「しらすと数の子の梅びしお和え」ご飯にもパスタに和えても

コクハク編集部
更新日:2021-07-29 01:51
投稿日:2021-07-28 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の寿司割烹「和肴房 なつ」の佐藤文彦さんに、甘さと塩味が程よいバランス「しらすと数の子の梅びしお和え」のレシピを教えていただきました。

蜂蜜漬けなど甘い梅干しを選ぶのがポイント

 夏バテ気味ならチャレンジしたいのがコレ。甘さと塩味が程よいバランスでお酒が進みます。数の子のしゃきしゃき感と、ふんわりしたしらすの食感がおもしろい。ご飯にのせたり、パスタに和えてもおいしそうです。

「梅びしお」を家庭で上手に作るポイントは?

「蜂蜜漬けなど甘い梅干しを選んでください。砂糖は少しずつ足しながら、梅の酸っぱさがなくなるまで入れます。塩分の高い数の子を和えますので、梅びしおを甘く仕上げることで調和が取れます。味にインパクトを与えるのがわさびです。お好みで構いませんが、ツンと鼻に抜けるくらいがおすすめです」(大将の佐藤文彦さん)

 梅びしおは、市販の梅ジャムでも代用できます。10グラムくらいが目安。梅干しはクエン酸やナトリウム、カリウムなどの栄養が豊富だから、疲労回復にもバッチリです。

材料

・釜揚げしらす 10グラム
・数の子 5グラム
・梅干し 2~3個
・砂糖 適量
(※市販の梅ジャムで代用なら10グラム)
・わさび 適量

レシピ

(1)梅干しの種を除き、ヘラで崩す
(2)1に砂糖を入れながら、酸っぱさがなくなるまで練り、わさびを加える
(3)数の子を食感が残る程度に細かく切って、釜揚げしらすと一緒に2に入れて和える

本日のダンツマ達人…佐藤文彦さん

▽佐藤文彦(さとう・ふみひこ)
 北海道の実家が寿司屋を営んでいたことから、寿司に親しんで育った。伊豆稲取のホテル「銀水荘」や仙台秋保温泉のホテル「きよ水」など人気宿の和食で経験を積み、東京に。昨年まで勤めていた店がコロナ禍で閉店となったが、縁があって当店の立ち上げに関わる。

▽和肴房 なつ
 赤酢寿司を提供する、江戸前の本格寿司割烹。甘酒を発酵させた砂糖不使用の2種の赤酢と1種の白酢を調合した大将自慢のしゃりはパンチが効いている。カウンター6席の落ち着いた空間だ。2軒隣にある系列店の「和肴房 いちか」は鶏すき鍋と和酒が楽しめる。互いの店舗から、“出前”もできるのはうれしい。東京都港区新橋2―21―1 新橋駅前ビル2号館 B1。

(日刊ゲンダイ2021年7月21日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「半熟卵 豆板醤とレモンたれ」コクと深みがすごい万能ダレ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
「おしゃれすぎるフードコート」居心地は?2021.6.18(金)
 日本橋界隈での打ち合わせで「COMMISSARY(カミサリー)」(東京・中央区)に行ってまいりました。
粋なおつまみ「アメリカンチェリーとブルーチーズのマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
クセになる「エシャレットのアンチョビーソースのせ冷や奴」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
「スナップえんどうの梅干しトマト和え」三位一体の美味しさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
「豚と野菜のオイスターソースまぜ」豚を茹でることで時短に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
10分で作れる「カレーポテト」 定番簡単おつまみにひと工夫
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
冷酒と相性バツグン「鶏皮塩和え」 鶏皮は茹でても美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
「中華風冷ややっこ」メインにもなる具材たっぷり逸品やっこ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
幻の「3時のおやつ あんぱん」攻略⁉ 2021.6.8(火)
 数量限定、期間限定、地域限定……。「限定」というキーワードに心惹かれる方は多いことでせう(+αで「なくなり次第終了」と...
「特大ゴボウの唐揚げ」ばくばく食べてしまうこと必至…!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さん...
巣ごもりに「焼きとうもろこし」…奇をてらわない美味しさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、オー...
「イワシの幽庵焼き」漬けて焼くだけで本格和食おつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、ゆず...
“世界一高いツナマヨ”を缶詰で代用!「マヨなしツナマヨ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、同店...
「枝豆の昆布塩水漬け」下処理いらずで悪魔的なおいしさに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、食べ...
「牡蠣の酒蒸し」冷やして食べることでうま味をぎゅっと凝縮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・南青山「すし玲」の永井玲央也さんに、食べ...