「鶏もも肉のマッシュルームクリーム煮込み」簡単フレンチ♡

コクハク編集部
更新日:2022-04-21 06:00
投稿日:2022-04-21 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉・流山のフランス料理店「CONCERTO」の清水善幸さんに、簡単だけど本格的な味を楽しめる「鶏もも肉のマッシュルームクリーム煮込み」のレシピを教えていただきました。

マッシュルームと鶏肉の焼き色に注意

 普段、料理をしないズボラさんでもお手軽にフレンチが作れるーー。こう聞くと「本当か?」と思う人もいますよね。しかーし、作れちゃうんです。

 今回、レシピを教えてくれたのはフランス料理店「CONCERTO」のオーナーシェフ、清水善幸さん。帝国ホテルに25年間務めていたというベテランシェフです。よろしくお願いしまーす。

 1品目はコクのあるソースとタマネギが鶏のジューシーさを引き立てる、クリーム煮込みです。

「フレンチではブランケット・ド・ボーという料理です。『白くする』という意味なので、食材に色をつけないよう調理します。焦げがつくと、クリームにその色が移ってしまうんです。本来は肉の色が白い子牛肉で作る料理ですが、手に入りにくいので鶏を使います」とは清水さん。

 コツは色が出やすいマッシュルームをさっと炒めること。鶏肉も焼き色に注意しましょう。塩は鶏の下味に使うだけ。それで十分、味が出ますよ。

【材料】

・鶏もも肉 1枚(230グラム)
・タマネギ(1センチ角のダイス切り) 50グラム
・マッシュルーム(5ミリスライス) 60グラム
・無塩バター 20グラム
・ローリエ 1枚
・白ワイン 100㏄
・水 50㏄
・生クリーム 150㏄
・塩、黒コショウ 適量

【レシピ】

(1)鶏もも肉は塩を軽くふり、フライパンで焼き色がつかないよう皮目を弱火でじっくり焼く。皮から脂が出たら裏返しして、さっと焼いてフライパンから取り出す。

(2)鍋にバターを入れ、タマネギを色がつかないよう弱火でゆっくりソテー。透き通ったらマッシュルームとローリエを入れ、さらにソテーする。

(3)白ワインを加えて煮て、水分が半分くらいになったら水と鶏肉を入れてさらに煮る。水分が3分の1になったら生クリームを入れ、鶏肉に火が入るまで煮る。いずれも弱火。皿に盛り、黒コショウをふって完成。

本日のダンツマ達人…清水善幸さん

▽清水善幸(しみず・よしゆき)
 1972年、東京都生まれ。調理学校を卒業後、帝国ホテルに25年間勤務し、大使館の公邸料理人なども務めたベテランシェフ。3年前に独立し、現在に至る。

▽コンチェルト
 店名の由来は「お客さんと店が協奏曲のように調和したい」という思いから。美食ではない、昔ながらのクラシックなフランス料理をリーズナブルな値段で楽しめる。

千葉県流山市江戸川台東2-251-1

(日刊ゲンダイ2020年3月3日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


時短レシピ! コチュジャン風味の 「韓国風牛すじ煮込み」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「イカゴロ(内蔵)豚のホイル焼き」合わせみそは万能調味料
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野趣...
「豚バラ肉の角煮スパイスソース」週末昼下がりに仕込みたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
#stay homeを楽しくおいしく☆鯖缶で簡単!トマトペンネ
 常備食材の定番になってきた「鯖缶」。今回は、同じく常備食材のトマト缶と合わせた「鯖缶で簡単! トマトペンネ」をご紹介し...
ぐっち夫婦 2020-05-27 14:30 フード
「アタクルトワット」ターメリックを使ったジャガイモ炒め
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
コロナ疲れ吹き飛ぶ! 秋田・尾道・沖縄のご当地スイーツ3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:11 フード
「ナムルの3種盛り」韓国料理の定番前菜をおいしく作るコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
炊飯ジャーでつくる「塩麹に漬けた柔らかローストポーク」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、炊飯...
「ナスとキュウリの醤油漬け」みずみずしい夏野菜のハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「ホタルイカの生姜醤油煮と天ぷら」春の味覚を2つの料理に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、純...
油っぽさゼロ!「自家製シーチン」作り方は意外にカンタン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
おうちでミシュランの味も!自炊に飽きた時に頼りになる3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-15 16:10 フード
「牛サガリの和風ステーキ」ヘルシーなスタミナ肉おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「パリパリキャベツ」今が旬! 味噌ダレで食べる春キャベツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「春野菜と山菜の酢味噌和えジュレ」ほろ苦さと香りを味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、濃...
「鶏唐揚げ 梅しばタルタル」人気メニューを斬新アレンジ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...