

――続けてください

「その時、初めてU子と僕の目が合いました。

 互いに別のパートナーと性器をつなぎ合わせたまま絡む夫婦の視線……その異常とも思える状況の中、僕のペニスは欲情で、いっそう肥え太りました。U子も高揚のせいか、瞳を妖しく潤ませていたんです。

 U子はHさんのモノに貫かれながら、右手、左手、右脚、左脚……とゆっくり歩を進めてきます。Hさんは時折「さあ、ペニスが抜けないよう、慎重に歩いてくださいね」と、ズンと腰を穿ってきて……。そのたび、U子の眉間に深いしわが刻まれ、唇のあわいから『っ……ああっ』と悩ましい喘ぎが漏れました。

 やっとの思いで隣のベッドまでたどり着くと、Hさんは結合を解き、『ベッドにあがってください』と声をかけてきたんです。

 今の今まで男根に貫かれていたU子は、震える手を伸ばしてベッドの縁を掴み、汗みずくの体でベッドにあがりました」

――隣同士のベッドに、二組の夫婦が並んだ。

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ハンズフリーで楽しめる…ローターの振動から逃れられない!
 本日紹介するのは、ニューヨーク在住の女性2人が立ち上げた「デイム」というブランド。女性のオーガズムについて研究とリサー...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
いわゆるSMではダメ…精神的に屈服させられることに興奮する
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-24 18:05 エロコク
同棲編<2>男に求めては絶対NGなのに女が求めすぎる“〇〇力”
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
出版社OLが“人妻風俗”に転落した理由 美沙さんのケース#4
 職場の人たちからも、実家の家族からも距離を置いてしまった美沙さん。一人の給料で健斗と二人の生活費をまかない続けてきまし...
主婦レズビアンの告白#3…女同士の底なしのセックスとタブー
 夫とのセックスレスに悩むY子さん(35歳・薬剤師)は、観劇仲間で、宝塚男役のように麗しい友人・Dさん(37歳・独身・映...
蒼井凜花 2019-05-15 17:33 エロコク
温感&ターボ機能…優しさとワイルドさを併せ持った優秀電マ
 女性を気持ち良くするグッズとして、これまでバイブ、ローター、吸引系グッズを中心に紹介してきましたが、電マを忘れてはなり...
桃子 2019-10-08 15:56 エロコク
SEXはコミュニケーション…オナニーは自身の“快楽の追求”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-11 06:00 エロコク
同棲編<1>男のアレを抜いてトリコにさせる第一歩
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
寿司を素手で食べる女性はモテる? 男を無意識に欲情させる
 これから書くことはあくまで私の経験による持論でしかありません。しかし、寿司を素手で食べる女性はモテる傾向にあります。つ...
先端の二股で耳もくすぐって…新たな快感に出合えるかも
 “くすぐったい”って、笑っちゃうような、それでいて性感の一歩手前のような、なんとも、じれったい感覚ですよね。「ファンフ...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
マッチングアプリでお金目当ての男性を見抜く3つのポイント
 今や利用率は20代、30代の男女で約20%とも言われ、次第に一般的になりつつあるマッチングアプリ(出会い系サイト)。ア...
内藤みか 2019-05-06 06:00 エロコク
容姿やお金が足りなくても…M女を従わせるのは心根だと実感
 私が出逢い系で遭ってきた様々な体験談を語るこの連載。第2回目はSM系のチャットで知り合った男性と会った時の話です。
吸引系ラブグッズの衝撃 ドイツメーカーに聞いた開発のウラ
 “吸引系”ラブグッズーークリトリスを覆い、振動で刺激しながら吸い上げるラブグッズのことを、こう呼びます。これが世界中で...
桃子 2019-11-12 04:38 エロコク
<袋とじ>浮気しない男を見つけるために必要なひとつのこと
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
現代と違う? 15年前の“パパ活”マンガを読み直してみました
 先日、15年前のちょっと過激な少女漫画『娼婦ハルミン物語』を読み直してみました。援助交際をする10代の女の子が主人公な...
内藤みか 2019-05-05 23:11 エロコク
無意識のモテ術! 着飾る“キレイすぎる女”がモテにくい理由
 皆さんは「無意識のモテ術」って知ってますか? これ、私が恋愛に困っている女性たちにレクチャーしている恋愛術のひとつなん...