「カレーの聖地」神保町で極上カレーランチ 2022.2.17(木)

コクハク編集部
更新日:2022-02-17 06:00
投稿日:2022-02-17 06:00
 近年じわじわと人気を集めている「南インド料理」。筆者も大好きです。
 こっくりとしたカレーをナンで食べるおなじみの北インドスタイルとは異なり、南インド料理はスープタイプのカレーをお米でいただくのが主流。さっぱりとヘルシーでありながら、スパイス使いが独特でクセになるんですよねー。

「バンゲラズキッチン神保町」に突撃!

 今回ランチでお邪魔したのは、南インドでも、さらにディープなマンガロール地方の料理を提供する「バンゲラズキッチン神保町店」。

 オフィス街にありながら、木々に囲まれていて、隠れ家感があります。

 店内もまるで森の中みたい。緑あふれるトロピカルな感じでかわいい!

小さなお皿がいっぱい!「バンゲラズセット」の愛らしさよ

 メニューと睨めっこしつつ、「バンゲラズセット」(税込1350円)をチョイス。カレーを2種類選べるとのことだったので、「ココナッツチキンカレー」と「ホウレンソウキーマカレー」を選びました。

 そのほか、サラダ、サール(南インドのスープ)、サンダル(南インドの野菜と豆のスープカレー)、デザートがついてきます。

 南インドカレーは、こうした複数のカレーと副菜で構成された定食スタイルが基本。一般的に「ミールス」と呼ばれています。少しずついろんな味が楽しめるのが食いしん坊にはうれしいところ。小皿がいっぱいなのも、なんだかおままごとみたいで、ほっこりします。

南の海が見えちゃう「ココナッツチキンカレー」

 では、いただきます。まずは「ココナッツチキンカレー」をば。

 ウルドゥドーサという、豆とお米のパンケーキにつけていただきます。このウルドゥドーサ、モッチモチですごくおいしいんですよ。ぶっちゃけ、ナンより好きです。油っぽくないところがさらにGood!

 さてさて、肝心のカレーですが、ココナッツの風味が濃厚! 食べた瞬間、ヤシの木が見えましたよ。THE南国の味。脳内が秒でバカンス仕様になります。

 かなりしっかりとした味わいなのに、舌触りは軽くサラサラとした感じ。程よい酸味と辛味が口の中いっぱいに広がり、幸せな気持ちに。ああ、なんだか南の国の青い海も見えてきた気がするよ……。

ポカポカじんわり「ホウレンソウキーマカレー」

 続けて「ホウレンソウのカレー」を。パパドと呼ばれる豆のおせんべいを砕いてお米と一緒にいただきます。

 このカレーもまた、スパイス感が絶妙です。決して辛くはないのですが、食べ進めるうちに額に汗が浮かんできます。お腹の底から、指先までじんわりと温かくなる感じ。真冬にピッタリです。

さわやかピクルスの実力に惚れ惚れ

 おススメしたいのが、テーブルに備え付けられているピクルス。ぱっと見、かなりの赤さですよね。もしや激辛なのでは? と身構えましたが、これがまた絶品。一舐めしただけで、抜群の清涼感が突き抜けます。複雑に絡み合うスパイスの風味をレモンの酸味がまとめていて、実にさわやか。さながら、南国のビーチに吹く一陣の風ですな。

 この日はアルコール類を頼まなかったのですが、間違いなくお酒に合うやつですわ。むしろ無限に飲める予感しかしない。

 今度はぜひマンガロール料理の神髄である魚を使ったメニューも食べてみたい! なんなら現地に行ってみたい!

 都心にいながらバカンス気分を味わえる「バンゲラズキッチン神保町店」おススメです!

「バンゲラズキッチン神保町店」
address:東京都千代田区神田錦町3丁目22 Terrace Square 1F


(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


旬の牡蠣を使って平たいお皿で作る「牡蠣の中華風茶碗蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...
「牛もつとキノコのバター炒め」こってりなのにさっぱり!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
「エビとエリンギの炒め」タレが絡んだ具材の食感を楽しむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
さつまいものおいしい季節に!中華風でおかず&おつまみにも
 秋になると店頭に並ぶさつまいも。今回はエビと組み合わせておいしい1品を作ります! おかずにもおつまみにもなるので、ぜひ...
ぐっち夫婦 2020-11-10 19:04 フード
仕上げの醤油で和風に「鶏レバーのアヒージョ」は赤ワインと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
「なめたけアボカドわさび」自家製なめたけは意外と簡単!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「長芋バター醤油焼き」皮ごと愛して…ひと手間でプロの味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
「腐乳鶏ミョウガ添え」手羽を使えばジューシーに仕上がる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
こんにゃくと鷹の爪の煮物風 食感楽しむ「ピリ辛焼きそば」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
「豚バラとナスの柚子胡椒酢みそかけ」はメインのおかずにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
卵を抱いた「甘エビの醤油漬け」おちょこが止まらない…!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島の立ち飲みの割烹料理店「さかづき」の坂...
「戻りガツオの薬味和え」旬の魚と和えてサラダ感覚で食べる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食とワインのお店「時喰み」の佐々木...
「刺し身クラゲ」玄米黒酢を混ぜたタレがおいしさの決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・幡ケ谷にある「餃子の店 您好」の野坂由郎さ...
魚介マリネの「セビーチェ」はポップコーンと合わせて南米風
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
ネギをガリにチェンジ!「ガリ間の串焼き」はビールのアテに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「IZAKAYA P/ma」の丸...
「タコのクリームチーズサテトム和え」はコクのある味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・芦屋のビストロ「Isshiki」の一色幸作...