夜市の定番「台湾風ネギ卵焼き」お酒のアテや豪華なおかずに

コクハク編集部
更新日:2021-11-22 06:00
投稿日:2021-11-22 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤマ」のファン・ジー・シェンさんに、台湾を代表するB級グルメ「台湾風ネギ卵焼き」のレシピを教えていただきました。

使う具によって豪華なおかずにも

合うお酒=紹興酒、ビール(提供写真)
合うお酒=紹興酒、ビール (提供写真)

 台湾や東京・西麻布の高級店でキャリアを積んだファンさんは、母国の地元客や観光客で賑わう夜市で腕を振るっていたこともあります。

 夜市はその名の通り、台湾各地で夜に開かれる市場のこと。屋台がズラリと並び、安価でおいしい料理を競うように提供している、台湾を代表する観光スポットであり、B級グルメの宝庫です。

「夜市に行けば、そこかしこのテーブルに卵焼きがのっています。地元の人が気軽に食べる、代表的なおつまみのひとつですね」(オーナーの田谷慎一朗さん)

 店によって、ニラや干し大根を入れたり、牡蠣やエビを加えたり。使う具によって、お酒のアテにもなり、豪華なおかずにもなります。

 今回はその中でも最もシンプルな、ネギを入れただけの卵焼き。つまり基本の味です。魚介や野菜、肉など好みの具を入れて焼いたら、紹興酒を片手に夜市に思いを馳せましょう。

材料

・卵  2個
・ネギ  お好みで
・塩  小さじ1
・白コショウ  ひとつまみ
・うま味調味料  ひとつまみ

レシピ

(1)材料をすべてボウルに入れて、よく混ぜる
(2)油(分量外)を引いたフライパンを熱し、1を流し入れる
(3)両面に焼き色がついたら完成

本日のダンツマ達人…ファン・ジー・シェンさん

▽ファン・ジー・シェン
 1961年、台北出身。小学校卒業後に料理の道に入り、台湾高雄の高級店から夜市(屋台)、日本の西麻布の本格中華店まで、この道45年以上のベテラン料理人。店休日の息抜きはもっぱらパチンコ。「日本語も大体、大丈夫です。気軽に声をかけてください」

▽ふぁんず・まるやま
 東日本社会人リーグで活躍した元ラガーマンのオーナーが、百貨店勤務時代に台湾で知り合ったファンさんの料理に惚れ込み、強力スクラムを組んで2019年1月にオープン。すべて皮から手作りする小籠湯包など本格点心を看板メニューとする店は、地元北海道の旬の食材を使った料理も大人気。感度の高い札幌の女性客を中心に、連日盛況の人気店。北海道札幌市中央区南1条西22―2―21 Palazzo裏参道1F。

(日刊ゲンダイ2021年11月9日付記事を再編集)

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