ビールに合う「ガパオガイ」はキング・オブ・エスニック!

コクハク編集部
更新日:2021-11-17 06:00
投稿日:2021-11-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダムロン・ウイワット・ストンさんに、タイ料理の顔にして王道!「ガパオガイ」のレシピを教えていただきました。

締めで米と合わせればお馴染みのガパオライス

 前回は「ラープガイ」で今回は「ガパオガイ」。ガイとは鶏肉を意味するタイ語で、ガパオは「ホーリーバジル」。とはいえ、ホーリーバジルはどこにでも売っているものではないので、今回は街のスーパーでも手に入るスイートバジルを使用します。調理過程で注意すべきは、調味料を入れる順番。レシピを見ながら気をつけましょう。

 ガパオガイも唐辛子を使っているものの、油で炒めたおかげか辛さはそれほど感じません。むしろ、ほどよいピリ辛具合はビールのアテにもってこいです。締めで米と合わせればお馴染みのガパオライス。タイ料理の「顔」にして「王道」ですよね。

 都内、関東近郊にお住まいの方は、一通り自分で作った後、本店を訪れてストンさんの作る“本物”に舌鼓を打ってはいかが?

材料

【調味料】
・刻みニンニク  小さじ2分の1
・唐辛子  小さじ2分の1
・コショウ  少々
・ウスターソース  大さじ2分の1
・ナンプラー  大さじ2分の1
・うま味調味料  少々
・砂糖  少々

【具材】
・鶏ひき肉(もも)  150グラム
・バジル  4、5枚
・赤ピーマン  2分の1個
・ピーマン  2分の1個
・玉ネギ  4分の1個

レシピ

 油(分量外)でひき肉を炒め、火が通ったら調味料を「書いてある順番」に投入しながら炒めていく。具材はバジル、次いで食べやすい大きさに切った野菜の順番に入れて、軽く火が通ったら完成

本日のダンツマ達人…ジットダムロン・ウイワット・ストンさん

▽ジットダムロン・ウイワット・ストン
 66歳。タイ王国ナコーンラーチャシーマー県パークチョン郡出身。16歳から姉の経営するレストランで働き、タイで20年、日本で30年、タイ料理を作り続けているベテラン。奥さんも料理人。

▽タイ料理バル タイ象
 2017年オープン。ベテランシェフの作る本格タイ料理が名物で、女性にも人気。苦手な人のために辛さの調整やパクチー抜きにも応じている。迫英介店長が現地で購入したタイ雑貨など、内装も必見。東京都港区新橋3―17―5グランフォークス新橋ビル2F。

(日刊ゲンダイ2021年11月6日付記事を再編集)

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