ポリッと「キュウリのポン酢漬け」 夏だからこそおいしい!

コクハク編集部
更新日:2021-08-11 06:00
投稿日:2021-08-11 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、暑い夏にふさわしい涼やかな一品「キュウリのポン酢漬け」のレシピを教えていただきました。

夏はもみ込んで常温で3時間!冷蔵庫で冷やしても◎

 今よしのコンセプトは「人の今よし」。「今が良し」がその由来ですが、これは決して「今が良ければ後はどうでもいい」という意味ではありません。

「今が良いと、それがずっと続くという意味。人と人の出会い、その瞬間を大切にしなさい、と教わりました。人の縁ですね。初代経営者だった祖母の時代から続く常連さんもいらっしゃいます」

 とは3代目の今井さんです。

 魚卵づくし、ばくだんに続く3品目はキュウリの漬物。夏にふさわしい涼やかな一品です。

「夏だともみ込んでから常温で3時間、冬なら5時間。気温が高いと味が染み込みやすいからです。すぐに食べるのでなければ冷蔵庫でキンキンに冷やしてもいいし、1日漬けるとさらに味が深まります。冷やすとゴマ油が白く固まりますが、常温で置いておけばすぐに戻るので心配はいりません」

 キュウリをポリッとかじり、冷えたビールをグイッと。夏ならではの楽しみ方です。

材料

・キュウリ 1本
・ポン酢 100㏄
・ゴマ油 10㏄
・ゴマ 適量

レシピ

(1)キュウリを食べやすい大きさに切る
(2)袋に1とポン酢、ゴマ油を入れてもみ込み、常温で3時間放置。器に盛り、ゴマを振りかけて完成

本日のダンツマ達人…今井彦人さん

▽今井彦人(いまい・げんと)
 1978年6月、東京都出身。世田谷の名店「鮨 徳助」での修業を経て、実家でもある今よしでさらに腕を磨いた。23歳で3代目を継ぎ、現在は20年目。

▽鮨 今よし
 昭和32年開業。初代経営者は今井さんの祖母。コンセプトは「人の今よし」。「店名の由来も『今が良し』。人と人の出会い、その瞬間を大事にしなさいと教わりました」とは今井さん。一流ソムリエ監修の下、ワインのペアリングも行っている。東京都千代田区大手町1―7―2 サンケイビルB2。

(日刊ゲンダイ2021年8月5日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


ワインに合う「キュウリの一本漬け味噌クリームマヨネーズ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「土佐巻」生ニンニクとゆずの風味がクセになる高知の漁師飯
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
在宅ワークごはんを応援#2 鮪とアボカドのアヒポキプレート
 前回の記事では在宅ワークごはんシリーズの「丼もの編」ということで、プルコギ丼をご紹介しました。作ったよ~というお声もた...
ぐっち夫婦 2020-06-22 14:25 フード
豚バラ肉がジューシーで軟らかい!「豚焼きしゃぶ」のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、ボ...
「とり胸肉の低温調理サラダ」ダイエット中でもこれならOK!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「さくらんぼのブルスケッタ」甘味と塩加減がいいあんばい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「鯛そうめん」家庭の残りものが立派なおつまみに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「豚肩ロースロティ~白インゲン豆トマト煮」お酢でさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
生のピーマンを冷やすだけ!甘味に驚く「夏野菜のサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「超時短な味玉ニラ玉!」即席で味が染みた煮卵風おつまみ卵
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
バゲットで「新じゃがとバジルとブルーチーズのジェノバ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「アサリと豚肉のアレンテージョ」酒蒸しでうま味がぎゅっ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「親子丼のアタマ」基本を押さえて料理のアレンジ自由自在
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
「新ショウガのマリネ~きんぴら風~」ピリ辛がくせになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「ツナとほうれん草のオムレット」ワインが進む濃厚な一枚
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「ペポーゾ」肉好きの酒好きに最適 イタリアの牛スネ煮込み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...