危険度チェック あなたは「酵素不足」に陥っていませんか

小阪有花 子どもの心スペシャリスト
更新日:2019-03-16 22:20
投稿日:2019-02-23 06:00

 今回はまず、チェックリスト形式でお聞きしたいと思います。

□ ケーキやお菓子が大好き?
□ 揚げ物など脂っこい食べ物が好き?
□ 丼やラーメンなど炭水化物メインの物ばかり食べる?
□ 野菜も魚も加熱してから食べる?
□ 生野菜や果物をほとんど食べない?
□ 牛乳やクリームなどを使ったトロトロ系の料理が好き?
□ ベーコン、ハム、ソーセージなど加工食品ばかり食べている?
□ カップラーメンやファストフードなどに手をだしがち?
□ おなかいっぱい食べないと気が済まない?
□ ドカ食い、早食い、よく噛まずに食べる?

 以上の質問に一つでも心当たりがあるあなたは必要な酵素が不足している可能性が高いです。でも、ショックを受けて読むのをやめないでね。

 お菓子やケーキ、揚げ物では必要な栄養がとれませんし、食品添加物たっぷりの加工食品も消化しづらい食べ物です。

 ご飯などの炭水化物は体に必要な栄養素ですが、分解されれば糖質に変わり、すぐにエネルギーになってしまいます。だから、食べすぎると太るといわれているのです。

 炭水化物、タンパク質、脂質は3大栄養素と呼ばれる大切なものです。しかし、とりすぎると消化酵素が大量に使われることになり、代謝が低下します。

 満腹になると眠くなりませんか? あれは、消化に時間がかかるものを食べる事により、消化酵素が多く使われるので、「ちょっと休んでください」と体が脳に信号を送っているんです。

 なので、食べた後に眠くなってしまった時は、消化酵素の使い過ぎだと理解し、腹八分目を意識してもらいたいと思います。

 よくかまないで食べる人も注意が必要です。固形物を体に入れること自体、消化に負担をかけることになるので、食べ物の原型がなくなるまでよくかんで食べてください。また、唾液にも消化酵素が含まれているので、かめばかむほど唾液が出て代謝活動の働きをよくしますよ!

 この消化や吸収などといった生命活動に使われるエネルギー=基礎代謝は、全消費カロリーの約7割を占めてます。残りの約3割は、運動や食後体温が上るときに使われています。酵素が少ないと代謝は下がり、消費カロリーが減って太りやすい体になってしまうのです。

食べ物で酵素を取り入れて代謝アップ

 では、酵素不足はどうしたら改善できるのでしょうか? あなたがやるべきことは、ローフードをたくさんとって、消化と代謝の活動をサポートしてあげることです。

 ローフードを食べることによって、食物酵素と呼ばれるものが体内に入り、消化酵素と同じ活動をしてくれます。その結果、消化酵素の負担が減った分、代謝酵素が節約でき、代謝で使うエネルギーを増やすことが出来るのです。

 人は、代謝酵素それ自体を増やすことはできません。ですが、食物酵素で消化酵素の活動をサポートすることによって負担を減らすことができ、代謝酵素の消耗を減らしてあげることができるのです。

■食物酵素はどこから取れる?

 酵素がとれる食べ物は、生のフルーツ&野菜です。ポイントは、必ず生のまま食べるということ。

 よく「美容や健康、ダイエットのため、野菜を食べるように心がけてます」と言う人がいます。とても良い考えですが、食べているものを見ると、野菜炒めや温野菜ばかりだったり。

 私はいつも「ああ、もったいないなあ……」と思っています。

 なぜなら、加熱した料理から栄養は取れたとしても、そこに酵素は含まれていないからです。酵素は熱に弱く48℃以上の熱で失われてしまうんです。

 48℃とはどれくらいの温度でしょうか。適温のお風呂や温泉のように、触れてみて気持ちいいなあ、と思えるくらいの温度では酵素は壊れません。

「熱い!」と思わず足を引っ込めてしまう場合、48℃を超えてしまっている可能性が高いですね。

 しかし、これはあくまで参考程度。もし温めるのであれば、調理用の温度計などを使うと良いと思います。

 これで、酵素を取り入れるためには、加熱していない生のフルーツや野菜からが良いということが伝わったと思います。

 生野菜&果物をたくさん食べて、代謝を上げていってください。

(つづく)

小阪有花
記事一覧
子どもの心スペシャリスト
保育コンサルタント。アイドル時代の旧芸名は小阪由佳。「ミスマガジン2004」グランプリで芸能界デビュー。09年に引退後、保育園の先生を経て現職に。チャイルドカウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター、家族療法カウンセラーなどの資格を持つ。
XInstagram

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


“ぽっちゃり”はどこから? “太ってる”との違い&男性の本音
 どこからどこまでが「ぽっちゃり」か「太ってる」かの認識は、人によって違います。BMIなどで明確に判断できる数値もありま...
ヘアオイルがベタつくのはなぜ?原因&ベタついた時の対処法
 最近は、髪が濡れたようなウェットスタイルで仕上げるのが流やっているため、ヘアオイルを使う人が増えています。でも、ヘアオ...
ガードルって履くべき? 5つの必要性&よくある疑問を解消!
 若い頃は「ガードルなんて必要ない!」と、思っていた人が多いでしょう。しかし、年齢とともに体は変わるもの。変化してきた体...
プチプラ優秀コスメで時短美容!「肌悩み別」おすすめ3品
 季節の変わり目、マスク生活、高い湿度に強い紫外線……など、肌不調のもととなるようなストレスを感じやすい今は、スキンケア...
日本人の平均は“7頭身”って本当? 測り方&小顔に見せる方法
 スタイルの良いモデルさんを見て、「何頭身なんだろう!?」なんて会話をしたことがある人は多いでしょう。でも、意外にこの「...
実は男ウケ最悪…男性が嫌いな女性のファッション&注意点
 女性の間では流行っているファッションでも、男性には「下品」「ダサい」「軽そう」なんて思われていることがあるようです。そ...
マスクの汗どうしてる?今すぐ試せる対策4つ&役立つアイテム
 コロナ禍の現代、マスクは生活の必需品となりました。マスクは自分を守るための大事なアイテムですが、暑い季節は汗をかきやす...
口紅やリップはいつ交換する? タイミング&正しい保管方法
 化粧品は食料品と違って使用期限が記載されていないため、いつまで使えるのか知らない人も多いでしょう。特に、デリケートな唇...
夕方に毛穴が目立つのはなぜ? 5つの原因別対処法をご紹介
「朝、完璧にメイクしたつもりが、夕方になると毛穴が目立ってしまう……」そんなお悩みはありませんか? 今回は、そんな夕方に...
夏ビューティ♡ 雑誌付録で新スキンケア&限定ネイルが試せる
 美容雑誌の付録で、いろんなアイテムをお試し中! 気になっていたアイテムを気楽に試せるのは楽しいですし、しっかり試せるサ...
パフ&スポンジを水ありで使うとメイク持ちUP♡ 使い方のコツ
 ファンデーションには欠かせない、パフ&スポンジ。ファンデーション選びにはこだわっても、パフやスポンジは適当に使っている...
愛され女子に共通する6つの美習慣♡ 簡単な就寝前のケア方法
 女性から見て「素敵だな」と思える人は、男性にも魅力的に映り、愛される傾向にありますよね。中には「美人に生まれていいな」...
男ウケのいい“モテるネイル”のポイント5つ♡男性の本音も
 女性にとって、ネイルはおしゃれの一部。毎日いろいろな柄や色を楽しんでいる人は多いでしょう。でも、女性が可愛いと思うネイ...
真夏のドライヤー時間は短縮できる! おすすめ簡単時短術3選
 みなさんは、ドライヤーにどのくらいの時間をかけていますか? 夏はドライヤーをかけるだけで暑いので、ドライヤー自体を省い...
コンシーラーのメイク崩れを解消♡ 原因&ヨレない方法4つ
 コンシーラーはクマやシミ、くすみや毛穴などの肌トラブルをキレイに隠してくれる優れもののアイテム。でも、使い方を間違えて...
太ももを細くするための5つのポイント&簡単エクササイズ♪
 太ももは、多くの女性が「少しでも細くなりたい!」と思っている部位。しかし、一度脂肪が付いてしまうと、なかなか細くならな...