毎日食べたい味「ナスとピーマンとじゃこのショウガ炒め」

コクハク編集部
更新日:2021-11-02 06:00
投稿日:2021-11-02 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・中目黒の「和食屋 だれかれ」の福田雅宣さんに、お酒のツマミにもご飯のおかずにもピッタリな「ナスとピーマンとじゃこのショウガ炒め」のレシピを教えていただきました。

 まさしく、福田さんが目指している「毎日食べたくなる味」です。家にある食材で、ビールがグイグイ進みます。

「焦がさないように弱火でじっくり炒めるのがコツ。余裕があればナスを油で素揚げしてから、調理すると焦げずに仕上がります」

 味の染みたカリカリのじゃこがしんなりした野菜に絡みついて。濃いめの味わいで、お酒のツマミにもご飯のおかずにもピッタリ。

 福田さんが考えるメニューはどれも端正で優しい口当たり。山形産の食用菊の酢の物、ダシが効いた里芋のあんかけ、シャキシャキのれんこんコロッケという人気の定番メニューも、素朴ながら、リピートしたくなります。

材料

・ナス 1本
・ピーマン 1個
・じゃこ ひとつまみ(8グラム程度)
・醤油 大さじ1
・料理酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・ショウガ(チューブ入り) 適量(ひと押し)
・ごま油 適量

レシピ

(1)食べやすい大きさにカットしたナスとピーマンをごま油でしんなりするまで炒める
(2)1にじゃこを入れて炒める
(3)調味料を合わせたものをかけて、素材に馴染ませたら、香り付けにショウガを加える

本日のダンツマ達人…福田雅宣さん

▽福田雅宣(ふくだ・まさのぶ)
 1969年、岡山県出身。高校時代にアルバイトで入った地元の割烹料理店で、和食の奥深さに目覚め料理人の道へ。大阪、東京の数々の割烹・料亭を経て、2017年8月オープンから料理人を務める。
「和食は凝ると面倒と思う方も多いけど、『家で作りたい』と興味を持ってもらえる料理を目指していますね」

▽和食屋 だれかれ(わしょくや だれかれ)
 オーナーで、俳優の内田滋さんが約20年前、バイト先で出会った福田さんの料理に感動し、4年半前に再会した縁で始めた創作和食店。敷居が高そうな外観とは裏腹に旬の食材を使った本格和食をリーズナブルに楽しめる。20年2月には同じ中目黒に、カレー専門店「創作スパイス かれはだれ」をオープン。こちらは内田さん自ら厳選した有機野菜や安全な肉を使い、独自配合のスパイスと融合したグルテンフリーの自然派カレーを提供している。東京都目黒区東山2―4―16。

(日刊ゲンダイ2021年10月20日付記事を再編集)

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