カルディに急げ!?ノリにノッている激旨&コスパ最強赤ワイン

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2022-09-07 06:00
投稿日:2022-09-07 06:00

KALDI(カルディ)で買える「激旨&コスパ最強ワイン」は…

 でも反対に、そのようなコストをあまりかけていない“低価格”でおいしいワインだってめちゃくちゃたくさんあるんです。その1本が、皆さんご存知の『KALDI(カルディ)』で販売されています。

 カルディは世界中のワインを直輸入しているのでリーズナブルな価格で、しかも普通のスーパーや酒屋には売っていないちょっと珍しい銘柄も手軽に購入することができます。常に同じ品揃えではなく、時期によって様々な種類のワインが販売されるのも嬉しいポイントですね。

 そんなKALDIが出している数あるワインの中で、今回私が是非オススメしたい“激旨&コスパ最強ワイン”は、ポルトガル・リスボア産の赤ワイン『TARAMBOLA 2018(タランボラ 2018)』です。1本1408円(税込み)

 え? ポルトガル!? と意外に思うかもしれませんが、実はポルトガルは紀元前2000年頃からワイン造りが行われている世界有数のワイン産地なんです。

「ポルトガルの赤ワインはノリにノッている!」

 小さい国にもかかわらず、テロワール(気温や降水量や土壌などブドウ畑を取り巻く自然環境要因すべて)が非常に多彩なため、地域ごとに個性豊かなワインが造られていて、世界的なワインジャーナリストであるジャンシス・ロビンソン女史から、「ポルトガルの赤ワインは世界最高標準で今ノリにノッている!」と絶賛されたほど、国際的にもかなり評価が高いんです!

 ポルトガルは250種を超える地元のブドウ品種が育てられているのも魅力ですが、多くの土着品種の中でも特に知名度が高く、最高品質とみなされているブドウ品種「トゥリガ・ナショナル」が、1400円で買えちゃうワインの原材料なんですよ(その他、ワインの骨格を造り出す要素であるカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーもブレンドされています)。

 このワインはお手頃価格もさることながら、プラムやカシスなどドライフルーツのような果実味たっぷりの凝縮感に、バニラやオーク樽の甘い香り、程よい飲みごたえもあって、ワインのバランス(渋みや酸味や果実味)もいいんです。私はチビチビと口にふくみながら、ひとりで1本あけちゃいました!(笑)

サクラアワードで「ダブルゴールド賞」受賞

 ちなみに、2020年開催の「Japan Women's Wine Awards(通称サクラアワード)」という、ワイン業界で活躍する日本の女性のみが審査をする国際的なワインコンペティションで「ダブルゴールド賞」を受賞していました!

 たしかに、なんだか昔のいろんな恋愛の思い出に浸りたくなるような優美で甘美な味わい……♡(笑)

 そんな濃厚で豊かな果実味をしっかり堪能するためには、約15℃〜18℃の室温で飲んでいただきたいです(ワインセラーをお持ちでない方は、冷蔵庫の野菜室からボトルを出して30分位待つと大体その温度になります)。

 冷やしすぎる(冷蔵庫から出したての温度はだいたい6℃前後)と香りも味わいも広がらず、コクのない粗い味わいになってしまうので要注意。もったいないですよ!

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「アサリと豚肉のアレンテージョ」酒蒸しでうま味がぎゅっ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「親子丼のアタマ」基本を押さえて料理のアレンジ自由自在
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
「新ショウガのマリネ~きんぴら風~」ピリ辛がくせになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「ツナとほうれん草のオムレット」ワインが進む濃厚な一枚
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「ペポーゾ」肉好きの酒好きに最適 イタリアの牛スネ煮込み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「あさりの白ワイン蒸し」余ったスープで締めはパスタに!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
在宅ワークごはんを応援#1 豚バラプルコギ丼で元気チャージ
 在宅ワークが増えているため、自炊する機会も多くなったのではないでしょうか? そこでぐっち夫婦が在宅ワークにぴったりのご...
ぐっち夫婦 2020-06-07 11:42 フード
「ビーフテプス」エチオピアの肉野菜炒めはニンニクが決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
「ニンジンのラペ」プロっぽい仕上がりを叶える2つのコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
「アジのタタキ」知ってた? 青魚とナスは相性抜群のコンビ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...
「冷やしトマト」スパークリングワインのジュレでさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「さかなとお酒 うぉんたな」...
「ポッロ・フリット」イタリア唐揚げは“一夜漬け”で仕込む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「エビとパクチーと海苔のさつま揚げ」アツアツを食べる幸せ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
「サバの干物のエスカベッシュ」仏風の南蛮漬けでさっぱりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「レンズ豆のスープ」旬の新玉ねぎでつくるエチオピア料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
どハマり要注意!? 在宅ごはんでリピートしたくなる逸品3選
 目に見えないウイルスとの闘いで“コロナ疲れ”を引き起こす人が増えているといいます。なかには外食ができないためストレスが...
内埜さくら 2020-05-17 06:00 フード